2008年07月25日

こちらの記事では、PS2版オリジナルキャラクターとして新たに登場するヒロイン“綾小路若菜”にスポットをあてて紹介していきます。
彼女はどんな女の子なんでしょうか?

“綾小路若菜”
CV:田村ゆかり
日傘がよく似合う、深窓のご令嬢。
淑女として必要な教養は完璧で、“雪乃”の上を行くほど。
決して出しゃばったりせず、奥ゆかしく大人しい。そのため撫子会のメンバーよりは地味な人に見えてしまうが、この上なく正しいお嬢様で人気も高い。
ハッキリと主張する撫子会メンバーに対して、憧れを持っていたりする。同学年の“雪乃”とは仲が良く、昼食は一緒にとることが多い。賢いのだが、素直すぎて微妙に天然。
真っ白なワンピースを着て、夏の軽井沢を歩いていそうな感じですね。オジサンな発想ですいません。
「恋する乙女と守護の楯 The shield of AIGIS」新情報発表に合わせ、そんな彼女を演じる田村ゆかりさんにインタビューを行わせていただいております。その様子をどうぞ。
【“綾小路若菜”役:田村ゆかりインタビュー】

―今回「恋する乙女と守護の楯 The shield of AIGIS」に出演することが決まってどうでしたか。
田村さん 最初にゲームのお話を伺った時、自分がどういうキャラクターを演じるかわからなかったんですよ。それでゲームのホームページを見に行ったら、可愛いけど少しクセのあるキャラクターがいっぱいいたんです。
私にはどんなクセのあるキャラクターが来るのかな? と思っていたら、ものすごくストレートなお嬢様で「私がこんな可愛いキャラを演じていいんだ」って嬉しかったです。
―「恋する乙女と守護の楯 The shield of AIGIS」に登場するキャラクターって、みんなお嬢様だけどひと癖あったり、裏があったりですよね。
田村さん 私が演じる“若菜”は純粋培養なお嬢様ですね。
最近の私の役では、結構珍しい女の子です。デビューしてすぐのころはおとなしめのキャラクターとかをやらせてもらうこともあったんですけど、最近ははっちゃけてたり素直じゃないキャラクターが多かったのもあって、楽しく演じさせていただきました。
―オススメのシーンとかはありますか。
田村さん さっきスタッフさんとも話していたんですけど、両想いになった後のシーンで主人公に対してこうしてほしいという要求を言えなくって、人形を使って独り言をいうというシーンがあるんです。それがスタッフさんとしてのオススメシーンだと言われました(笑)。
―人形劇みたいな感じですか。
田村さん はい、ウサギとネコの人形を使って、語尾に「〜ぴょん」って(笑)。
他のキャラクターでそういうシチュエーションだったら、もう少し声色とか変えようかと思うんですが、どの人形を演じても“若菜”は“若菜”です(笑)。そんな“若菜”っぽさが出ていると思います。

―収録時に苦労した点などはありましたか。
田村さん わりとすんなりで、特にこうしてくださいということはなかったです。とにかくまっすぐで、純粋で、ぽやっとしているけれど本当はしっかりしているという、お嬢様の役を演じるのが珍しくて。本当に楽しく演じました。後は……、あまり早口にならないようには気をつけました(笑)。
―印象に残ったセリフは?
田村さん ひとつのセリフというわけじゃないんですが、“若菜”ちゃんは他人の名前を呼ぶ時に〜さまっていうんですよ。私の中では、それが珍しかったので印象に残りました。
―恋愛ストーリーですが、恥ずかしかったシーンとかはありましたか。
田村さん “若菜”ちゃんがストレートな性格なので、悲しい時にはすぐに泣いちゃうんですよ。なので、私自身が恥ずかしいということはあまりなかったです。
ドレスを作る必要があって主人公の“妙子”さんに採寸をお願いするシーンがあるんですが、その時は“若菜”ちゃんが恥ずかしそうでした(笑)。
―それでは、“若菜”シナリオの魅力を一言であらわすとすれば?
田村さん 他のキャラクターのシナリオを知らないので、“若菜”ちゃんだけとは言えないんですが…。
“若菜”ちゃんは初めて会った時から“妙子”さんに好意を持っているんですよ。それが波乱を経てから付き合うことになっていきます。もしかしたら、他のヒロインが素直に表現できていない女の子の気持ちをまっすぐストレートに出しているので、シナリオの中でも珍しいのかな? と思います。
一番こそばゆい感じなのが、“若菜”シナリオなんじゃないかな? ムズムズしちゃうというか、ウキウキしちゃうというか(笑)。
―“若菜”に対する感想とかありますか?
田村さん キャピキャピした可愛らしさとは違う、ものすごく可愛らしい女の子です。私から見ても守ってあげたくなる子で、女の子だったら「あんな風になりたい」と一度はあこがれますね。収録が終わって、もう演じられないと思うとちょっとさみしいです。

―“若菜”の他にもたくさんの女の子が登場しますが、気になっている子っています?
田村さん もう一人“中西りお”ちゃんという新キャラクターがいるんです。元からいる生徒会の皆様はたくさん出てくるので「ふむふむ、こういうキャラかー」ってわかったんですけど、“りお”ちゃんは“若菜”のシナリオだとちょっとしか出てこないんですよ。“りお”ちゃんはちっこくて元気なマスコットっぽい女の子ということですけど、“若菜”ちゃんとの絡みがあまりなかったので気になっています。
―“りお”の声は、矢作紗友里さんですね。
田村さん そうですね“おはぎ”ちゃん、いえ矢作ちゃんです(笑)。
※矢作紗友里さんはアイムエンタープライズ所属で田村さんの後輩。愛称がおはぎ(または“ぉはぎ”)だったりします。矢作さんが演じる“中西りお”についてはこちらの記事を参照。
―「恋する乙女と守護の楯 The shield of AIGIS」の主人公は女装しているんですが、もし身近な女性の方が実は男性だったらどう思います?
田村さん それはビックリするけど……、女装した男性だったらまだ良いような気がします。例えばですけど、好きな男性が本当は女の子だった時の方が困りますよね。
女装した男性の場合は大丈夫かもしれないです。わりとウェルカム的な感じで(笑)。
―それでは、最後にゲームの発売を待っているファンへのメッセージをお願いします。
田村さん 「恋する乙女と守護の楯 The shield of AIGIS」のビジュアルで、女の子と女の子が(女性を抱きしめる姿勢をしつつ)こうっ! なってますが、“若菜”ちゃんのシナリオでも最後にこうっ! なってるのでそれをお楽しみに(笑)。
恋愛ADVをプレイしている方の中には、女の子と女の子のそういう関係を好きな方も割と多いと思うんですけど、そういう関係を疑似体験できるようになっています。
でも、「俺が好きな女の子を落とすぜっ」というのも味わえる、ひと粒で2度美味しい感じになっていますので、ぜひぜひ発売される日を楽しみにしていただけたらいいな!
―ありがとうございました!
◆「恋する乙女と守護の楯 The shield of AIGIS」
メーカー:アルケミスト
プラットフォーム:PS2
ジャンル:恋愛アドベンチャー
発売日:2008年10月30日
価格:通常版 7,140円(税込)/限定版 10,290円(税込)
(C)AXL/Alchemist
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「恋する乙女と守護の楯 The shield of AIGIS」紹介ページ
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