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2009年12月02日

そらり「さあ、やってまいりました、げっちゅ屋×竹井10日のコラボにして、『ひまわりのチャペルできみと』スピンアウト企画第1弾、『天と』」

みはや「『美駿の』」

そらりみはや「『漫画がんばるぞ!』」

そらり「今、イチオシのコミックスを紹介するこのコーナー。今回も、某知人の業界人から『あのコーナーの漫画全然知らないやつばっかりなんですよねー。どこに売ってるんですか?』とまで言われる知る人ぞ知る名作をご紹介して参りましょう! 人のみぞ知る名作。汁兄様!」

みはや「そんなに知名度のないものが多いですか?」

そらり「漫画好きは知っている、ぐらいのもんじゃないでしょうか。ぐらいとグラ。今月はユーモアを愛する人には特にオススメしたいこちら。ユーモアを愛する人は心ユーモア溢れる人!」

みはや「必ずしもそうとは限りませんけどね」


◆『それでも町は廻っている』(石黒正数 著、少年画報社 刊)

そらり「通称、“それ町”ですね。何て言うんだろう。これまで微妙にあらすじを説明しづらい作品も取り扱ってきましたが、これは群を抜いて説明困難作であります。映画で言うところのマルホランドドライブ的な説明のしにくさ。アニメで言うところの天使のたまご的な説明のしにくさ。どうですか、解説のてんたまネーム野々宮さん?」

みはや「個性的な少女・嵐山歩鳥を中心に、彼女の通う高校の友人や、彼女のバイト先のメイド喫茶の人々が織りなすおかしな日常と非日常を絶妙な間合いで描くコメディです」

そらり「スゲエ!! 作品性の面白さとかを完全に打ち消しつつ普通に間違ってない内容を説明しやがった! そうじゃないんだよ! 数学の先生と歩鳥の噛み合わない会話とか、バイト先のメイド喫茶って、商店街の婆ちゃんがやってる普通のその辺の喫茶店じゃねえか! いや、確かに、メイド服着てるけど!!(婆ちゃんとかも) ……とか、その辺のこう、話を聞くのと実際にこの漫画読むのとじゃ、全然印象の違う、この軽妙洒脱な作品に溢れるセンスを表現して下さいよ!」

みはや「……」

そらり「……」

みはや「……めいど!(例の手の形)」

そらり「うん……いや、まあ、そういうことなんだけど、それ、“それ町”読んでる人しか分からないじゃないですか!? まあ何て言うか、基本的に愛すべきアホの子である歩鳥がやらかすロクでもない出来事に周囲が翻弄されたり、幺九牌だけで作った麻雀役だったり、それほど翻弄もされないが許せるか許せないか微妙にボーダーラインのあたりの迷惑を周囲に被らせるという、そんなお話です」

みはや「権田原さん的ですよね、歩鳥って。途中で混ざったのは混老頭(ほんろうとう)ですね」

そらり「わたくし、あんな駄目っ子じゃありませんよ!?」

みはや「駄目っ子はみんなそう言うんですよ」

そらり「どっちかというと、歩鳥のバイト仲間の女の子、タッツンに共感します。歩鳥と真田くんとタッツンの変な三角関係とかも、ゆるく描かれている訳ですが、タッツンのあの報われない恋っぷり。どんだけ女を見る目がないんだ、真田! アニメとか漫画の男子って女を見る目がなくて、すぐ駄ヒロインに靡きますよね?」

みはや円澤さん(※注1・ひまわりのチャペルできみとのメインヒロインです)批判ですね?」

そらり「クラスの雰囲気がギスギスするような解説やめて! バリバリ! やめて!」(※注2・円澤さんと権田原さんはクラスメートです)

みはや「わたくしは、歩鳥の弟とクラスメートの女の子との小学生らしさ溢れるくすぐったい恋模様の話が好きですわ」

そらり「いいよね、あれ! 甘酸っぱくて! まあ、言うほど恋愛話なんか多くなくて、コメディ話の方が多い訳なんですが。いずれにせよ、少なくともこのコーナーを毎回見ているような人には面白いはずだと請け負います。請け負うだけで具体的には特に何もしませんが」

みはや「……ホント、歩鳥系ですよね、あなた。あと、これはよく読んでいると何となく気付くのですが、どうも、お話の順番と実際の物語の時間軸が同じではない節があちこちで見受けられるんですよね。歩鳥の髪の長さが伸びたり縮んだりとか先輩の台詞が先行して寝言で出てきたり……単にお遊びなのか、ミステリー好きらしき作者の計算された何かなのか、全然分からないのですけど」

そらり「マジで!?」

みはや「……ちゃんと読んでください? ……さて、それでは今回はこの辺りで」

ゆいな「あ、終わりましたか? 東京皇帝☆北条恋歌4巻が早くも1月1日発売予定での登場ですよっ。元旦はこの間録画しておいたラピュタを見ながら、北条恋歌で決まりですっ」

そらり「録画したんならいつ見ても別にいいじゃないですか!?」

ゆいな「唯菜、ちゃんと最後に出てくるきまりを守ってるのに、突っ込まれましたっ!」

そらり「いや、そのきまりと突っ込まれるか否かは別ベクトルの出来事ですよ!」

ゆいな「政治的理由ですか?」

そらり「何でだよ!? もういい、今回のコラム、終了! 実況はわたくし権田原天」

みはや「解説は野々宮美駿」

ゆいな「ゲストは、デジタル東京皇帝☆北条恋歌・応援隊の唯菜でした」

そらりみはやゆいな「「「また来月ー」」」


(文責・竹井10日)

●人物紹介
そらり・権田原天(ごんだわら そらり)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)の実況担当キャラクター。くどい台詞回しと濃いネタ使いとディフェンスに定評がある。好きな宮崎アニメはカリオストロの城。

みはや・野々宮美駿(ののみや みはや)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)の解説担当キャラクター。頭の上に乗っているのはイルカのリノールさん。好きな宮崎アニメはナウシカ。

ゆいな・唯菜(ゆいな)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)のお母さん担当キャラクター。お母さん担当ってどういうことですか? 好きな宮崎アニメはラピュタ。


●プロフィール
竹井10日(たけい とおか)……エロゲシナリオやラノベなどを書く、よろず物書き。代表作は『秋桜の空に』『ひまわりのチャペルできみと』(共にMarronより発売のPCゲーム)など。調教したい宮崎アニメキャラはキキ。

■過去のコラム
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第1回『水惑星年代記』(大石まさる著、少年画報社刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第2回「神聖モテモテ王国」(ながいけん著、小学館刊)
「唯菜の漫画がんばるぞ!」 第3回「ハニカム」(桂明日香著、アスキー・メディアワークス刊)
「唯菜の犬とがんばるぞ!」 第4回「鬼外カルテシリーズ」(碧也ぴんく著、新書館刊)
「一紗香の犬とがんばるぞ!」 第5回「宙のまにまに」(柏原麻美著、講談社刊)
「一紗香の漫画がんばるぞ!」 第6回「Q.E.D.―証明終了―」(加藤元浩著、講談社刊)
「天と美駿のアニメがんばるぞ!」 第7回「ストライクウィッチーズ」(原作・島田フミカネ、監督・高村和宏)
「天と美駿のライトノベルがんばるぞ!」 第8回「東京皇帝☆北条恋歌」(竹井10日著、角川スニーカー文庫刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第9回『もと子先生の恋人』(田中ユタカ著、白泉社刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第10回『バクマン。』(原作・大場つぐみ、漫画・小畑健、集英社刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第11回『キン肉マンレディー』(小川雅史 著 原作・ゆでたまご、集英社刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第12回『バガタウェイ』(古日向いろは著、マッグガーデン刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第13回『ねこめ〜わく』(竹本泉 著、ソノラマコミックス他)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第14回『放課後のカリスマ』(スエカネクミコ著、小学館)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第15回「美川べるのの青春ばくはつ劇場」(美川べるの著、講談社刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第16回「ラ・プティット・ファデット」(しかくの 著、東京創元社 刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第17回「シスタージェネレーター」(沙村広明 著、講談社 刊)
「天と美駿の漫画がんばるぞ!」 第18回『ふたつのスピカ』(柳沼行 著、メディアファクトリー 刊)

■関連サイト
Marron


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