2008年08月29日
織姫よぞらさんのコンセプトミニアルバム「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」が、ついに本日8月29日に発売されました!「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」は、“架空の美少女ゲーム音楽CD”をコンセプトに、「4-EVER」小池雅也氏&オカザキシュン氏が作曲を担当。みさくらなんこつ氏がイラストを提供している、織姫よぞらさんのミニアルバム。
弊社げっちゅブログでは、発売記念企画としてこれまでに「4-EVER」の2人、みさくらなんこつ氏のコメントを掲載してきました。そして今回、連続企画のラストを飾るのは、織姫よぞらさんと小池雅也氏のロングインタビュー! いろいろと詰まった濃ゆ〜いアルバムだけに、インタビューも濃ゆ〜い内容になっておりますよ。
【織姫よぞら&小池雅也インタビュー】

―まずはCD「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」発売おめでとうございます。こちら、架空の美少女ゲームの音楽CDという珍しいコンセプトですが、どのような経緯で制作が決まったんでしょう。
小池氏 大本として、織姫よぞらが美少女ゲームをすごい大好きで、“美しょゲ評論家”&シンガーというキャッチフレーズがあったので、それを題材にしてCDを作ろうというのが始まりです。それで第1弾の…「時をかける少女」……じゃねーや。なんだっけ?(笑)
よぞらさん 違いますよ、「刻をえがく あの空の下で」ですよ! 間違えたこと、書いといてくださいね(笑)。
―了解です(笑)。
小池氏 そうだ、そうだ(笑)。「刻をえがく あの空の下で」を作って、今回第2弾という流れです。だから、基本的にはコンセプトアルバムですね。
―前回の時をかける、じゃなくて(笑)、「刻をえがく あの空の下で」から「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」では路線も変わっていますよね。
よぞらさん 「刻をえがく あの空の下で」では、王道恋愛アドベンチャーというジャンルで提案をさせていただいたんですけど、用意したストーリーはプロローグ的なものだけだったんですよ。
それで今回はストーリーもキャラクターの設定も、ゲームらしくちゃんと作りこんでというお話をさせて頂き、こういう形になったんです。
小池氏 「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」は、もともと“美しょゲ”に戦闘シーンがあるのって面白いなと思っていて、そういう内容で行こうと。戦隊モノとは、若干違うところもあるんですけど(笑)。
よぞらさん 変身ヒロインモノということでいいじゃないですか。
小池氏 まぁ、そうだね。内容的には、戦闘シーンがある“美しょゲ”というのが裏コンセプトですね。
―よぞらさんは美少女ゲームにも造詣が深いということですが、どういった作品がお好きなんですか?
よぞらさん ゲームでは“触手ゲー”が好きです(笑)。
―……なるほど、変身ヒロインと触手は、ある意味切っても切れない関係ですよね。
よぞらさん そうなんですよ、今回も架空の“美しょゲソング”を作るという話になった時に、「触手ゲーがいいです!」って言ったら小池さんから「売れないっ」て言われちゃって(笑)。敵として触手を出したかったんですけど、最終的には敵か味方かわからない“オクトパスウィーパー”という存在としてなんとか生き残りました。
―触手はちゃんと残しておきたいという、こだわりですね。
よぞらさん CDを買うとわかるんですけど、みさくらさんにイラストで(触手を)巻きつけてくださいとお願いしたら、ちゃんと描いていただけて。それが本当に幸せです(笑)。
小池氏 触手萌えのことがよくわからないんだけど、なにがいいの?(冷静に)
よぞらさん まず、触手はファンタジーなんですよ!(力強く)
小池氏 完全に言ってることがわからない(笑)。
よぞらさん 実際にエロを求めるなら3次元でもいいわけじゃないですか。でも、それをあえて2次元に求めるんだったら2次元でしかできないことを見たいんですよ!
だから、現実では表現できない触手というものがすごくいいんです。
小池氏 いや、わからないって(笑)。CDで「タコDA!タコ」って曲があるんだけど、その「みょるみゅるみょるみゅるみゅる」っていう感じがいいの?
よぞらさん それもあります。よくないですか?
小池氏 うーん、そうか。触手で触られるのが気持ちいいってこと?
よぞらさん ……そんなのわからないよ!
(一同笑)
―実際に触手で触られるのは、できませんからね。
よぞらさん 触手に巻かれている女の子を見るのが、いいんですよ。
小池氏 (CDのイラストを指して)恍惚の表情をしてるもんな。
―触手に責められる文化(2次元)は、江戸時代からありますからね。
小池氏 織姫はどっち寄りなの? やられてるヒロイン? それともタコ?
よぞらさん 違います! 第3者として、やられている女の子とやっている触手を見ているプレイヤー、みたいな位置が一番いいんです。
小池氏 触手に責められたいということじゃないんだ。
なんだかエロトークインタビューみたいになってるけど(笑)。
―いやいや、興味深い話です(笑)。
小池氏 いい機会だから訊いてみようと思って(笑)。
よぞらさん 第3者視点がいいんです!
―それでは、今回のアルバムでもヒロインが自分、というわけではないんですね。
よぞらさん 違いますねー。ネタバレになっちゃうんですが、CDを開けると私が○○というのがわかると(笑)。今回は色々と遊ばせてもらってます。
―曲の方でも、色々と詰まってますよね。
小池氏 「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」は基本的にキャラクターソングなんですけど、わりと振り幅が大きくてトータルとしての曲調というより、色々な曲が入ってます。“美しょゲ”の音楽CDって、いろんな楽曲が入っているじゃないですか。
実際の“美しょゲ”は、まずシーンがあってそれにあわせて楽曲を聴くことになる。このCDでは、逆に楽曲を聴いてどんなシーンにこの曲が流れるのか想像してもらおうかと考えています。今どきはすぐに情報が手に入りますが、「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」では妄想を与えるというか、「曲を聴いて妄想してくれ」という意図ですね。
―なるほど。では、各曲について順番にお聞きしたいと思います。まず、1曲目「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」(OPテーマ)から。
■「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」(OPテーマ)
よぞらさん タイトルから見ると“可愛い感じ”なんですが、私の中でのイメージは「セーラームーン」だったんですね。なので、口ずさめる楽曲ということで、この曲はオカザキシュンさんにお願いしました。さらにサビの部分が掛け合いになっているので、口ずさめる部分もあり、ライブでは掛け合いも楽しめるという、たのしい楽曲になっています。
歌詞としては、「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」ということで可愛くお菓子の単語とかを色々入れたかったんですが、曲がすごくカッコイイものになったので(笑)。どうしようか悩みつつ、間接的な表現にしています。例えば、「15時から始まる未来」とか。
―直接的な表現でお菓子の名前を入れる、という歌詞にはなっていませんよね。
よぞらさん 回りくどいかなと思いつつ(笑)。でも、カッコよさと可愛さの両方を表現できたのではないかと思います。曲は、前奏がすごいカッコイイですよね。前奏はどちらが担当されたんですか?
小池氏 この曲はほとんどオカザキだよ。俺は、ギターとベースとドラムと……。ガッツリ系の方で、繊細な所は全部オカザキ。
―静かな曲の入りから、力強いギターが入ってきてという前奏でカッコイイですよね。
小池氏 そうですね、あまりジャケットイラストのイメージからは想像つかないOPテーマですね。もっとキラキラした感じで来るかと思いきや……。今回は、騙すというかビジュアルは可愛いけど、音は違う方向ということも狙いでした。それが理解されるかは、不安ではあるんですけどね(笑)。まぁ、自分たちのやりたいものを作ったので良いかなと(笑)。
よぞらさん 確かに、確かに(笑)。
■「WAFFLE BOMBER!!」(“雪野アイス”キャラソン)

―2曲目「WAFFLE BOMBER!!」は、キャラクターソングということですが。
よぞらさん “アイス”ちゃんのキャラクターソングなんですけど、まず大前提としてキャラソンってキャラクターありきのものじゃないですか。「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」は架空のゲームなので、当然ないので(笑)。
―用意している設定くらいですよね。
よぞらさん そうなんです。設定の中で、どこまで膨らませていけるかがカギでした。実際のゲームがないので、まずキャラの性格とかキーワードをたくさん集めたんです。私の中にはゲームキャラクターとしての“アイス”ちゃんがあるんですが、それをいかに1曲の中で表現するかが結構難しかったですね。エンディングまでの物語を全部歌詞として書ければいいんですけど、それはできないので、キーワードを抜き出していって。可愛いところもありつつ、元気な性格もありつつ、エンディングはこうなんじゃないかと想像できる部分も盛り込んでいって、そうしたらいっぱいいっぱいになっちゃいました(笑)。
―歌詞が結構特殊で、発声しないフレーズもあったりしますね。
よぞらさん はい、歌詞じゃない歌詞です(笑)。この妄想美少女ゲームCDシリーズにかぎらず、もともと私は見ても楽しめる歌詞が好きなんです。というのも、最近は時代的にダウンロード販売が流行ったり、CDを買わなくても曲を聴ける時代じゃないですか。それがちょっとさみしいので、せっかくCDを買ったなら目で見ても楽しめるようにしたいなと。作詞をする上で、伏せ字だったり読まない単語だったり、歌詞にこう書いてあるけど、そのまま歌ってないというか、楽しんで遊べる部分を入れたいといつも思っているんです。
「WAFFLE BOMBER!!」は、それを全部入れ込んだ感じです(笑)。フォントサイズって、なんやねんとか(笑)。デザイナーさんには、「間違ってますよ」とか言われたという裏話もあったりするんですけど(笑)。
※歌詞の中に<font size="mousou" color="happy pink">といった、歌わないフレーズが入っています。
―これは歌詞カードを見ながら聴きたい曲ですよね。
よぞらさん はい、ぜひ見て聴いていただければうれしいなと思っています。メロディは小池先生です。
小池氏 この曲は、ストレートに自分のやりたいことを全部ぶつけただけですね。僕の曲って、キュンキュンしたノリのいい曲というイメージがあると思うんですけど、もうちょっとキュンキュンした所を減らしていこうとか考えて作った曲です。今回のアルバムは裏切るというテーマもあったりするので。でも、ライブとかでも盛り上がってもらえる曲に仕上がっていると思いますよ。そういう部分を残しつつ、新たな面を出していければと考えています。
―今後の方向性的にも、キュンキュンは減らしていく感じですかね。
小池氏 そうですね、「WAFFLE BOMBER!!」はキーボードの他は全部ギターなので、そういうギターサウンドを自分の中で見つめ直したいなというのはあります。
―なるほど。
よぞらさん なるほど(笑)。
■「砂糖菓子の恋」(“小倉あんこ”キャラソン)

よぞらさん 次の曲は、もう一人のキャラクター“あんこ”ちゃんのキャラソン「砂糖菓子の恋」です。小池さん命名の“小倉あんこ”ちゃん。
小池氏 そうらしいんだけど、覚えてないんだよね(笑)。
よぞらさん 忘れてるって、ひどいですよね(笑)。この曲に関しては、歌詞が先だったんです。この子に関しては、自分の中ですごくイメージが出来ていて、「日本の女性とはこうである、べきである」というものがあったんです。というのは、例えば「男の人と歩くときは3歩下がって歩きましょう」だったり、「女は家にいて家事をするものである」とか、「告白は殿方がするものである」といった考え方を背負っている女の子。和菓子屋さんの娘ということで、そういう設定ができていたんです。
こういう設定を表現する時、そんな女の子がもし現代の日本に生まれてしまったら絶対にジレンマがあると思うんです。周りの女の子は好きに告白して、手とかつなぎ放題なのに、自分はできない。
―友達とかからも、浮いちゃいますよね。
よぞらさん そうなんです、浮いちゃって「どうしよう、どうしよう」というジレンマを歌った歌なんです。実は、私はそういう展開は全然考えていないんですけど、「“あんこ”ちゃんってエンディングでヤンデレになるんじゃない?」とか言われてるんです(笑)。サビの繰り返しとかは、そういったジレンマを表すために繰り返しにしたつもりだったんですけど、「呪いのようです」という意見をいただいちゃって(笑)。そういうわけではないですよ。それも逆に面白いのかな、とは思うんですけど(笑)。
控え目だけど、実際はそうじゃないんだよという女心というか。ゲームの中には、そういう女の子が居てもいいんじゃないかと(笑)。もう現実にはいないじゃないですか、奥ゆかしい女の子が(笑)。
―そういった女の子がいるのも、2次元の良さですよね。
よぞらさん はい、そこだけでも伝わるように聴いて頂ければうれしいです。
曲的には、オカザキさん全開な感じですよね。
小池氏 そうなんだけど、最初に聴いた時はこのアルバムに入れる曲としては「う〜ん」と思ったんですけど、すでにあるイメージのキュンキュンしたモノから、次世代の萌えソングとしてこういう曲もありかなと。だいたい、みんなが求めているものって一緒だとは思うんですけど、実験的な部分としてこういう曲調もアリかなと。
―萌えソングのイメージは、統一されてきてはいますね。
小池氏 そうなんですよね。なので、こういう実験もして次の世代にというか、自分たちも成長して行かないといけないので。もともと、歌としても難しいんですよねこの曲。僕は立ち会えなかったんですが、レコーディングの時もかなり大変だったという話を聞いています。リズムの取り方が、今までの“美しょゲ”とかアニメにはあまりない曲なんです。
よぞらさん 「砂糖菓子の恋」みたいな静かな曲って、感情をこめて、臨場感を出したいんです。その分、自分のキャパを超えると声でなくなっちゃうんですね。そういった事を計算しつつ、やれる範囲を考えながら歌ったので、大変でした。
小池氏 たぶんこれを歌いこなすことで、織姫の成長度合いもわかると思うんです。ある意味実験でしたけど、成功したなという感じです。
よぞらさん がんばってライブでも歌えるようにならないと!
小池氏 そうだね、こういった曲の盛り上がりを伝えられるようになることが、ボーカリストとしての成長だね。勢いだけでは、ごまかしの効かない曲ですから。
よぞらさん がんばりま〜す♪(笑)。
―ライブとかでも、こういう曲が1曲でもあると引き締まりますよね。
小池氏 そうですね、こういうごまかしの効かない曲もこれからはどんどんやっていかないと。織姫ははじめのころと比べて、ものすごい成長したと思いますよ。表現力という部分でも。今までやってきて良かったなという気持ちがありますね。
よぞらさん (真剣に)がんばります。
■「タコDA! タコ」(“オクトパスイーパー”キャラソン)
―真面目な話の後にアレな曲ですが、「タコDA! タコ」(“オクトパスイーパー”のキャラソン)ですね。
小池氏 「タコ」は、こういう電波っぽい曲は1曲入れようという話が最初からあったんです。ですが、織姫はあまりキュンキュンした声ではないので、どうしたもんかなと思いつつやってみて。最初はこの電波な歌詞、メロディで真面目に歌ったんですよ、普通に。それは無い(笑)。まだ、真面目なんですよね。
他の曲でも、まず歌わせてみて自身でどういう風に表現をしているかを見るんです。他の曲は間違ってはいなかったんですが、この曲を真面目に歌ってしまうのは「それは無いだろう、お前」と(笑)。もっとバカにやってくれと。
よぞらさん 違うんですよー。イメージ的に、私の中では「触手ソング」なんですけど、触手を絶対に出したい、1曲は入れましょうと言っていたのが、この「タコDA! タコ」なんです。歌詞に関しても、30分ぐらいで決まったんです。自分の入れたい「触手生命」をふんだんに入れて(笑)。それで、歌う前のメロディもちゃんと“合ってる”メロディだったんです。それを頭に入れて「これでちゃんと歌おう」と。そうしたら、「もっとバカになれ〜、バカになれ〜」と言われてしまい(笑)。そこから、それを壊して行って。
小池氏 壊してくれないと、曲として成立しない。これで、真面目に歌われた日には(笑)。歌詞も途中でちょっと変えたりしていったり。
よぞらさん 初めは、もうちょっと真面目な歌詞だったんです(笑)。
小池氏 「色タコ」なんて表現、ありえないもんね。
よぞらさん 最初は違う言葉だったんですけど、「色タコにしなよ、バカだから」って(笑)。
小池氏 バカだからというより、頭の悪い子という感じですね。バカと頭の悪い子はちょっと違うので。ちょっと足りない感じに(笑)。
よぞらさん 足りない歌ですよね、ホントに(笑)。
―歌い方は、オカザキさんのコメントでは“戸川純”ということでしたけど。
小池氏 でも、“戸川純”というのはイメージせずに作ったんですけどね。いつもの電波ソングの作り方をしたんですけど、これは織姫が歌っているからということで、こういう曲になりました。声の質で、もっと違う曲にもなったと思いますけどね。
―他の電波ソングだと、わりと高い声の方が歌っていることが多いですからね。
小池氏 うん、手法的には一緒ですが織姫が歌って、頭を悪くした時点で違う世界観が生まれて、逆に面白い曲になりました。だから、本当に“戸川純”を意識したわけではないんです。あまり“戸川純”をよく知らないですし(笑)。トイレを拭いてたイメージはあるけど(笑)。
よぞらさん 電波だけど、あまりこういう電波は無いですよね。ある意味、リアル電波だなとは思いつつ(笑)。
小池氏 破壊力はあるよ。
よぞらさん 破壊力、高いですね(笑)。曲順が「砂糖菓子の恋」の次なので、グンッと変わります。
小池氏 振り幅がすごい。
よぞらさん ごめんなさい、という感じです(笑)。
■「A battle with the cavity」(戦闘シーンBGM)
―次の「A battle with the cavity」(戦闘シーンBGM)は、歌なしのインストゥルメンタルですね。
小池氏 毎回、織姫がインストを入れたいというので「まぁ、しょうがねーか」と(笑)。大体インストは制作の中で一番最後になるので、どうしようかなと悩みつつ。よくアニメやゲームではあると思うんですけど、オープニングテーマのBGM版という曲です。
戦闘シーンの曲ということで、ギターのフレーズを入れて、織姫が歌っているメロディとは違う感じに仕上げています。ギターが歌っているところは、「織姫よりうまく歌っているぜ」的な気持ちがありますね(笑)。
よぞらさん 負けない!(笑) でも、曲は本当にカッコイイですよね。
毎回BGMを入れたいというのはこだわりなんです。やっぱり、ゲームってBGMありきじゃないですか。音声が入らない時代のゲームでも、BGMはあったわけです。そう考えると、このシリーズにはゲームそのものがない分、BGMは必ず入れたいな考えているんです。
前作「刻をえがく あの空の下で」の時は、トゥルーエンドBGMという形で、王道中の王道で曲を作りました。例えば、昔はゲームを最後までクリアした時にタイトルシーンの絵が変わってBGMも変わっているというのが、あったじゃないですか。それがすごい好きだったんです。
小池氏 昔って、いつ頃だよ。
よぞらさん ○年くらい前かな。
小池氏 それ、未成年くらいのころじゃないのか?
よぞらさん フンフンフンフーン(笑)。
そういうものにすごい憧れていて、入れたんです。でも今回は、戦闘シーンがあるゲームというコンセプトがあったので、じゃあ戦闘シーンBGMを入れようと決めたんです。
小池氏 やっぱり、俺のギターは織姫よりうまく歌っていると思うよ(笑)。
よぞらさん がんばりまーす♪(笑)。
―「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」の戦闘シーンって、どういうイメージなんでしょう。
よぞらさん ぶっちゃけて言うと、コレです(CD歌詞カード内のイラストを指して)。
やっぱり変身ヒロインモノなので戦闘はあるんですが、アニメみたいに必ず勝たなくてもいいんです。例えば、「超昂閃忍ハルカ」みたいに、敗北シーンのためにわざと負けたり、どっちかというとユーザー的には敗北を求めているわけです。でも、戦闘は真面目、曲も真面目なんです。BGMは真面目なのに、カードバトルで負けています、みたいな(笑)。その状態を表現できたら一番いいかなと思っていて、敗北後にはお色気もあり〜の。実際にゲームは無いんですけどね(笑)。
でも、本当にやるならカードバトルは苦手なのでもっと違うシステムがいいですけど。
―コマンドを選んで戦う、RPGみたいな感じですかね。
よぞらさん 「彗聖天使プリマヴェールZwei」みたいな感じのが面白いかな、とか思っています。
―なるほど。
小池氏 うーん、全然分かんない。
(一同笑)
よぞらさん 私の中では、戦闘シーンのあるゲームって「夜が来る!」のイメージがすごく強いんです。なんですけど、「夜が来る!」はダンジョンRPGというか、歩数によって時間が経過していくので、もっと王道なRPGのシステムのほうがあっているかな。
イメージだけで、ゲームは無いですけど(笑)。作るんだったら、で。
―ボス戦もあり、負けたらそういうシーンですね。
よぞらさん もちろん! 触手にゅるにゅるで(笑)。
小池氏 織姫の話を聞いていると、本当に「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」のゲームがあるみたいだよね。
(一同笑)
よぞらさん いかにも、あるように喋る(笑)。でも、そこまで突き詰めていないと歌詞を書けないんですよ。喋ってる分には面白いんですけど、ユーザーさんに誤解されてしまうことも。「いつ出るんですか?」って訊かれたり(笑)。
―本当に発売されるといいですよね。
よぞらさん 出したいんですけどねー。ぜひメーカーさんにご挨拶に(笑)。
小池氏 自分で作っちゃえば? 織姫コンツェルンを総動員して(笑)。
―そんなものがあるんですか?(笑)
よぞらさん 無いです、無いです!
小池氏 家が13部屋もあるそうですよ。しかも犬のための部屋が、1部屋あるらしいです(笑)。
よぞらさん 無いって! フーッ(威嚇するように)、色んなところで広めて!
はいっ、(話を唐突に変えて)6曲目なんですが!
■「memory...s」(エンディングテーマ)
よぞらさん 「memory...s」はエンディングテーマです。前作では、エンディングにこだわっていたんですね。何でかって言うと、王道ADVなのでグッドエンド、バッドエンドがありつつ、最後にいいことがあってトゥルーエンドという形を取らせてもらったんです。
今回の「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」では、エンディングを何通りか考えたんです。まず、2人が勝つエンディング、敗北のエンディング、と色々考えていたんですけど、その中でどれの曲にしようかと思った時、「これは無いな」というエンディングにしようと。それで敵の“ムシバキン”のエンディングにしようかとも思ったんですが、それも逆に普通なので、「こんな明るいゲームでこのエンディングだけは見たくない」というものを持ってきました。
そのエンディングがストレートに表に出るようにはしていないんですけど。
―曲自体は、ちょっとせつないというか。
よぞらさん そういうイメージですね、せつない感じ。2人のヒロインはもともと仲が良くなかったんですが、最後に片方が……ってなっちゃった時に、「もっと仲良くしておけばよかった」という、最悪の鬱エンドです(笑)。
これは歌詞のままですね。これを本当にゲームでやったら、鬱ゲーといわれるだろうなと。変身ヒロインモノで鬱ゲーって、なかなかないじゃないですか。
―では、歌詞の中にある「キミ」というのは、もう1人のヒロインを思っているんですかね。
よぞらさん はい、“アイス”ちゃんと“あんこ”ちゃんのことを歌っているんです。悲しい歌です。エンディングテーマを歌うときは、自分の中でそのエンディングを作りこんで、完全に入り込んじゃうんで、「memory...s」は泣いたんですよ。自分で感動しちゃって。この曲は、みんなにどんなエンディングか想像してほしいですね。
日常生活で自分にあてはめて、「ちゃんと1日1日すごさないと、後で後悔するよ」というか。それだけじゃなく、いろんな意味でいろんな角度から聴いて頂けたら嬉しいです。
―詰まってますね。
よぞらさん すごい詰めました!
―こちらの作曲は?
小池氏 これはオカザキが作ってます。
実は、僕はこの曲がアルバムの中で1番好きなんです。織姫の思いは抜きにしても、この曲だけで世界観が出来上がっていて、聴く人に伝わるかなと思います。そこまで織姫の思いがあるとは、知らなかった(笑)。普通に良い曲です。
よぞらさん ぜひ聴いてほしいです。
小池氏 うん、これはおすすめ。
よぞらさん 前の歌の曲は、「タコ」ですけどね(笑)。
小池氏 (笑)
そういう意味でも、振り幅の大きい色々な曲が入ったアルバムになりました。
■みさくらなんこつ氏のイラスト
―イラストを担当しているのは、前回に引き続きみさくらなんこつさんということですが。
よぞらさん 実は私がみさくら先生の絵が大好きなんです。同人のころからすごくファンで、「もし自分がゲームを作ることになりました。イラストは誰に頼みますか?」っていったら、ダントツでみさくら先生だったんですよ。なので、「刻をえがく あの空の下で」の時に「あれが好きです、これが好きです」って、その熱意を本当にウザいぐらいに伝えて(笑)。それで今回もお願いすることになりました。
CD制作のはじめから、「こんなゲームにしよう、あんなゲームにしよう」って話し合いを私と小池さんとみさくら先生でしたんですけど、「これが萌えるんじゃないか、あれが萌えるんじゃないか」ってウヒョヒョ、ウヒョヒョと言いつつ相談しました。
小池氏 僕は名前を考えたくらいだけどね(笑)。
よぞらさん キャラクターの設定を考える時も、2人居て陰と陽にしようということで“和菓子”と“洋菓子”をテーマに、“和菓子”はおとなしめ、“洋菓子”は明るい子という感じで決めていきました。衣装もお菓子っぽくして、武器もパラソルチョコとお団子のデザインにして…。
―パラソルチョコは、ドリルみたいに見えますね(笑)。
よぞらさん そうなんです(笑)。いろいろ可愛くして、戦闘シーンも白い生クリーム飛んじゃってもいいんじゃない? みたいな話をしつつ(笑)。小池さん、ちゃんと覚えてます?
小池氏 大丈夫、大丈夫。ちゃんと覚えてるよ。でも、“小倉あんこ”の名前は、本当に俺だっけ?
よぞらさん “オクトパスイーパー”もそうですよ!
小池氏 そうだっけ(笑)。
よぞらさん 私の方からは、いろんなゲームソフトを参考に出していきました。「塗りはこの作品みたいに」という感じに(笑)。
小池氏 今回はデザインも含めて、みさくらさんに意見を伺いましたね。ジャケットも歌詞カードもこだわって作っているので、手にとって頂ければこれ幸いです。
よぞらさん ジャケット可愛いですよね。私だったら絶対買いますよ、みさくらファンなので(笑)。
―歌詞カードのデザインは、色々ちりばめられて可愛い感じですね。
よぞらさん 歌詞カードは私がラフを切らせていただきました。お菓子とかがちっちゃくちりばめられていて、女の子が好きそうな感じです。ポップな感じで、ピンク基調で可愛く仕上がったんじゃないかと思います。でも、聴く人は男の人が多いので、大丈夫かなと心配ではあるんですけど(笑)。
小池氏 まぁ、織姫が作りたいように作れよ、というのが1番にあったので、後悔がないのであればいいと思いますね。
―後悔のないものが出来上がりましたか?
よぞらさん はい、出来上がりましたねー。何か作るとき、なかなか100%の物って出来ないじゃないですか。今回は、本当に思った通りのものが出来たので、逆に大丈夫かな〜って心配ではあるんですけど(笑)。
でも、本当にやりたいことをやらせてもらったので、私の中では幸せいっぱいな気分です。あとは、みんなにどれだけ気に入っていただけるか……。
小池氏 今回はとにかく完成度が高いものを作れたと思います。トータルで自信を持ってお勧めできる仕上がりになっています。
■今後の活動予定
―今後の活動もなにかありましたら、お願いします。ライブなども予定されているんですか?
よぞらさん 実は私の中で考えていることがあるんです。この夏は「うたうよぞら」というアルバムも出しておりまして、曲が一気に増えたので曲と向かい合いたいな、と。
例えば年に1枚のペースでのCDリリースなら、ファンも私自身も100%をそれに注ぎ込めるんですが、3枚だったら聴く時間とかも3等分になっちゃうじゃないですか。それはちょっともったいないなと思っていて、やっぱり1曲1曲と向かい合ってお話をしたい。それを究極に高めるのが、ライブだとおもっているんですよ。なので、これから冬に向けてライブを一杯やっていきたいという気持ちがあったり、あったりします。
そうやってライブが増えれば、ファンの方にも聴いてもらえる機会が増えるので、その中でイメージを固めていっていただければ。曲のイメージって、聴くたびに変わって行っていいと思うので、その絶好の機会がライブなんだと。
その始めとして、9月6日にはCD発売記念イベントがあります! 名古屋で(笑)。小池さんも出られるので、ぜひぜひ見に来ていただければうれしいな!
―小池さんは、なにかありますか?
小池氏 織姫よぞらと一緒にwebラジオ番組「小池雅也の萌え」をやっているので、ぜひ聴いて頂ければ。このアルバムを聞いた感想でも送っていただければ……すごい確実に番組で読みます(笑)。
よぞらさん ほぼ100%読みますね(笑)。
あと、美少女ゲームの主題歌を歌っているものが色々あります!
ルネさんから9月26日に発売予定の「音速飛翔ソニックメルセデス」の主題歌と、でふ★こんさんの新作「狩霊士」の挿入歌を担当させていただいております。こちらも聴いていただければうれしいな!
小池氏 今年はとにかくライブで全国を周ったりすると思うので、公式サイトをチェックして、イベントにも足を運んでもらえたらな、と思っております。
昔の知り合ったころはかなりダメ出しをしたんですけど、最近は良い感じでアーティストっぽくなってきているので、ぜひイベントに来て生で聴いてもらいたいですね。自信を持ってお勧めできるアーティストに育ちつつあるので。
よぞらさん がんばりまっす! なんだか、すごいプレッシャーをかけられた(笑)。
―それでは、最後にファンへのメッセージをお願いします。
よぞらさん 本日8月29日に発売となっております「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」、振り幅の大きい楽曲たちですが、ぜひぜひたくさん聴いて頂けたら嬉しいなと思っております。よろしくお願いします!
小池氏 織姫の成長度合いも含め、色々なコンセプトも含め、楽しめるアルバムになっているので、是非とも聴いて頂ければと思います。
―ありがとうございましたっ!
「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」公式サイトでは、4曲目までのショートバージョンを試聴可能です。まだ購入を迷っている方は、試聴して織姫よぞらさんの“妄想美しょゲワールド”にどっぷりハマってください。そして気になるエンディング曲は、CDを購入してからのお楽しみなのですよ!
◆「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」発売記念イベント
日時:2008年9月6日(土) 開場16:30 開演17:00
会場:名古屋「ソフマップナディアパーク店」
内容:トーク&ミニライブ
◆「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」
ブランド:Myuds Records
発売日:2008年8月29日(コミックマーケット74にて先行販売)
価格:1,800円(税込)
スタッフ(敬称略)
作詞・歌:織姫よぞら
作曲:小池雅也/オカザキシュン
編曲:4-EVER
イラスト:みさくらなんこつ
収録曲
01.「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」
02.「WAFFLE BOMBER!!」
03.「砂糖菓子の恋」
04.「タコDA!タコ」
05.「A battle with the cavity」
06.「memory...s」
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織姫よぞらの「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」3週連続企画第2回! イラスト担当のみさくらなんこつ氏からコメントを頂戴
■関連サイト
「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」公式サイト
おりひめよぞらどっとこむ

―まずはCD「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」発売おめでとうございます。こちら、架空の美少女ゲームの音楽CDという珍しいコンセプトですが、どのような経緯で制作が決まったんでしょう。
小池氏 大本として、織姫よぞらが美少女ゲームをすごい大好きで、“美しょゲ評論家”&シンガーというキャッチフレーズがあったので、それを題材にしてCDを作ろうというのが始まりです。それで第1弾の…「時をかける少女」……じゃねーや。なんだっけ?(笑)
よぞらさん 違いますよ、「刻をえがく あの空の下で」ですよ! 間違えたこと、書いといてくださいね(笑)。
―了解です(笑)。
小池氏 そうだ、そうだ(笑)。「刻をえがく あの空の下で」を作って、今回第2弾という流れです。だから、基本的にはコンセプトアルバムですね。
―前回の時をかける、じゃなくて(笑)、「刻をえがく あの空の下で」から「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」では路線も変わっていますよね。
よぞらさん 「刻をえがく あの空の下で」では、王道恋愛アドベンチャーというジャンルで提案をさせていただいたんですけど、用意したストーリーはプロローグ的なものだけだったんですよ。
それで今回はストーリーもキャラクターの設定も、ゲームらしくちゃんと作りこんでというお話をさせて頂き、こういう形になったんです。
小池氏 「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」は、もともと“美しょゲ”に戦闘シーンがあるのって面白いなと思っていて、そういう内容で行こうと。戦隊モノとは、若干違うところもあるんですけど(笑)。
よぞらさん 変身ヒロインモノということでいいじゃないですか。
小池氏 まぁ、そうだね。内容的には、戦闘シーンがある“美しょゲ”というのが裏コンセプトですね。
―よぞらさんは美少女ゲームにも造詣が深いということですが、どういった作品がお好きなんですか?
よぞらさん ゲームでは“触手ゲー”が好きです(笑)。
―……なるほど、変身ヒロインと触手は、ある意味切っても切れない関係ですよね。
よぞらさん そうなんですよ、今回も架空の“美しょゲソング”を作るという話になった時に、「触手ゲーがいいです!」って言ったら小池さんから「売れないっ」て言われちゃって(笑)。敵として触手を出したかったんですけど、最終的には敵か味方かわからない“オクトパスウィーパー”という存在としてなんとか生き残りました。
―触手はちゃんと残しておきたいという、こだわりですね。
よぞらさん CDを買うとわかるんですけど、みさくらさんにイラストで(触手を)巻きつけてくださいとお願いしたら、ちゃんと描いていただけて。それが本当に幸せです(笑)。
小池氏 触手萌えのことがよくわからないんだけど、なにがいいの?(冷静に)
よぞらさん まず、触手はファンタジーなんですよ!(力強く)
小池氏 完全に言ってることがわからない(笑)。
よぞらさん 実際にエロを求めるなら3次元でもいいわけじゃないですか。でも、それをあえて2次元に求めるんだったら2次元でしかできないことを見たいんですよ!
だから、現実では表現できない触手というものがすごくいいんです。
小池氏 いや、わからないって(笑)。CDで「タコDA!タコ」って曲があるんだけど、その「みょるみゅるみょるみゅるみゅる」っていう感じがいいの?
よぞらさん それもあります。よくないですか?
小池氏 うーん、そうか。触手で触られるのが気持ちいいってこと?
よぞらさん ……そんなのわからないよ!
(一同笑)
―実際に触手で触られるのは、できませんからね。
よぞらさん 触手に巻かれている女の子を見るのが、いいんですよ。
小池氏 (CDのイラストを指して)恍惚の表情をしてるもんな。
―触手に責められる文化(2次元)は、江戸時代からありますからね。
小池氏 織姫はどっち寄りなの? やられてるヒロイン? それともタコ?
よぞらさん 違います! 第3者として、やられている女の子とやっている触手を見ているプレイヤー、みたいな位置が一番いいんです。
小池氏 触手に責められたいということじゃないんだ。
なんだかエロトークインタビューみたいになってるけど(笑)。
―いやいや、興味深い話です(笑)。
小池氏 いい機会だから訊いてみようと思って(笑)。
よぞらさん 第3者視点がいいんです!
―それでは、今回のアルバムでもヒロインが自分、というわけではないんですね。
よぞらさん 違いますねー。ネタバレになっちゃうんですが、CDを開けると私が○○というのがわかると(笑)。今回は色々と遊ばせてもらってます。
―曲の方でも、色々と詰まってますよね。
小池氏 「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」は基本的にキャラクターソングなんですけど、わりと振り幅が大きくてトータルとしての曲調というより、色々な曲が入ってます。“美しょゲ”の音楽CDって、いろんな楽曲が入っているじゃないですか。
実際の“美しょゲ”は、まずシーンがあってそれにあわせて楽曲を聴くことになる。このCDでは、逆に楽曲を聴いてどんなシーンにこの曲が流れるのか想像してもらおうかと考えています。今どきはすぐに情報が手に入りますが、「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」では妄想を与えるというか、「曲を聴いて妄想してくれ」という意図ですね。
―なるほど。では、各曲について順番にお聞きしたいと思います。まず、1曲目「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」(OPテーマ)から。
■「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」(OPテーマ)
よぞらさん タイトルから見ると“可愛い感じ”なんですが、私の中でのイメージは「セーラームーン」だったんですね。なので、口ずさめる楽曲ということで、この曲はオカザキシュンさんにお願いしました。さらにサビの部分が掛け合いになっているので、口ずさめる部分もあり、ライブでは掛け合いも楽しめるという、たのしい楽曲になっています。
歌詞としては、「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」ということで可愛くお菓子の単語とかを色々入れたかったんですが、曲がすごくカッコイイものになったので(笑)。どうしようか悩みつつ、間接的な表現にしています。例えば、「15時から始まる未来」とか。
―直接的な表現でお菓子の名前を入れる、という歌詞にはなっていませんよね。
よぞらさん 回りくどいかなと思いつつ(笑)。でも、カッコよさと可愛さの両方を表現できたのではないかと思います。曲は、前奏がすごいカッコイイですよね。前奏はどちらが担当されたんですか?
小池氏 この曲はほとんどオカザキだよ。俺は、ギターとベースとドラムと……。ガッツリ系の方で、繊細な所は全部オカザキ。
―静かな曲の入りから、力強いギターが入ってきてという前奏でカッコイイですよね。
小池氏 そうですね、あまりジャケットイラストのイメージからは想像つかないOPテーマですね。もっとキラキラした感じで来るかと思いきや……。今回は、騙すというかビジュアルは可愛いけど、音は違う方向ということも狙いでした。それが理解されるかは、不安ではあるんですけどね(笑)。まぁ、自分たちのやりたいものを作ったので良いかなと(笑)。
よぞらさん 確かに、確かに(笑)。
■「WAFFLE BOMBER!!」(“雪野アイス”キャラソン)

―2曲目「WAFFLE BOMBER!!」は、キャラクターソングということですが。
よぞらさん “アイス”ちゃんのキャラクターソングなんですけど、まず大前提としてキャラソンってキャラクターありきのものじゃないですか。「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」は架空のゲームなので、当然ないので(笑)。
―用意している設定くらいですよね。
よぞらさん そうなんです。設定の中で、どこまで膨らませていけるかがカギでした。実際のゲームがないので、まずキャラの性格とかキーワードをたくさん集めたんです。私の中にはゲームキャラクターとしての“アイス”ちゃんがあるんですが、それをいかに1曲の中で表現するかが結構難しかったですね。エンディングまでの物語を全部歌詞として書ければいいんですけど、それはできないので、キーワードを抜き出していって。可愛いところもありつつ、元気な性格もありつつ、エンディングはこうなんじゃないかと想像できる部分も盛り込んでいって、そうしたらいっぱいいっぱいになっちゃいました(笑)。
―歌詞が結構特殊で、発声しないフレーズもあったりしますね。
よぞらさん はい、歌詞じゃない歌詞です(笑)。この妄想美少女ゲームCDシリーズにかぎらず、もともと私は見ても楽しめる歌詞が好きなんです。というのも、最近は時代的にダウンロード販売が流行ったり、CDを買わなくても曲を聴ける時代じゃないですか。それがちょっとさみしいので、せっかくCDを買ったなら目で見ても楽しめるようにしたいなと。作詞をする上で、伏せ字だったり読まない単語だったり、歌詞にこう書いてあるけど、そのまま歌ってないというか、楽しんで遊べる部分を入れたいといつも思っているんです。
「WAFFLE BOMBER!!」は、それを全部入れ込んだ感じです(笑)。フォントサイズって、なんやねんとか(笑)。デザイナーさんには、「間違ってますよ」とか言われたという裏話もあったりするんですけど(笑)。
※歌詞の中に<font size="mousou" color="happy pink">といった、歌わないフレーズが入っています。
―これは歌詞カードを見ながら聴きたい曲ですよね。
よぞらさん はい、ぜひ見て聴いていただければうれしいなと思っています。メロディは小池先生です。
小池氏 この曲は、ストレートに自分のやりたいことを全部ぶつけただけですね。僕の曲って、キュンキュンしたノリのいい曲というイメージがあると思うんですけど、もうちょっとキュンキュンした所を減らしていこうとか考えて作った曲です。今回のアルバムは裏切るというテーマもあったりするので。でも、ライブとかでも盛り上がってもらえる曲に仕上がっていると思いますよ。そういう部分を残しつつ、新たな面を出していければと考えています。
―今後の方向性的にも、キュンキュンは減らしていく感じですかね。
小池氏 そうですね、「WAFFLE BOMBER!!」はキーボードの他は全部ギターなので、そういうギターサウンドを自分の中で見つめ直したいなというのはあります。
―なるほど。
よぞらさん なるほど(笑)。
■「砂糖菓子の恋」(“小倉あんこ”キャラソン)

よぞらさん 次の曲は、もう一人のキャラクター“あんこ”ちゃんのキャラソン「砂糖菓子の恋」です。小池さん命名の“小倉あんこ”ちゃん。
小池氏 そうらしいんだけど、覚えてないんだよね(笑)。
よぞらさん 忘れてるって、ひどいですよね(笑)。この曲に関しては、歌詞が先だったんです。この子に関しては、自分の中ですごくイメージが出来ていて、「日本の女性とはこうである、べきである」というものがあったんです。というのは、例えば「男の人と歩くときは3歩下がって歩きましょう」だったり、「女は家にいて家事をするものである」とか、「告白は殿方がするものである」といった考え方を背負っている女の子。和菓子屋さんの娘ということで、そういう設定ができていたんです。
こういう設定を表現する時、そんな女の子がもし現代の日本に生まれてしまったら絶対にジレンマがあると思うんです。周りの女の子は好きに告白して、手とかつなぎ放題なのに、自分はできない。
―友達とかからも、浮いちゃいますよね。
よぞらさん そうなんです、浮いちゃって「どうしよう、どうしよう」というジレンマを歌った歌なんです。実は、私はそういう展開は全然考えていないんですけど、「“あんこ”ちゃんってエンディングでヤンデレになるんじゃない?」とか言われてるんです(笑)。サビの繰り返しとかは、そういったジレンマを表すために繰り返しにしたつもりだったんですけど、「呪いのようです」という意見をいただいちゃって(笑)。そういうわけではないですよ。それも逆に面白いのかな、とは思うんですけど(笑)。
控え目だけど、実際はそうじゃないんだよという女心というか。ゲームの中には、そういう女の子が居てもいいんじゃないかと(笑)。もう現実にはいないじゃないですか、奥ゆかしい女の子が(笑)。
―そういった女の子がいるのも、2次元の良さですよね。
よぞらさん はい、そこだけでも伝わるように聴いて頂ければうれしいです。
曲的には、オカザキさん全開な感じですよね。
小池氏 そうなんだけど、最初に聴いた時はこのアルバムに入れる曲としては「う〜ん」と思ったんですけど、すでにあるイメージのキュンキュンしたモノから、次世代の萌えソングとしてこういう曲もありかなと。だいたい、みんなが求めているものって一緒だとは思うんですけど、実験的な部分としてこういう曲調もアリかなと。
―萌えソングのイメージは、統一されてきてはいますね。
小池氏 そうなんですよね。なので、こういう実験もして次の世代にというか、自分たちも成長して行かないといけないので。もともと、歌としても難しいんですよねこの曲。僕は立ち会えなかったんですが、レコーディングの時もかなり大変だったという話を聞いています。リズムの取り方が、今までの“美しょゲ”とかアニメにはあまりない曲なんです。
よぞらさん 「砂糖菓子の恋」みたいな静かな曲って、感情をこめて、臨場感を出したいんです。その分、自分のキャパを超えると声でなくなっちゃうんですね。そういった事を計算しつつ、やれる範囲を考えながら歌ったので、大変でした。
小池氏 たぶんこれを歌いこなすことで、織姫の成長度合いもわかると思うんです。ある意味実験でしたけど、成功したなという感じです。
よぞらさん がんばってライブでも歌えるようにならないと!
小池氏 そうだね、こういった曲の盛り上がりを伝えられるようになることが、ボーカリストとしての成長だね。勢いだけでは、ごまかしの効かない曲ですから。
よぞらさん がんばりま〜す♪(笑)。
―ライブとかでも、こういう曲が1曲でもあると引き締まりますよね。
小池氏 そうですね、こういうごまかしの効かない曲もこれからはどんどんやっていかないと。織姫ははじめのころと比べて、ものすごい成長したと思いますよ。表現力という部分でも。今までやってきて良かったなという気持ちがありますね。
よぞらさん (真剣に)がんばります。
■「タコDA! タコ」(“オクトパスイーパー”キャラソン)
―真面目な話の後にアレな曲ですが、「タコDA! タコ」(“オクトパスイーパー”のキャラソン)ですね。
小池氏 「タコ」は、こういう電波っぽい曲は1曲入れようという話が最初からあったんです。ですが、織姫はあまりキュンキュンした声ではないので、どうしたもんかなと思いつつやってみて。最初はこの電波な歌詞、メロディで真面目に歌ったんですよ、普通に。それは無い(笑)。まだ、真面目なんですよね。
他の曲でも、まず歌わせてみて自身でどういう風に表現をしているかを見るんです。他の曲は間違ってはいなかったんですが、この曲を真面目に歌ってしまうのは「それは無いだろう、お前」と(笑)。もっとバカにやってくれと。
よぞらさん 違うんですよー。イメージ的に、私の中では「触手ソング」なんですけど、触手を絶対に出したい、1曲は入れましょうと言っていたのが、この「タコDA! タコ」なんです。歌詞に関しても、30分ぐらいで決まったんです。自分の入れたい「触手生命」をふんだんに入れて(笑)。それで、歌う前のメロディもちゃんと“合ってる”メロディだったんです。それを頭に入れて「これでちゃんと歌おう」と。そうしたら、「もっとバカになれ〜、バカになれ〜」と言われてしまい(笑)。そこから、それを壊して行って。
小池氏 壊してくれないと、曲として成立しない。これで、真面目に歌われた日には(笑)。歌詞も途中でちょっと変えたりしていったり。
よぞらさん 初めは、もうちょっと真面目な歌詞だったんです(笑)。
小池氏 「色タコ」なんて表現、ありえないもんね。
よぞらさん 最初は違う言葉だったんですけど、「色タコにしなよ、バカだから」って(笑)。
小池氏 バカだからというより、頭の悪い子という感じですね。バカと頭の悪い子はちょっと違うので。ちょっと足りない感じに(笑)。
よぞらさん 足りない歌ですよね、ホントに(笑)。
―歌い方は、オカザキさんのコメントでは“戸川純”ということでしたけど。
小池氏 でも、“戸川純”というのはイメージせずに作ったんですけどね。いつもの電波ソングの作り方をしたんですけど、これは織姫が歌っているからということで、こういう曲になりました。声の質で、もっと違う曲にもなったと思いますけどね。
―他の電波ソングだと、わりと高い声の方が歌っていることが多いですからね。
小池氏 うん、手法的には一緒ですが織姫が歌って、頭を悪くした時点で違う世界観が生まれて、逆に面白い曲になりました。だから、本当に“戸川純”を意識したわけではないんです。あまり“戸川純”をよく知らないですし(笑)。トイレを拭いてたイメージはあるけど(笑)。
よぞらさん 電波だけど、あまりこういう電波は無いですよね。ある意味、リアル電波だなとは思いつつ(笑)。
小池氏 破壊力はあるよ。
よぞらさん 破壊力、高いですね(笑)。曲順が「砂糖菓子の恋」の次なので、グンッと変わります。
小池氏 振り幅がすごい。
よぞらさん ごめんなさい、という感じです(笑)。
■「A battle with the cavity」(戦闘シーンBGM)
―次の「A battle with the cavity」(戦闘シーンBGM)は、歌なしのインストゥルメンタルですね。
小池氏 毎回、織姫がインストを入れたいというので「まぁ、しょうがねーか」と(笑)。大体インストは制作の中で一番最後になるので、どうしようかなと悩みつつ。よくアニメやゲームではあると思うんですけど、オープニングテーマのBGM版という曲です。
戦闘シーンの曲ということで、ギターのフレーズを入れて、織姫が歌っているメロディとは違う感じに仕上げています。ギターが歌っているところは、「織姫よりうまく歌っているぜ」的な気持ちがありますね(笑)。
よぞらさん 負けない!(笑) でも、曲は本当にカッコイイですよね。
毎回BGMを入れたいというのはこだわりなんです。やっぱり、ゲームってBGMありきじゃないですか。音声が入らない時代のゲームでも、BGMはあったわけです。そう考えると、このシリーズにはゲームそのものがない分、BGMは必ず入れたいな考えているんです。
前作「刻をえがく あの空の下で」の時は、トゥルーエンドBGMという形で、王道中の王道で曲を作りました。例えば、昔はゲームを最後までクリアした時にタイトルシーンの絵が変わってBGMも変わっているというのが、あったじゃないですか。それがすごい好きだったんです。
小池氏 昔って、いつ頃だよ。
よぞらさん ○年くらい前かな。
小池氏 それ、未成年くらいのころじゃないのか?
よぞらさん フンフンフンフーン(笑)。
そういうものにすごい憧れていて、入れたんです。でも今回は、戦闘シーンがあるゲームというコンセプトがあったので、じゃあ戦闘シーンBGMを入れようと決めたんです。
小池氏 やっぱり、俺のギターは織姫よりうまく歌っていると思うよ(笑)。
よぞらさん がんばりまーす♪(笑)。
―「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」の戦闘シーンって、どういうイメージなんでしょう。
よぞらさん ぶっちゃけて言うと、コレです(CD歌詞カード内のイラストを指して)。
やっぱり変身ヒロインモノなので戦闘はあるんですが、アニメみたいに必ず勝たなくてもいいんです。例えば、「超昂閃忍ハルカ」みたいに、敗北シーンのためにわざと負けたり、どっちかというとユーザー的には敗北を求めているわけです。でも、戦闘は真面目、曲も真面目なんです。BGMは真面目なのに、カードバトルで負けています、みたいな(笑)。その状態を表現できたら一番いいかなと思っていて、敗北後にはお色気もあり〜の。実際にゲームは無いんですけどね(笑)。
でも、本当にやるならカードバトルは苦手なのでもっと違うシステムがいいですけど。
―コマンドを選んで戦う、RPGみたいな感じですかね。
よぞらさん 「彗聖天使プリマヴェールZwei」みたいな感じのが面白いかな、とか思っています。
―なるほど。
小池氏 うーん、全然分かんない。
(一同笑)
よぞらさん 私の中では、戦闘シーンのあるゲームって「夜が来る!」のイメージがすごく強いんです。なんですけど、「夜が来る!」はダンジョンRPGというか、歩数によって時間が経過していくので、もっと王道なRPGのシステムのほうがあっているかな。
イメージだけで、ゲームは無いですけど(笑)。作るんだったら、で。
―ボス戦もあり、負けたらそういうシーンですね。
よぞらさん もちろん! 触手にゅるにゅるで(笑)。
小池氏 織姫の話を聞いていると、本当に「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」のゲームがあるみたいだよね。
(一同笑)
よぞらさん いかにも、あるように喋る(笑)。でも、そこまで突き詰めていないと歌詞を書けないんですよ。喋ってる分には面白いんですけど、ユーザーさんに誤解されてしまうことも。「いつ出るんですか?」って訊かれたり(笑)。
―本当に発売されるといいですよね。
よぞらさん 出したいんですけどねー。ぜひメーカーさんにご挨拶に(笑)。
小池氏 自分で作っちゃえば? 織姫コンツェルンを総動員して(笑)。
―そんなものがあるんですか?(笑)
よぞらさん 無いです、無いです!
小池氏 家が13部屋もあるそうですよ。しかも犬のための部屋が、1部屋あるらしいです(笑)。
よぞらさん 無いって! フーッ(威嚇するように)、色んなところで広めて!
はいっ、(話を唐突に変えて)6曲目なんですが!
■「memory...s」(エンディングテーマ)
よぞらさん 「memory...s」はエンディングテーマです。前作では、エンディングにこだわっていたんですね。何でかって言うと、王道ADVなのでグッドエンド、バッドエンドがありつつ、最後にいいことがあってトゥルーエンドという形を取らせてもらったんです。
今回の「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」では、エンディングを何通りか考えたんです。まず、2人が勝つエンディング、敗北のエンディング、と色々考えていたんですけど、その中でどれの曲にしようかと思った時、「これは無いな」というエンディングにしようと。それで敵の“ムシバキン”のエンディングにしようかとも思ったんですが、それも逆に普通なので、「こんな明るいゲームでこのエンディングだけは見たくない」というものを持ってきました。
そのエンディングがストレートに表に出るようにはしていないんですけど。
―曲自体は、ちょっとせつないというか。
よぞらさん そういうイメージですね、せつない感じ。2人のヒロインはもともと仲が良くなかったんですが、最後に片方が……ってなっちゃった時に、「もっと仲良くしておけばよかった」という、最悪の鬱エンドです(笑)。
これは歌詞のままですね。これを本当にゲームでやったら、鬱ゲーといわれるだろうなと。変身ヒロインモノで鬱ゲーって、なかなかないじゃないですか。
―では、歌詞の中にある「キミ」というのは、もう1人のヒロインを思っているんですかね。
よぞらさん はい、“アイス”ちゃんと“あんこ”ちゃんのことを歌っているんです。悲しい歌です。エンディングテーマを歌うときは、自分の中でそのエンディングを作りこんで、完全に入り込んじゃうんで、「memory...s」は泣いたんですよ。自分で感動しちゃって。この曲は、みんなにどんなエンディングか想像してほしいですね。
日常生活で自分にあてはめて、「ちゃんと1日1日すごさないと、後で後悔するよ」というか。それだけじゃなく、いろんな意味でいろんな角度から聴いて頂けたら嬉しいです。
―詰まってますね。
よぞらさん すごい詰めました!
―こちらの作曲は?
小池氏 これはオカザキが作ってます。
実は、僕はこの曲がアルバムの中で1番好きなんです。織姫の思いは抜きにしても、この曲だけで世界観が出来上がっていて、聴く人に伝わるかなと思います。そこまで織姫の思いがあるとは、知らなかった(笑)。普通に良い曲です。
よぞらさん ぜひ聴いてほしいです。
小池氏 うん、これはおすすめ。
よぞらさん 前の歌の曲は、「タコ」ですけどね(笑)。
小池氏 (笑)
そういう意味でも、振り幅の大きい色々な曲が入ったアルバムになりました。
■みさくらなんこつ氏のイラスト
―イラストを担当しているのは、前回に引き続きみさくらなんこつさんということですが。
よぞらさん 実は私がみさくら先生の絵が大好きなんです。同人のころからすごくファンで、「もし自分がゲームを作ることになりました。イラストは誰に頼みますか?」っていったら、ダントツでみさくら先生だったんですよ。なので、「刻をえがく あの空の下で」の時に「あれが好きです、これが好きです」って、その熱意を本当にウザいぐらいに伝えて(笑)。それで今回もお願いすることになりました。
CD制作のはじめから、「こんなゲームにしよう、あんなゲームにしよう」って話し合いを私と小池さんとみさくら先生でしたんですけど、「これが萌えるんじゃないか、あれが萌えるんじゃないか」ってウヒョヒョ、ウヒョヒョと言いつつ相談しました。
小池氏 僕は名前を考えたくらいだけどね(笑)。
よぞらさん キャラクターの設定を考える時も、2人居て陰と陽にしようということで“和菓子”と“洋菓子”をテーマに、“和菓子”はおとなしめ、“洋菓子”は明るい子という感じで決めていきました。衣装もお菓子っぽくして、武器もパラソルチョコとお団子のデザインにして…。
―パラソルチョコは、ドリルみたいに見えますね(笑)。
よぞらさん そうなんです(笑)。いろいろ可愛くして、戦闘シーンも白い生クリーム飛んじゃってもいいんじゃない? みたいな話をしつつ(笑)。小池さん、ちゃんと覚えてます?
小池氏 大丈夫、大丈夫。ちゃんと覚えてるよ。でも、“小倉あんこ”の名前は、本当に俺だっけ?
よぞらさん “オクトパスイーパー”もそうですよ!
小池氏 そうだっけ(笑)。
よぞらさん 私の方からは、いろんなゲームソフトを参考に出していきました。「塗りはこの作品みたいに」という感じに(笑)。
小池氏 今回はデザインも含めて、みさくらさんに意見を伺いましたね。ジャケットも歌詞カードもこだわって作っているので、手にとって頂ければこれ幸いです。
よぞらさん ジャケット可愛いですよね。私だったら絶対買いますよ、みさくらファンなので(笑)。
―歌詞カードのデザインは、色々ちりばめられて可愛い感じですね。
よぞらさん 歌詞カードは私がラフを切らせていただきました。お菓子とかがちっちゃくちりばめられていて、女の子が好きそうな感じです。ポップな感じで、ピンク基調で可愛く仕上がったんじゃないかと思います。でも、聴く人は男の人が多いので、大丈夫かなと心配ではあるんですけど(笑)。
小池氏 まぁ、織姫が作りたいように作れよ、というのが1番にあったので、後悔がないのであればいいと思いますね。
―後悔のないものが出来上がりましたか?
よぞらさん はい、出来上がりましたねー。何か作るとき、なかなか100%の物って出来ないじゃないですか。今回は、本当に思った通りのものが出来たので、逆に大丈夫かな〜って心配ではあるんですけど(笑)。
でも、本当にやりたいことをやらせてもらったので、私の中では幸せいっぱいな気分です。あとは、みんなにどれだけ気に入っていただけるか……。
小池氏 今回はとにかく完成度が高いものを作れたと思います。トータルで自信を持ってお勧めできる仕上がりになっています。
■今後の活動予定
―今後の活動もなにかありましたら、お願いします。ライブなども予定されているんですか?
よぞらさん 実は私の中で考えていることがあるんです。この夏は「うたうよぞら」というアルバムも出しておりまして、曲が一気に増えたので曲と向かい合いたいな、と。
例えば年に1枚のペースでのCDリリースなら、ファンも私自身も100%をそれに注ぎ込めるんですが、3枚だったら聴く時間とかも3等分になっちゃうじゃないですか。それはちょっともったいないなと思っていて、やっぱり1曲1曲と向かい合ってお話をしたい。それを究極に高めるのが、ライブだとおもっているんですよ。なので、これから冬に向けてライブを一杯やっていきたいという気持ちがあったり、あったりします。
そうやってライブが増えれば、ファンの方にも聴いてもらえる機会が増えるので、その中でイメージを固めていっていただければ。曲のイメージって、聴くたびに変わって行っていいと思うので、その絶好の機会がライブなんだと。
その始めとして、9月6日にはCD発売記念イベントがあります! 名古屋で(笑)。小池さんも出られるので、ぜひぜひ見に来ていただければうれしいな!
―小池さんは、なにかありますか?
小池氏 織姫よぞらと一緒にwebラジオ番組「小池雅也の萌え」をやっているので、ぜひ聴いて頂ければ。このアルバムを聞いた感想でも送っていただければ……すごい確実に番組で読みます(笑)。
よぞらさん ほぼ100%読みますね(笑)。
あと、美少女ゲームの主題歌を歌っているものが色々あります!
ルネさんから9月26日に発売予定の「音速飛翔ソニックメルセデス」の主題歌と、でふ★こんさんの新作「狩霊士」の挿入歌を担当させていただいております。こちらも聴いていただければうれしいな!
小池氏 今年はとにかくライブで全国を周ったりすると思うので、公式サイトをチェックして、イベントにも足を運んでもらえたらな、と思っております。
昔の知り合ったころはかなりダメ出しをしたんですけど、最近は良い感じでアーティストっぽくなってきているので、ぜひイベントに来て生で聴いてもらいたいですね。自信を持ってお勧めできるアーティストに育ちつつあるので。
よぞらさん がんばりまっす! なんだか、すごいプレッシャーをかけられた(笑)。
―それでは、最後にファンへのメッセージをお願いします。
よぞらさん 本日8月29日に発売となっております「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」、振り幅の大きい楽曲たちですが、ぜひぜひたくさん聴いて頂けたら嬉しいなと思っております。よろしくお願いします!
小池氏 織姫の成長度合いも含め、色々なコンセプトも含め、楽しめるアルバムになっているので、是非とも聴いて頂ければと思います。
―ありがとうございましたっ!
「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」公式サイトでは、4曲目までのショートバージョンを試聴可能です。まだ購入を迷っている方は、試聴して織姫よぞらさんの“妄想美しょゲワールド”にどっぷりハマってください。そして気になるエンディング曲は、CDを購入してからのお楽しみなのですよ!
◆「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」発売記念イベント
日時:2008年9月6日(土) 開場16:30 開演17:00
会場:名古屋「ソフマップナディアパーク店」
内容:トーク&ミニライブ
◆「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」
ブランド:Myuds Records
発売日:2008年8月29日(コミックマーケット74にて先行販売)
価格:1,800円(税込)
スタッフ(敬称略)
作詞・歌:織姫よぞら
作曲:小池雅也/オカザキシュン
編曲:4-EVER
イラスト:みさくらなんこつ
収録曲
01.「おやつ戦隊 シュガースイーツ☆」
02.「WAFFLE BOMBER!!」
03.「砂糖菓子の恋」
04.「タコDA!タコ」
05.「A battle with the cavity」
06.「memory...s」
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