2010年08月04日
「さあ、やってまいりました、げっちゅ屋×竹井10日のコラボにして、『ひまわりのチャペルできみと』スピンアウト企画第1弾、『天と』」 |
「『美駿の』」 |
「『漫画がんばるぞ!』」 |
「今、イチオシのコミックスを紹介するこのコーナー。気がつくともう27回目なんですね!」 |
「何でそんな中途半端な回数の時に、敢えてそこに着目するんですか?」 |
「え……唯菜さんがさっきそんな話をしてまして……」 |
「あなた、最近、唯菜さんに幻惑されすぎですよ?」 |
「こええ! 唯菜さんマジックこええ!!」 |
「ご紹介する1冊は幻惑することなくいきたい所の今月はこちらです」 |
◆『京洛れぎおん』(淺野りん著、マッグガーデン刊)
「戦女(いくさめ)と賞される小学生女児・千鳥と、主人公の男子高校生・神足鉄汰が異次元の怪物と戦うバトコメ、それが『京洛れぎおん』でありんす!!」 |
「京都を舞台にしていて、登場人物達が京訛りの関西弁で話すんですよね。だから、ありんすって言ったんですね? まあ、京都弁というというのとはちょっと違いますが、ありんす」 |
「噛んだわたくしを見事にフォローする解説の野々宮さんの手腕が素敵!!」 |
「バラしたら意味ないですね?」 |
「ちなみに、バトコメとはバトルコメディの略であります!! 丸太を叩き折るコメディの場合は、マルコメ!!」 |
「丸太を叩き折るコメディってなんですか?」 |
「……バキ?」 |
「最近、ギャグ漫画になってますよね……ていうか、丸太を折るシーンなんてありましたっけ? ていうか、それ語感だけですよね?」 |
「京洛れぎおんの話に戻りましょう!! しかし、淺野先生は、軽妙なコメディと、かわいげのない女児を描かせたら天下一品ですね!」 |
「私としては、ちょっと恥ずかしい青春の男女関係の生々しい恥ずかしさが凄く好きですね」 |
「つまり、足すと生々しい女児の恥ずかしさですね?」 |
「足すな!! ていうか、そりゃ、先月のテーマだ!! ていうか、唯菜さん出てくるの早い! もうちょっとそこでおとなしくしてて下さい!!」 |
「足すと言えば、これまで、ちょっとラブ+コメディ物とシリアスバトル物を別個に描いてらした淺野先生ですが、今作はその両方の要素を上手く足されているのではないかと思いますね。京都弁のテイストも上手くマッチングしていて、まさに集大成と呼ぶに本当に相応しい作品かと思います。淺野作品の中でどれがお勧め?と聞かれたら、迷いなく推せる作品ですね」 |
「解説の野々宮さんが宇宙の乱れた法則と会話の流れを引き戻した!」 |
「田中さんは流されすぎですよ?」 |
「唯菜さんが言うな! あと田中違うわ!!」 |
「唯菜、そろそろ宣伝して帰りたいです」 |
「自由すぎる……」 |
「という訳で、東京皇帝☆北条恋歌6巻は絶賛発売中ですよっ。何か、公式ホームページも出来て、すごいキャンペーンとかもやってるようです。連動企画で、恋歌さんはついったーとかいうのもやってるらしいです。IT革命ですね」 |
「いや、違うんじゃないかな……。……ていうか、皇帝なのに何でもやるな、あのお方」 |
「あと、このコラムをご覧の皆さんの『丸太を折るコメディってこれじゃね?』情報をお待ちしていますっ」 |
「あっ! こらっ!! 勝手に変な物募集しないでくださいよっ!! それでは、今回はこのあたりで。実況はわたくし権田原天」 |
「解説は野々宮美駿」 |
「ゲストは唯菜でした」 |
「「「それでは皆さん、また来月ー」」」 |
(文責・竹井10日)
●人物紹介
・権田原天(ごんだわら そらり)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)の実況担当キャラクター。くどい台詞回しと濃いネタ使いとディフェンスに定評がある。好きな京都名物は松風。 |
・野々宮美駿(ののみや みはや)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)の解説担当キャラクター。頭の上に乗っているのはイルカのリノールさん。好きな京都名物は八つ橋。 |
・唯菜(ゆいな)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)のお母さん担当キャラクター。お母さん担当ってどういうことですか? 好きな京都名物は京都タワー。 |
竹井10日(たけい とおか)……エロゲシナリオやラノベなどを書く、よろず物書
き。代表作は『秋桜の空に』『ひまわりのチャペルできみと』(共にMarronより発売のPCゲーム)など。ベルギーチョコあられがちょっと気になる。
■過去のコラム
竹井10日presents「天と美駿の漫画がんばるぞ!」一覧
■関連サイト
Marron
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