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2009年06月17日

そらり「さあ、やってまいりました、げっちゅ屋×竹井10日のコラボにして、『ひまわりのチャペルできみと』スピンアウト企画第1弾、『天と』」

みはや「『美駿の』」

そらりみはや「『漫画がんばるぞ!』」

そらり「今、イチオシのコミックスを紹介するこのコーナー。今回は……」

ゆいな「勿論、先日発売された『東京皇帝☆北条恋歌』2巻発売にちなんで、猫をチョイスです!」

一紗香「まあ、先日緊急重版された角川スニーカー文庫から絶賛発売中の超VIP学園ラブコメ・ライトノベル『東京皇帝☆北条恋歌』2巻の!」(棒読み)

そらり「先月やったのにまた!? あと、東京皇帝、猫関係ねえ!!」

ゆいな「ふう……唯菜、またまた、さりげなく割り込むことに成功しました」

そらり「……」

みはや「突っ込んだら負けですよ、権田原さん」

そらり「えー、そのような感じで、今月は猫にちなんだこちらです」



◆『ねこめ〜わく』(竹本泉 著、ソノラマコミックス他)

そらり「普通の高校生・村上百合子は、進化した猫たちが住む平行世界に怪しげな魔法で召喚され、人間文化の再現にまったりと血道を上げる猫たちと……なんかこう……楽しげな感じでアドバイスしたりしてまあそのうじゃうじゃ☆」

ゆいな「説明がぐだぐだですっ!!」

みはや「権田原さんには珍しい。ですが、そのうじゃうじゃ感が竹本泉先生作品には必要な、とても必要な要素ですね」

そらり「元々少女漫画家であるところの竹本先生ですが、ソフトSF的なお話を描かせたら天下一品、どろどろスープラーメンでありますよ!」

みはや「あれはラーメンじゃない食べ物ですよね。天下一品ていう食べ物です」

そらり「そんな竹本先生が18年にわたって続けているもはやライフワークとも言える本作品。野々宮もはや」

みはや「みはやです」

そらり「みはやです。18年で6巻! それもそのはず、雑誌を転々とする憂き目にあいながらも続く、未だにファンからの絶大な支持を誇る竹本作品の金字塔、それがこの『ねこめ〜わく』なのであります!! アリマス・モマ!」

みはや「アリアス・モマですね。そんなガンダムZZのマイナーキャラの話はどうでもいいんですよ」

そらり「何でも解説してくれる野々宮さん! さて、本作品は、猫だけの平行世界の地球に、そうとは知らずに帰ってきた宇宙飛行士のマイヤーと百合子のほのかなラブコメ的なものもありつつ、やっぱり、その最大の魅力は猫! 猫かわいい! 猫超かわいい! シマシマ可愛すぎる!」

みはや「こう、人間の影を追いながらも、現代人が見失いがちな素朴さを、猫たちが見せる時にきゅんと来ますよね」

そらり「だからこそ、人間の悪い部分も純粋に見習ってしまいそうになる猫たちを、百合子さんは時に叱るんですよね。古き良きSFのテイストを優しく内包する本作は、是非、若者にも読んでいただきたい作品であります!」

みはや「まあ、そんな事とは関係なく、猫かわいいですよね。猫超かわいいですよね。クロちゃんが好きですわ」

そらり「こう、うちでも、魔王が悪魔とか召喚するんじゃなくて、二足歩行の猫とかを召喚して欲しいですよね」

一紗香「何で私を見るのかしら?」

そらり「いや……何となく……」

ゆいな「猫大帝じゃ駄目ですか?」

そらり「中身おっさんじゃないですか!! う!?(野々宮さんいるかチョップ)」

みはや「中の人なんていませんよ? あら、権田原さんは何者かのチョップで気を失ってしまったようですね。それでは、実況が失神した為、今月はこの辺りで失礼しますわ。実況は権田原天さん。解説は私、野々宮美駿」

ゆいな「ゲストは唯菜と」

一紗香「旧姓・仁時……」

ゆいな「あ、そういえば、東京皇帝☆北条恋歌2巻にはウチの息子が出てると聞いたんですが、唯菜見つけられませんでした。隠しキャラ?」

一紗香「……(目を逸らす一紗香さん)。ゲストの旧姓・仁時一紗香でした。それでは……」

みはやゆいな一紗香「「「皆さん、また来月!!」」」


(文責・竹井10日)


●人物紹介
そらり・権田原天(ごんだわら そらり)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)の実況担当キャラクター。くどい台詞回しと濃いネタ使いとディフェンスに定評がある。竹本作品最高傑作は『ゆみみみっくす』を推したい。

みはや・野々宮美駿(ののみや みはや)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)の解説担当キャラクター。頭の上に乗っているのはイルカのリノールさん。竹本作品最高傑作は『あおいちゃんパニック!』を推したい。

ゆいな・唯菜(ゆいな)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)のお母さん担当キャラクター。お母さん担当ってどういうことですか? 竹本作品最高傑作は『さよりなパラレル』を推したい。

一紗香・仁時一紗香(にどき いちさか)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)のお姉さん担当キャラクター。あだ名は『いっちゃん』。竹本作品最高傑作は『アップルパラダイス』を推したい。


●プロフィール
竹井10日(たけい とおか)……エロゲシナリオやラノベなどを書く、よろず物書き。代表作は『秋桜の空に』『ひまわりのチャペルできみと』(共にMarronより発売のPCゲーム)など。昔、秋桜の空にドラマCD虹空の初子のブックレットに竹本先生のイラストを描いて頂き、狂喜乱舞した。先生、その節はありがとうございました!


■過去のコラム
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第1回『水惑星年代記』(大石まさる著、少年画報社刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第2回「神聖モテモテ王国」(ながいけん著、小学館刊)
「唯菜の漫画がんばるぞ!」 第3回「ハニカム」(桂明日香著、アスキー・メディアワークス刊)
「唯菜の犬とがんばるぞ!」 第4回「鬼外カルテシリーズ」(碧也ぴんく著、新書館刊)
「一紗香の犬とがんばるぞ!」 第5回「宙のまにまに」(柏原麻美著、講談社刊)
「一紗香の漫画がんばるぞ!」 第6回「Q.E.D.―証明終了―」(加藤元浩著、講談社刊)
「天と美駿のアニメがんばるぞ!」 第7回「ストライクウィッチーズ」(原作・島田フミカネ、監督・高村和宏)
「天と美駿のライトノベルがんばるぞ!」 第8回「東京皇帝☆北条恋歌」(竹井10日著、角川スニーカー文庫刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第9回『もと子先生の恋人』(田中ユタカ著、白泉社刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第10回『バクマン。』(原作・大場つぐみ、漫画・小畑健、集英社刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第11回『キン肉マンレディー』(小川雅史 著 原作・ゆでたまご、集英社刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第12回『バガタウェイ』(古日向いろは著、マッグガーデン刊)

■関連サイト
Marron

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