◆『乙女恋心プリスター』とは？

本作の舞台は、プリスターと呼ばれるちょっと不思議なモンスターが存在するファンタジー世界。ファンタジーといっても、剣と魔法の中世ヨーロッパ的な雰囲気ではなく、現代に近い世界観のようです。
このプリスター、女の子の分身ともいえる存在で、可愛い外見とは裏腹にさまざまな特殊能力を持っています。時には武力として、戦いに参加することも!?
そして、最強のプリスターとその使い手を決定するのが、「マホウ少女決定大会」なのです！　しかも、優勝すればどんなことでも出来る力＝マホウが手に入る!!

『乙女恋心プリスター』では、「マホウ少女決定大会」の優勝を目指すヒロインと、彼女たちを支えるサモンディレクターの物語が綴られていきます。

◆恋愛ADVと育成SLGの融合

『乙女恋心プリスター』は、日常やヒロインたちとの恋愛を描くADVパート、プリスター同士の戦いが展開するSLGパートの2パートで構成されています。

まずADVパートの特徴として、本作には3人の主人公が用意されており、選んだ主人公によって所属する国、一緒に戦うヒロイン＆プリスターが変化。「マホウ少女決定大会」での優勝という目標は同じながら、異なる視点、異なる展開のストーリーが楽しめます。また、選ばれなかった主人公＆ヒロインは、ライバルとして大会に参戦しますよ。
それぞれの主人公＆所属国については、後段にてご紹介していきます。

一方のSLGパートは、クエストをクリアしてプリスターを強くするクエスト受注型育成バトルSLGシステムを採用。バトルは基本的にチーム戦で、プリスターごとに持っている特殊能力を組み合わせることが勝利のカギになる。さらに属性なども存在し、戦う相手との相性も重要になるようです。
加えて、プリスターは操る女の子の心の成長によって強くなるため、ヒロインとの恋愛自体が育成にも深く関わってきます。


　　　　　　　　　　↓

　　　　　　　　　　↓

乙女の恋心によって強くなる！　ヒロインとの関係が深まれば、プリスターの能力だけでなく変身できるように。バトルなどの必要な時のみ変身し、普段は第一形態で過ごします。なので、強くなっても可愛いまま。

◆3つの国、3人の主人公

・騎士見習い“ナカジマ タカシ”の物語


　『乙女恋心プリスター』の世界を占める大陸三国のひとつ、女王統治国家「マリアンロード」。その女王を守る騎士……の見習い“ナカジマ タカシ”。
　男である彼にとって、マホウ少女決定大会の開催は何の関係もない、いつも通りの朝のニュースでしかない。
――はずなのだが、なぜかサモンディレクターとして大会に出場することになってしまう。ことの発端は、「マリアンロード」の姫君である“ジュリエッタ”様の一言。

「マホウとかいうのがどんなものか見てみたい」

　女王、果てはそのご息女である“ジュリエッタ”姫を守り仕えるために騎士を目指す“タカシ”にとって、拒否権は無い。“タカシ”は姫様の願いを叶えるため、サモンディレクターとして大会出場を決めた。しかし事態はそれだけで済むわけがなかった。あろうことか、姫様が自ら大会に出場することに！

　とりあえずプリスターを鍛えるために、姫様と深い関係になることを想像して鼻血を噴き出す“タカシ”。（鼻）血の海で昏倒する彼は、マホウ少女を誕生させることができるのか!?


“ナカジマ タカシ”

主人公の一人。「マリアンロード」の騎士見習い。
どこの言葉かわからない名前を持ち、出自もハッキリしていない過去を持っている。
主である“ジュリエッタ”姫の命令により、「マホウ少女決定大会」にサモンディレクターとして出場することになってしまった。実はむっつりスケベ。


“ジュリエッタ”＆プリスター“ハムヤマ”

「マリアンロード」の王女様。本名は“セルフィ マリアン ジュリエッタ”だが、長いので“姫様”と呼ばれることが多い。
国中に知れ渡っているほどのじゃじゃ馬で、国民の人気者。マホウが見たい、という理由だけで「マホウ少女決定大会」に“ナカジマ”を巻き込んで出場した。暴走＆うっかりなトラブルメーカー。


“リーブル セネア”＆プリスター“ツルギース”

“ナカジマ”の上司となる騎士。騎士道精神まっしぐらな真面目人間。
自分の信じた道を突き進む努力家で、人を寄せ付けないクールさを持つ。そのためあまり人付き合いは得意ではない。
プリスターでの戦闘行為には、あまり賛成的ではないが、姫様の護衛のために渋々大会に参加することになる。実は少しだけマホウ少女の衣装に憧れている。
真面目すぎて、色々と不憫。


・賞金稼ぎ“アモン”の物語


　厳しい寒さと山脈で支配された、大陸三国一の大国「ツドラ」。
　そのサモンディレクター協会で賞金稼ぎをしている“アモン”に、政府から直々の命令が下された。それは『「マホウ少女決定大会」で優勝し、自国からマホウ少女を輩出せよ』というものだった。
　無論、大会の厳しさを知るアモンは命令を一蹴する。しかし“アモン”を気に入る政府の重鎮“アベル”（♂）から、ある賭けを提案される。

「優勝すれば貴様に自由をやる。しかし優勝できなければ、貴様の自由は永遠に俺のモノになる」


　自由とは、「ツドラ」という国に住む者にとって最高の特権である。プリスターを持てない病気を持つ妹“ミャン”を、国の圧迫から救えるかもしれない。
賭けに負ければ貞操の危機……だが“アモン”は迷わず、賭けに乗る。たった一人の家族である“ミャン”を救うために。



“アモン”

主人公の一人。「ツドラ」で賞金稼ぎをしている男。
腕利きのサモンディレクターでもあり、その筋では名が通っている。
これまで幾人もの女性とパートナーを組んでプリスターを育成してきたが、特定の相手はいない。たった一人の肉親である妹の“ミャン”を何よりも大事にしている。


“ミカン”＆プリスター“ニャイガー”

“アモン”に一目惚れしてから強引につきまとっている、“自称アモンの生涯のパートナー”なお姉さん。
ノリが良く、基本的に本能で行動を起こす。そのため無意識でトラブルの種になることも。現在は“アモン”のパートナーになるために、「サモンディレクター協会」の専属プリスターとして雇用されている。“アモン”へのエッチなアプローチはすでに日常。

“レム”＆プリスター“ワンコマ”

「ツドラ」の首都コレットで賞金稼ぎとして出没する女の子。
孤高を気取り、自分のプリスターと一緒に賞金首を追っている。しかし一度も捕まえたことがない。
本人の体術スキルとプリスターの能力は申し分ないのだが、なぜかいつも返り討ちに遭ってしまう。失敗しても必ず決めポーズだけは取るという、無駄なポリシーがある。


・新米サモンディレクター“カイト・ヒジカタ”の物語


　“カイト・ヒジカタ”がサモンディレクターになった日、世界は「マホウ少女決定大会」の開催で沸き立った。もちろん彼のいる大陸三国の一つ「モンローハート」も、各メディアで自国からの出場者を紹介するなど盛り上がっていた。サモンディレクターとして、女の子たちが憧れるマホウ少女を輩出させたなら、世界中から注目される存在になれる。

「今後の人生では勝ち組間違い無し。ハーレムも夢じゃない!!」

　それが「モンローハート」という国であり、それを信じてサモンディレクターになったのが“カイト・ヒジカタ”という男だった。
ピンク色の未来を夢想する“カイト”。しかし新米の彼は、「プリスター武闘専門養成学区」の臨時講師を命じられる。
　マホウ少女決定大会に出場して優勝するという夢を、第一歩目から行動の拘束される“カイト”。暗黒の未来しか想像できにない勤務先に向かった先で、彼を待っていたのは――

一匹のプリスターと空から落ちてきたお尻がちょっと大きな女の子。彼女は“カイト”に未来をもたらす天使なのだろうか？



“カイト・ヒジカタ”

主人公の一人。新米サモンディレクター。
女好きでスケベ。“それ”目的でサモンディレクターになった、欲望の塊のような青年。
行動力とそれに見合った度胸と才能はあるのだが、エロさが滲みでているのでモテない。「マホウ少女決定大会」に出場し、マホウ少女を育てた男になれれば、ハーレムも夢じゃないと本気で信じている。しかし初勤務先になったのが「プリスター武闘専門養成学区」だったため、その夢はかなり遠のく結果となった。


“ランカ・シロガネ”＆プリスター“リュックウ”

「プリスター武闘専門養成学区」の生徒。自分のプリスターにマホウを与え、マホウ少女になることを目指している。今回の大会に出場するために、サモンディレクターを募集している。
明るく快活な性格をしており、成績もおおむね悪くない。色々と万能にこなせる（器用貧乏とも言う）。何事にも積極的で、自分が目指したもののために努力と行動は忘れない。しかしエロいことには奥手で、少しの話題でも耳まで真っ赤になってしまう。


“メイリン・マシロ”＆プリスター“ラロット”

「プリスター武闘専門養成学区」の生徒。超が付くほどのお人好し。
困っている人を見過ごすことができない性格で、世のため人のために働くマホウ少女に憧れを抱いている。
変な格好をしているので、非常に目立つのだが、本人は全く気づいていない。貧しい環境で育ったため、異常に倹約のスキルに長けている。


以上、『乙女恋心プリスター』のご紹介でした。
本作の発売時期は2009年夏ごろを予定。今回紹介した以外にも、多数のヒロインが登場しますので、バトルシステムの詳細とともに続報を楽しみに待っていましょう。

◆『乙女恋心プリスター』
メーカー：エスクード
ジャンル：恋愛育成バトルSLG
発売時期：2009年夏予定
価格：未定

メインスタッフ（敬称略）
原画：光姫満太郎/はなたかれとも/水鼠
シナリオ：新
プログラム：KIT/水鼠
ディレクター：水鼠
音楽：TOY [Studio Primitive]

スペック
OS：Windows2000/XP/Vista
CPU：PentiumIV 1.2GHz以上必須（PentiumIV 1.8GHz以上推奨）
ハードディスク容量：未定
メモリ：512MB以上必須（1024MB以上推奨）
音源：PCM
解像度：800×600 TrueColorが表示可能
メディア：DVD-ROM
音声：フルボイス（主人公除く）

■関連サイト
エスクード