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2009年07月07日

top本日7月7日は、ご存じ七夕。天の川が天に煌めく日でございます。夜の天気はどうなるのでしょうか?
そして7月7日と言えば、PCブランドWhirlpoolより7月31日に発売予定の『77(セブンズ)〜And,two stars meet again〜』

こちらの楽曲は、弊社も色々と取り上げさせていただいているElements Garden、榊原ゆいさん、佐藤ひろ美さん、μ(ミュゥ)さんといった非常に豪華なメンバーが楽曲を制作されています。
すでに制作はひと段落し、OP曲である「STAR LEGEND」もWhirlpool公式サイトにて試聴可能となっておりますが、ゲーム発売を前に楽曲制作陣にインタビューの機会をいただきました!

インタビュー参加者は、

Elements Garden・上松範康氏(OP「STAR LEGEND」作曲)
Elements Garden・中山真斗氏(OP「STAR LEGEND」編曲)
榊原ゆいさん(OP「STAR LEGEND」ボーカル)
佐藤ひろ美さん(ED「ふたりで…」ボーカル・作詞/ED「星の奇跡」作詞)
μ(ミュゥ)さん(ED「星の奇跡」ボーカル)

の5名。
かなり色々な話を聞いてきたので長めになっておりますが、よろしくお付き合いくださいな。それでは、インタビューをどうぞ。

【『77 〜And,two stars meet again〜』楽曲インタビュー】
画像 003
―本日はよろしくお願いしまっす! まずはじめに、Whirlpoolさんの新作『77』主題歌をElements Gardenが担当されることになった経緯をお願いします。

上松氏 Elements Gardenも今年で5年目と割と長く活動しているんですが、業界にウチの音楽が浸透していく中で楽曲をWhirlpoolさんに聴いて頂き、というのがきっかけです。
で、お話をいただいた時に「『77』はElements Gardenの音楽を使っていきたい!」という熱意がすごく伝わってきたので、「ぜひ僕らも一緒に頑張りたい。良い音楽を作りたい」と思いました。


―そして、ボーカルは榊原さん、佐藤さん、μさんが担当されることになったわけですが…

上松氏 打ち合わせをやっていく中で、色々な方の声を聴きながら決めていったんですが、やっぱり榊原さん、佐藤さん、μさんと並んでお願いしたい、という風にWhirlpoolさんからオファーをいただいて、Elements Gardenからも(3人に)お願いしたという形です。

◆楽曲制作のアレコレ
―OP「STAR LEGEND」を上松さんが作曲、中山さんが編曲ということですが、これまでに携わった楽曲との違いというのは、ありますか?

中山氏 えっと、アレンジ上なんですけど、“七夕”をテーマにした作品ということで自分の中で“天の川”を感じさせる音色を盛り込んでみました。自分のイメージでしかないんですけど、鈴の「シャン」という音だった李、アコースティックギターの音だったり。ただ曲がある、というだけでなく、作品の中に存在する“曲”というアレンジを心がけています。

上松氏 苦労した所は?

中山氏 上松リテイクというものがありまして(笑)
2回ほど上松リテイクをいただきまして、それに精一杯応えさせていただきました。


上松氏 けして、仲が悪いわけではないですよ(笑)

中山氏 良いものを作るためですから。

上松氏 って、脅しているわけでもないですよ。

(一同笑)

―上松さんは「STAR LEGEND」の作曲はいかがでしたか?

上松氏 作曲の観点から言うと、僕もこの世界も長くなり自分の色というものが出てきてますので、上松ができる上松流のメロディを“中山”という風を受けて、どういったものになるかを考えつつ、やらせていただきました。
リテイクを入れたのも、良いものが上がってきた中で、さらに良くするためです。


―そうして楽曲が出来上がったわけですが、ボーカル・榊原さんの第一印象は?

榊原さん Elements Gardenさんとはたくさんお仕事をさせて頂いているんですけれど、第一印象は「コレ、来たな!」ですね(笑)
「絶対、良いものになるじゃん」と最初の一聴きで完成形が見えました。絶対に良いものになると確信を持ってレコーディングに臨ませていただきました。


―佐藤さんが歌う「ふたりで…」はElements Gardenの藤間仁さん、μさんが歌う「星の奇跡」は藤田淳平さんの作・編曲ですが、それぞれの第一印象は? 佐藤さんは各曲の作詞も担当されていますが。

佐藤さん 「ふたりで…」は、本当に優しくて、暖かくて、でも前向きに進んでいく。優しい中にも元気で明るくて、これから2人の恋が始まって行くんだな〜、って思いました。そのメロディに合う、前向きな歌詞を書きたいなって思いました。

μさん 私の歌った「星の奇跡」は、最初に聴いた時にイントロから流れ星や星空をイメージしました。佐藤さんの歌詞にも“星”とか、そういった言葉がちりばめられていて、すごく素敵な曲だなと思ったのと同時に、やっぱり7月7日の七夕を連想しました。
もともと曲をいただく前から、「すっごい良い曲だよ」って佐藤さんから伺っていたので…


佐藤さん 私が歌いたいくらいに良い曲だよ〜!

μさん でも、それがプレッシャーで(笑)
私に歌えるのかな?って。


佐藤さん 励ますつもりだったんだけど(笑)

μさん 榊原さん、佐藤さんの歌も素晴らしくて、それについていけるかという不安もあったんですけど、頑張って歌わせていただきました。

―実際に歌ってみて、気に入ったフレーズなどありましたら、お願いします。

榊原さん 今回頂いた「STAR LEGEND」は上松さんの“遊び”がふんだんに入っていて、Aメロでも遊んでいるし、Bメロにも第2展開があるし、サビの中でもさらに展開があって、全体的に通して遊ばれている、でもしっかりキャッチーで、自己満足じゃないお客さんの心をつかむような構成になっていて。曲の頭も英語で…「えっ、歌えるかな?」と最初は思ったんですけど(笑)

上松氏 僕も思いました(笑)

榊原さん 全体的にノリが良くて、みんなでライブをしている風景が浮かぶような曲。編曲もガツンとはいって、どこをとっても良い。
歌詞は、2番の「会いたくて 会いたくて 宙(そら)に祈っていた 会えなくて 会えなくて 思い続けていた」という所が、メロディも切なく歌うんですけど、そこが私が声を担当している“くぅ”ちゃんというキャラにとてもシンクロします。なので、特に好きなフレーズを選ぶとしたら、ここが一番好きかな。


佐藤さん 気に入ったフレーズというより、全部好きなんですけど(笑)
藤間くんの曲はすごくわかりやすいメロディラインですけど、不思議とメロディのくいが変わっていて、サビが好きです。
でも歌詞で好きなのは、Bメロに「君に出会えたことに感謝して ありがとうって伝えよう いつもより素直な私を やさしく包んでね」ってフレーズです。素直になれない女の子が勇気を出しているっていう、初めて恋が結ばれた時のドキドキを「ふたりで…」では表したかったので、それが端的にでているかなと思っています。


μさん 私は「星の奇跡」の2番Bメロの「いつも近くに そっと 感じてる ありがとうって 想ってる だから笑顔で待っている」っていうフレーズです。
ゲームの物語に沿った楽曲なので、それに想いを込めるのは当然なんですが、このフレーズにはいつも歌を聞いてくださっているファンの人だったり、支えてくれる家族だったり、いろんな人たちへの自分自身の想いをこめて歌いました。だから、ここは一番好きですね。


―EDの2曲は佐藤さんが作詞されていますが、どのような思いが込められているんでしょうか。

佐藤さん 七夕がモチーフのゲームということで、2つとも同じ“七夕”をテーマにしてしまうとどうしても被る部分が出てつらいところなので、「ふたりで…」は七夕とか関係なく、男の子と女の子が出会った時の恋愛の歌にしようと思いました。で、「2人で歩んでいく歌にしてください」というオーダーだったので、「ふたりで…」とタイトルを決めたらOKをもらえたので良かったなと。
もうひとつのEDは最初「○○の想い」っていうタイトルだったんですね。「ふたりで…」にはどのような風景でも当てはまるような想いを込めたので、こちらは『77』という作品全体のエンディングにしたくて、自分の恋愛観や『77』で伝えたい想い、そういったすべてを込めました。でも、「○○の想い」というタイトルはズバリなので変えようということになり、恋愛をすること、七夕というモチーフは奇跡だなと思って「星の奇跡」というタイトルに決まりました。


上松氏 「STAR LEGEND」と「星の奇跡」は歌詞に被るところもありますが、実際に音楽って目に見えないものなんですね。その目に見えないものを感じていく時に、例えば歌詞“悲しい”って言葉があっても、何通りもの“悲しい”がある。そういった所がメロディで変わったり、ちょっとした呼吸、ボーカリストの優しい歌い方で変わっていく。
これからも歌詞で“悲しい”という言葉は使うし、“夜空”や“星”という言葉を使っていくけど、それはすべて違う意味になって行くんじゃないかなと思います。



◆楽曲制作を終えて
―それでは、完成した楽曲でここに注目して聴いてほしい、という部分をお願いします。

上松氏 僕の作曲ではあるんですが、中山の編曲した部分に注目して聴いていただければな、と。中山はウチの中で一番天才肌なタイプでして、煮詰ったりするとそのまま帰ってこなかったりするんですけど(笑)
今回の「STAR LEGEND」には、そういった天才な部分が細かい芸として入ってます。僕が曲を書くと作曲が強くなっちゃって編曲負けというか、そういった部分があるんですが、中山はしっかり僕をいなしてくれる。「ウオォー」って来たものを、「サッ」と柔道の技で返してくれるというか(笑)
榊原ちゃんとも長いですけど…


榊原さん 長いですねー(笑)

上松氏 でも、歌う中で毎回新しい驚きをくれるなと。「STAR LEGEND」でも、ドンドン進化する榊原ちゃんを聴いてもらえればと思います。
佐藤は歌だけでなく作詞も担当しているんですが、やっぱり“佐藤らしさ”がここに来てドンドン進化してるなって感じているんですね。Whirlpoolさんとは初めてのお仕事だったんですけど、そこをいい形に引き出して頂けたなと。
μさん はまだ新人で今も緊張しているみたいですけど(笑) すごく透き通る声をお持ちですし、これからドンドンと活躍していくと思うので、今回の曲もユーザーの方たちにしっかり聴いてもらえればと思います。
聴かせ所の全部でした(笑)


中山氏 「STAR LEGEND」はメロディも歌もいわずもがな、なので編曲について言わせてもらえれば。一番から最後のサビまで、自分の思いつく限りのアイディアを盛り込んで飽きさせないようなアレンジを心がけています。細かい芸を色々行っているので、そこにも注目してい頂ければと思います。
あと、エレキギターを自分で弾いていて、個人的に「上手いこと曲にあったソロだなー」と思っているので(笑)


上松氏 自分で言うのか!
中山はウチで唯一リードソロとかを弾けるタイプなので、困った時は「中山、ちょっと!」って呼んできます。


中山氏 ED2曲に関しては、自分もレコーディングに参加させていただいていたんですけど、現場で「この表現良いですね!」って新しいものが生まれる瞬間に一緒に立ち会えました。歌もキュンと来るような表現がたくさんありますので、こちらにも注目していただけたらと思います。

榊原さん 聴いていただければすぐにわかる、メロディにもリズムにも“遊び”がある歌っていて気持ち良い曲なので、皆さんにとっても聴き心地の良い曲に仕上がっていると思います。今は早く振り付けをつけたいなと思っていて。
こないだのドリパでも歌わせていただいたんですけど、まだショートVer.しかメーカーさんのHPに上がっていないのに、曲がかかった瞬間にお客さんから「フォオォウ!!」って声が上がって(笑) 本当にみんなが曲や作品に期待してくれていて、「これは歌って良かったな」と。これから私が個人的にライブをやる時も、ちゃんと振りも付けて、曲に込められた「女の子の力強さ」をダンサーと一緒に体でも表現していきたいですね。
早くステージでも歌いたいなと思っているので、ぜひ生の歌も楽しんでいただければと思います。


佐藤さん OPについては3人が語ってくれたので、EDの2曲についてここに居ない藤間くんや淳平くんの想いを代弁しようかなと思います(笑)
藤間くんが作った「ふたりで…」は、Whirlpoolさんから「出会ったばかりの2人のこれから。そのキラキラした“瞬間”を描いてほしい」とお願いされたんですね。藤間くんは、インディアンハープのアルパで高めの音を出して、そのキラキラした感じを表現しているんです。
メロディについては何度も何度も「佐藤さんが歌うから」って、私が歌った時にどう「元気で明るくて前向き」になるか、すごく考えてくれた。私が歌うとき、気持ち良く乗っかれるよう、作ってくれた。本当に明るくて良い曲だなと。
「星の奇跡」の方も、やっぱり淳平くんが何度も「μちゃんが歌うから」って言っていて(笑) 詞を書くときにも、「この歌詞を乗っけるなら、メロディはこっちの方が良いだろう」ってレコーディング中に変えたりして、みんなでディスカッションをしてくれて。すごくクリエイティブな現場になったと思います。


μさん 歌う前はすごくプレッシャーがあったんですけど、今佐藤さんが言ってくれたようにレコーディングの現場で考えてくれて。やっぱりそれが大きくて、曲としてEDにふさわしい曲になったと思います。

佐藤さん 愛がいっぱいこもってるよ。

μさん はい!
優しく暖かくて、でも強さもあるって佐藤さんに言ってもらって、それを意識して歌いました。聴いてもらった時に、それが感じてもらえたら嬉しいです。



◆楽曲制作者からみた『77』
※『77』に関する予習はこちらでどうぞ

―せっかくなのでゲームの話も。『77』や登場キャラクターにどのような印象をもたれていますか?

μさん もちろんゲームはまだプレイしてはいないんですが、お話を伺った印象としてはヒロインの1人“常葉 美紀”さんが、隙がない美人ということですごく良いなと思っていて。私はすごく隙だらけなので(笑)
おっちょこちょいなので、すごく憧れます。

みき_私服s

ゲーム全体に対しては、「ユーザーさんにすごくわかりやすく作られている」と思います。ホームページに載っているあらすじを読んだだけでも、「7月7日がモチーフなんだ」「こういうことがやりたいんだ」ってすごくわかりやすくて。私はすごくゲーム音痴なんですけど、そんな私でも理解できました(笑)


佐藤さん 自分が気に入って憧れるのは、運命の塔の“天峰 瑠々”ちゃんです。歌姫なんですよ! 心をこめて歌うと、感情が相手に伝わる魔法を持ってる。私たちも歌を歌ってますが、ある意味「私たちも魔法使い」なのかな? そんな風に歌を歌っていきたいな、って彼女を見て思いましたね。

るる_制服sあおい_制服s

でも、シンパシーを感じるのは力の塔の“鳴神 葵”ちゃんの「外見が幼いために尊敬されない」っていう所ですね。上松さんとか、私のことをバカにしてくることがあるんですが(笑)、外見が幼かったりすると、そういう扱いを受けやすいですよね。


上松氏 うん。まぁ、しょうがない(笑)

佐藤さん なので、“鳴神 葵”ちゃんが「可哀そうだな〜、この人も頑張ってるはずなのに」って思いました(笑)

榊原さん 私はもう、“くぅ”です。自分のキャラクターなので(笑)
ということは別にしても、“くぅ”ちゃんは本当に気に入っていて… この子は、本当に“謎”なんですよね。他のヒロインたちは学園の設定とかあるんですけど、この子だけなにもない、キーとなる女の子なんです。ボーっとしていて、会話も成り立たないような感じですが、それが私とは正反対(笑) 演じていてすごく楽しかったです。

くぅ_私服s

あと、ヒロインが多いな、と。なので、ユーザーさんも迷うんじゃないかと(笑)
キャラクターもそれぞれ個性があって、演じている声優さんも有名な方たちばかりなので、これは選べないんじゃないかな〜? って思いながら、出演させていただきました。
ストーリーも『77』=七夕っていうことで、ロマンチックだけど切ない、物語として神秘的なものになるのではないかなと思います。私の中では七夕ってすごくロマンチックで、物語としても本当に素敵な題材。出演するということで台本も読ませていただいているんですけど、ヒロインそれぞれの物語もロマンチックで素敵ですので、かなり期待して頂いていいと思います!


中山氏 キャラクターで好きなのは、“くぅ”ですね。これは隣に榊原さんがいるから……というわけじゃなく(笑)
以前から気に入っていたんですが、今はじめて榊原さんが演じることを知って、これは鉄板だ! と思いました。


上松氏 (榊原さんのことを)好きなんじゃないの〜?

(一同笑)

中山氏 いやぁ、あはは(笑)
ゲーム全体としても、魔法が認知されている世界、なのにオーバーテクノロジーが存在する。そして七夕の祭りとか、学園とか、そういったオモシロ要素がたくさんあって、興味を引かれます。


上松氏 いろんなメーカーさんと付き合っていると、最初の打ち合わせの段階で熱意とかがわかるようになるんですね。そういった意味でWhirlpoolさんとの打ち合わせの時に、音楽の割合が多い、気合が入っているということが伝わってきました。そういった気持を150%にして返したいと思うのがウチなので、「実際に150%を返せるのか」ということで緊張はしていました。でも、作っていく中でメロディが導かれていくというか、絵や世界観に引っ張ってもらえました。
キャラクターは、僕は細かい設定を読むタイプではないんですけど、容姿的な部分で“風舞 さくら”ちゃんの服装が好きですね。

さくら_私服s
※結構、ロリキャラ

榊原さん へぇー(笑)

上松氏 大人っぽいのももちろん好きなので、“古清水 凛”さんも……

榊原さん 縦ロールの!?

凛_私服s

上松氏 はい。意外と僕もオタクなので、こういったタイプも。
色々と突出している娘が好きなので……って、なんで僕のタイプの話に!?


(一同笑)

上松氏 音楽の話に戻しまして(笑)
曲数が多いと、それに伴って時間もかかるんですが、惜しみなくそこに力を注ぐWhirlpoolさんはすごいな、と。


―『77』は七夕が重要な要素となりますが、みなさん七夕の思い出とかありますか?

上松氏 僕の妹の誕生日が七夕の近くなんですけど、子供のころに願い事を短冊に書くじゃないですか。妹が書いたお願いを消して、横に違うお願いを書いたりしてました。すごい意地悪をしていた思い出があります(笑)

榊原さん ヒドイ!(笑)

佐藤さん なんでそんなことするんだろうね?

上松氏 あとは、田舎が長野なので、天の川を「綺麗だな」って見上げていましたね。

中山氏 七夕って、自分には何もないんだけどロマンチックな気分になりますよね。これまでは何もなかったんですけど、今年は何かあったらいいなと思います(笑)

榊原さん 1年の中で、クリスマスみたいに街が一色に染まるようなイベントではないんですけど、なんとなく「晴れたらいいな」って思うような、不思議な日ですよね。
願い事を短冊に書くっていうのも、七夕にあやかって「自分がこうなりたい」っていう目標を立てる日、改めて目標を確認できる日なんじゃないかなと。
良く街に飾ってある笹に、子供たちが書いた願い事を見るのが楽しかったりします。「お金をください」とか、それダメだろ! って思うんですけど、子供が書くと可愛くて(笑)


佐藤さん 子供のころは、お父さんお母さんに笹を用意してもらったり、学校でみんなで願い事を書いたり、すごく楽しくやってたなと思いだしました。でも、大人になったら忘れていたな、と。
『77』のお話をいただいた時に、「こんなロマンチックな行事があることを忘れてたな」って思いだしました。1年に1度しか会えないって、本当にロマンチックですよね。ゆいにゃんも言ってたけど、「晴れたらいいな」「織姫と彦星を会わせたいな」って願ってしまう。なので、中山くんじゃないけど、今年の七夕は何かロマンチックなことをしたいなって思いました(笑)


μさん 私、小さい頃は天の川って実在しないと思っていたんですね。物語の中にしか存在しないものだって思っていて… でも、大学の頃に地元の八ヶ岳で合宿に行った時、初めて天の川を見て「本当にあるんだ!」ってすごく感動したんです。
実はそれまで七夕の物語って、「ちょっと馬鹿らしいな」って思ってたんですね。


佐藤さん なんてクール(笑)

μさん なんですけど、実際に天の川を見て、細かい星の光が集まって空が白くなっていることにすごく感動して、七夕の話にも逆に感動するようになりました。

―子供時代でもかまわないので、七夕ではどんなお願いをされました?

上松氏 「“最強の武器”が欲しい」ですね。
『FF』とか『ドラクエ』とかムチャクチャ大好きで、「ラグナロク」や「エクスカリバー」を両手に持って戦ってたんですけど、それ以上に強い武器が欲しくなって(笑)


中山氏 あまり書いた記憶がないんですけど、覚えているのでは「世界が平和でありますように」と……

上松氏 嘘つけ! 本当に?

(一同笑)

中山氏 いや、その時は本気ではなかったんですが、今は本当にそうなればいいと思っています(笑)

榊原さん 私は願い事がいっぱいあったので、「自分の願い事が全部叶いますように」って書きました。

上松氏 「“もしもボックス”欲しい」って言ってるようなものじゃん(笑)

―佐藤さんは?

佐藤さん 子供のころに絶対書いてるはずなんですけど、まったく思いだせない……
ただ去年、書いたのは「みんな笑顔で」でした。


榊原さん 「世界が平和で」と同じだね(笑)

佐藤さん ちょっと偽善者みたいで嫌なんですけど(笑)
何を書こうかと思った時に、みんなが笑顔だったら一番いいな〜と思って。


μさん 私は小学校のころなんですけど、私の家は厳しくて動物を飼わせてもらえなかったので、短冊に「キリンが欲しい」って書きました。

(一同笑)

榊原さん それは家が厳しい以前に飼えないよ(笑)


◆楽曲制作者のダイエット(こぼれ話)
―えー、先ほどから気になっていたんですが、あ、上松さんですよね?
以前お会いした時から、ずいぶんスッキリというかサッパリされていますが……

上松氏 20キロ減量しました!

―おぉー!
個人的にどのようなダイエットをされたのか、非常に気になるのですが(笑)

上松氏 それ、訊いてくれます?(ちょっと嬉しそう)
半身浴と、ひたすら歩いていました。
なんでダイエットしたかというと、健康診断がひたすら悪い判定ばかりでお医者さんに「このままじゃ死ぬ」みたいなことを言われまして。痩せるか、成人病になるかの選択を迫られて、これは一大事だと。脳裏にElements Gardenのみんなのことがよぎって、そこからなんとかダイエットを続けていったら、だんだんと趣味のようになっていきました。95キロあったのが、今は71キロまで落ちて。24キロの減量ですね。いろんな服を着れるのが楽しかった時代、というのが昔はあったのを思い出しました(笑)
あと、イチローと一緒でカレーとかすごく食べてますね。


佐藤さん すごいトウガラシをかけるんです、何にでも!

上松氏 辛いもの大好きになっちゃいました。

―運動は歩くのみですか?

上松氏 自宅から事務所まで6、7キロ歩いてます。
でも、歩いているときって、その歩くテンポで曲を書けるんですよ。なので、一石二鳥というか。楽しんでダイエットしました。


―ダイエットのコツは?

上松氏 もう、“死にたくない”の一言ですね(笑)
本当に肝臓のγGTPが振り切った数値だったんですよ。「これは本当に死にたくない!」って足掻いて足掻いて、こうなりましたね。


榊原さん じゃあ、一回振り切れなきゃいけないんだ。

上松氏 一回そこまでいかないと、人間頑張れないなと(笑)

―勉強になりました、ありがとうございます(笑)


◆楽曲制作者たちのこれから
―μさんは今回がデビューしてから2曲目の楽曲になると思いますが、デビューして変わったことなどありますか?

μさん 変わったことは、考え方がすごく変わりました。私は今までずっとスタジオミュージシャンをやっていたので、コーラスや仮歌、あとはケータイの着うたとか、そういった裏方でボーカルという仕事をして来たんですね。そこで佐藤さんから「アーティストやらない?」って声をかけて頂いて、2009年から本当にガラッとモノの見方が変わったというか。人前で歌うということはどういうことなのか、人を歌で説得するってどういうことなのか、すごい考えるようになりました。実際にライブを観てくださったお客さんとのやり取りということもまったく知らずにいたので…
私、すごい上がり症で人前に立つことが怖くて、ライブもすごく怖くて、佐藤さんに「大丈夫だよ」って言ってもらってもガチガチに緊張する暗い怖くて。でも、聴いてくれる人は本当に歌を求めてきてくれているので、そういう人たちに向けて本当に心を込めて歌わなくちゃいけないなと、勉強しました。


―これからやってみたいこと、挑戦したいことは?

μさん 作詞はすごく興味があるし、作曲も少しずつやっていけたらいいなと思ってます。とにかく“自分の歌”というものを形にしていかなくてはいけないなという段階なので、すぐにはできないと思うんですけど。でも、“人に対して歌う”ことをちゃんと確立できたら、挑戦してみたいです。

―みなさんもこれからやってみたいことがあったら、お願いします。

上松氏 ここまで来たら、肉体改造をしてみたいなという気持ちが盛り上がってます。丁度自宅の近くにトレーニングジムがあるので、そこに通えばイイ肉が付くかなとか。
わりと健康マニアになってますね。どのサプリメントが良いとか、なにとなにの食べ合わせが良いとか、摂取するとどういったパワーが出るといったことが好きなんですね。そこは追求していって、健康マニアになりたいです。bambooさんの一歩先を行ったかなと思っているので、リバウンドは絶対にしないように(笑)


中山氏 自分は最近、淳平さんにとある所に連れて行ってもらったりしてプレイヤーとしての熱が盛り上がってきてまして、音楽を作るのも良いんですけど演奏するのも楽しいなと再認識しました。音楽を演奏して楽しむ、楽しませるという原点を忘れずにやっていけたらいいなと思っています。

榊原さん 最近は「変わったOPムービーを作りたい」というメーカーさんもいらっしゃっていて、そのアニメーションの振り付けを担当したりとか、私自身がモジモジ君みたいな恰好で踊ってモーションキャプチャーをしたりとかしてるんですけど(笑)
声だけじゃなくて私自身の体を使ってキャラクターに命を吹き込む、ということをその現場で楽しませていただいたので、今後もムービーとかで私自身もキャラの気持ちになって動けると良いな〜、って思っています。


佐藤さん プライベートでは、旅行が好きなので時間を見つけて行きたいなー、と。世界遺産をめぐりたいので、今はトルコに行ってみたいなと。
お仕事は、今まで本当に色んなことにチャレンジさせて頂いて、たくさんの場を与えて頂いてきました。今は歌を歌わせていただき、制作もさせて頂き、新人のマネージメントもさせて頂いていますので、この3本柱を一生懸命やっていきたいなと思っています。それがしっかりできるようになったら、次の新しいことにもチャレンジしたいなと思います。



◆楽曲制作者たちからのメッセージ
―それでは最後に、ファンへのメッセージをお願いします。

上松氏 気合十分ですので、ぜひゲームを楽しみながら、音楽というものも一緒にシンクロして聴いてもらえれば、嬉しいです。

中山氏 自分はすべての楽曲の現場に立ち会ったんですけど、どの曲も全力で作品を盛り上げられるように作っているので、良い曲になったと思います。耳から聴こえる物は、すべて楽しんでください。

榊原さん みなさん言っていることですが、作品のことを考えて、作品に合う、作品の曲、が詰まってます。もちろん曲だけを聞いて良いと言ってくださるのも嬉しいんですが、やっぱりゲームをプレイして物語を知って、その中で私たちの想いが重なると本当に大きな感動が生まれると思います。ゲームも音楽もあわせて、楽しんでいただければなと思います。

佐藤さん 『77』というゲームの内容を聞いた時、すごくワクワクしたんですね。新しいこと、チャレンジしたいという気持ちが伝わってくるゲームだったので、それに触発されて音楽チームもすごく頑張っています。遊んで楽しい、でも歌だけでも楽しめるように気合十分で作りました。ゲームと一緒に音楽も楽しんでいただければと思いますので、『77』よろしくお願いしまーす!

μさん 私が歌わせていただいた「星の奇跡」は、最後までゲームをプレイして頂かないと流れないんですね。全部クリアして頂いて、ぜひ曲を聞いていただければと思います。よろしくお願いします!

―ありがとうございましたっ!



いかがだったでしょうか、『77』楽曲制作陣によるロングインタビュー。
上松氏が20キロの減量に成功し、あんなにサッパリ男前に変身しているとは…
最近酒の飲みすぎでお腹まわりが気になる弊社、ラーメン食べ歩きが趣味の某媒体記者で「上松氏を見習おう」と誓い合いました。
さっそく取材当日、現場の市ヶ谷から弊社所在の秋葉原まで歩いて帰ったのですが、その後は継続してなかったり…… まずは、簡単な所でカレーを食べる所から始めたいと思います。『カレーは飲み物』という名言もあることですしね!

7月7日なのに、全然ロマンチックじゃない締めでゴメンナサイ。

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Whirlpool


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