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2012年12月26日

KDSD-00603


本日12月26日(水)に発売されます、Ritaさんのコンセプチュアルアルバム「星ノ雨-Closed Garden-」。
PCゲーム「Aster」のED曲「夢を見る夢」からインスパイアされて制作された、折倉俊則氏の全曲プロデュースにより生み出された切なくも美しい世界観の作品です。
発売にあわせ、Ritaさんとサウンドプロデュースを担当した折倉俊則氏にお話を伺って参りましたので、どうぞご覧くださいませ。

◆Rita 「星ノ雨-Closed Garden-」
メーカー:ティームエンタテインメント
発売日:2012年12月26日(水)
価格:3,150円(税込)

【収録曲】
01「箱庭 -instrumental-」
02「リフレクト」
03「雨粒」
04「夢を見る夢」
05「喪失 -vocal arrange-」
06「スタードーム」
07「スクエア」
08「Cage」
09「二つめの空」
10「Diary」
11「Diary 〜reversible〜」



◆コンセプチュアルアルバム「星ノ雨-Closed Garden-」
 Rita&折倉俊則インタビュー


ーそれではよろしくお願いします。
今回のアルバムはひとつのコンセプトに基づいて制作されているということで、まずはその経緯などから。

Ritaさん よろしくお願いします。
このアルバムは「夢を見る夢」という曲が中心にありまして、「この曲を軸にしたアルバムを作れないか」という私の妄想が広がっていきまして。もちろんこの曲にはエンディングテーマになったPCゲーム「Aster」という作品があるんですが、そことは別に世界観を作っていきたいと思った時に、やっぱり曲を作ってくれた折倉さんにお願いするのが一番いいだろうと。そこで今年の春くらいに突然お呼び出して、お話させていただきました。


−Ritaさんの中では以前からこういったアルバムを作りたいという思いがあったんでしょうか。

Ritaさん そうですね、「夢を見る夢」という曲は折倉さんと初めてお仕事をさせていただいた曲なんですけど、この曲がなければ「星ノ雨-Closed Garden-」というアルバムを作ることは考えられなかったし、良い楽曲だったからこそ作りたくなったというのもあります。

折倉氏 この楽曲をライブでよく演奏していただいているということは以前から聞いていて、曲を長く大事にしていただいているということですから、それだけでもありがたいことです。それを軸にして新しく作品を作っていくというお話を聞いて、そこまでしてくれるんだとほんとうに嬉しかったです。

−1人のアーティストさんが歌う曲というのも最近は数が多くなってますしね。それが発売から数年たってから動きがあるというのは珍しいですよね。

Ritaさん 「Aster」という作品自体も手に入りにくくなっている中で、作品を離れた状態でもスジの通ったコンセプトアルバムというものを作りたいなと。折倉さんはそこを理解して作ってくださっているので、全体的にバラエティに富みながらスジの通ったアルバムにしてくださいましたね。

−コンセプトになった「夢を見る夢」という曲は物語性も強い楽曲ですから、そこから広がる世界というのもあるんでしょうね。

Ritaさん ゲームのエンディングとして作られた曲なので、その物語を如実に歌詞の中で語られている部分もあります。ライブでやるとダイレクトに来てくださっている方々の表情が見えるじゃないですか。明らかに反応がすごいんですよ。聴いてくださってる皆さんの感情が揺り動かされているさまを何度も見てきて、私自身も唄いながら泣くとかしょっちゅうあったので(笑)
そういう意味で感情が揺さぶられる曲であるのは間違いないなって。それなら、この曲を中心に据えてアルバムを作ったら、私自身にも聞いてくださっている方にも面白い動きがあるんじゃないかなと思い、制作しました。


−なるほど、それでは収録曲を一曲ずつご紹介いただければと思います。


・箱庭 -instrumental-

折倉氏 1曲目ということでインストゥルメンタルですが、「夢を見る夢」のフレーズを使っていたりします。

Ritaさん しかも録り直しているんですよね。「箱庭」というタイトルを折倉さんがつけて下さった時に「やった! 意図を組んでくださっているな」と思いました。このアルバムはすごく閉じた世界の中で完結しているというか。自分の内省的な部分が出ている作品だと思うので。「箱庭」って外から俯瞰すると面白いじゃないですか。でも中にいる人間にとっては、閉じた世界なんです。そういった部分を描きたかったので、このタイトルを見た時に「勝ったな」と思いました。誰に勝っているのかは、全然わからないんですけど(笑)

−曲名は折倉さんの方で付けられたんでしょか。

折倉氏 そうですね、この曲名を付ける前にアルバムタイトルを話しあって決めていたんです。そこで「星ノ雨-Closed Garden-」と副題にもあるように、閉じられた世界というキーワードがあったんです。それなら最初にそのテーマを提示してしまおうということで、一曲目に「箱庭」としました。


・リフレクト

折倉氏 「リフレクト」はアルバムの中で一番疾走感がある曲ですね。大切な存在が居なくなってしまって、自分の発信するものを反射してくれる、響かせてくれる人が居なくなってしまった。そういう曲です。

Ritaさん 「ベースラインがとてもカッコイイ」とプロデューサーさんがマスタリングの時に感動した曲です。それくらいカッコイイんですが、歌詞の中身は非常に内省的である意味ギャップのある曲ですね。

折倉氏 派手にはしているんですけど、エレキギターがギャ〜ンと鳴るような派手さではなく。アコースティックギターを使ってるんだけど、派手に聞こえる作り方をしています。

Ritaさん ベースラインが華やかだからそう聞こえるんですかね。

−構成としてアルバムの中でボーカル曲としては1曲目に派手な曲を持ってきたというのは、コンセプトイメージが落ち着いた曲、バラードよりになるのでそれを裏切る意味で?

折倉氏 そうですね、個人的には入り口でテンポを上げて引き込んでしまおうと。

−そこから3曲めに移っていきますが、全体的に曲のつながりがスッと入っていきますよね。

折倉氏 マスタリングの時に曲間の長さを調整した結果ですかね。

Ritaさん マスタリングで曲と曲の間にあるブランクを秒単位で指定してくださって。音のない空間の中にある意図というものを折倉さんのイメージで作っていただきました。


・雨粒

折倉氏 結構ミドルテンポの曲です。はじめはエレキギターだけが入っていたんですが、あとから同じフレーズをアコースティックギターで重ねたりして。アコースティックギターの音色が「リフレクト」に近い曲ですね。

Ritaさん 二番Aメロの歌詞の中に「私は貴方の胸、奥、握って」というフレーズがあるんですが、あえて句読点が入っていたので、そこを意識しながら唄いましたね。そこだけ句読点があるということは、絶対に意味があるんだと思ったので。その意味をいかに汲んで唄うか考えた曲ですね。

折倉氏 「雨粒」の歌い方は、こちらから要望を出す前にパターンとして出していただいたものがハマっている曲でした。


・夢を見る夢

−今回のアルバムのテーマでもある、「夢を見る夢」です。

Ritaさん この曲はもう熟成されたワインのような味わいですよね。歌い続けたことによってたくさんの方からダイレクトに反応をもらって、その中から自分自身でも色々と考えることがあって。年月を重ねて作られたものを再レコーディングしました。なので、一番最初に聴いた印象は変わっていると思います。それは私自身の変化でもあります。今回改めて収録することで、自分を見直すこともできたので良かったですね。

折倉氏 それは音楽の本来の作り方ですよね。音楽は演奏するものであり、演奏し続けていくことで変わっても行く。その変化した音楽をもう一度収録してみたのが、今回の「夢を見る夢」です。

Ritaさん その変化は私だけで実現したわけではなくって、演奏した時に聴いて下さった方々と一緒に作っていったのかなと。そういう曲だからこそ、この曲はより一層深みをまして熟成したんだと思います。5年間という時間は無駄ではなかった。
この曲はやっぱり、いまだに根強い人気のある曲なんですね。原曲の方はアルバム「mighty」に収録させていただいているので、聴き比べると面白いかもしれません。


折倉氏 再収録だけでなく、音も全て作りなおしてます。

Ritaさん そういう意味では、折倉さんも5年間の経験、色々なお仕事をされた上でこの曲に向きあっていただいているし、私自身も5年間ずっと考えながらこの曲に向き合っている。面白い試みになったかなと思います。これから5年後にはどうなっているのかな?(笑)

−今後も「夢を見る夢」を歌い続けていくと。

Ritaさん やっぱり歌い続けていきたいと思うし、CDを出して終わりにしてしまうのはもったいない。私としては唄って、ずっと繋いでいきたい。ゲームの主題歌として制作した曲で、作品がたとえ手に入らなくなってしまったとしても、せめて歌だけは唄い続けていきたい。そしてその世界観だけでも伝え続けていきたい。そんな思いがあったので、この曲は私の出発点であり軸になっている作品でもあるのかな。

−ゲームのエンディングとして作成された楽曲ですが、唄い続けたことでゲームとは異なる世界が広がっていってるんでしょうか。

Ritaさん だんだん出来てきたって感じですね。ゲーム本来の部分は崩していないんですが、作品として伝えたかったこと、伝わればいいなと思っていたことをより深く掘り下げていきました。

折倉氏 音の部分でいえば、当時はゲームありきで作った「夢を見る夢」という曲がまずあって、その曲を改めてまっさらな視点で見ることができたかなと。そういうブラッシュアップはできていると思います。

−その違いはぜひ聴き比べてみて、ですね。

Ritaさん ワァー!? ってなります(笑)

−作品としては完成形ってあるわけですが、変わっていく事も肯定するべきなんですよね。今回のアルバムのテーマで言えば。

Ritaさん そう思います。このコンセプトもそうなんですけど、ずっと同じ場所にとどまり続けているのではなく、断ち切れない想いがありながらも少しずつ変化していく。その変化も受け入れる。今回「夢を見る夢」を再レコーディングして音も全て作りなおしたということは、面白い試みでした。


・喪失 -vocal arrange-

折倉氏 ゲームのBGMとして作った曲をボーカルアレンジした楽曲です。もしゲームをプレイした方がメロディを聴いて「オッ!?」って思ってくれたら嬉しいです。サビの部分がオリジナルのままで、あとは新しく作っています。
基本的にBGMはAメロとサビの二部構成で作っていたので、Bメロというものはなかったんです。そこを不自然にならないようにまとめてみました。


Ritaさん 非常に印象に残るフレーズが今回は多いんですが、特にこの「喪失」と「雨粒」が印象に残ってます。なので折倉さんからもらったものから湧いて出た感情をそのまま乗せて唄ってますね。

折倉氏 もとのメロディは歌用に作ったものではないのですが、あまり変えすぎても原曲に気づいてもらえなくなっちゃう。なのでサビを残しつつとチャレンジしてみた曲です。


・スタードーム

Ritaさん この曲は折倉さんがタイトルを悩まれていましたね。

折倉氏 曲名の響きがこのままでいいのか迷っていたんですが、Ritaさんの方から「これで行こう!」とバッと言っていただけて。

Ritaさん よくお土産とかでスノードームってあるじゃないですか。そのスノードームの内側にいるイメージが湧いて、それにプラネタリウムのイメージも重なりましたね。その密閉された空間の中から広がる星空を見上げているという風景がバッと広がっていきました。むしろ私のほうがこのタイトルを推しちゃったというか、それくらいイメージの広がる良い歌詞でした。

折倉氏 最初のイントロからRitaさんがおっしゃっていたようなイメージを浮かべて作っている曲ではあるので、ある意味このタイトルはそのままなんです。自分が迷っていたのは語感とかだけだったので、Ritaさんに推してもらえてこれでいいんだと。

−曲としてもキラキラしていて、バラードっぽいものばかりにならないようにということでしょうか。

Ritaさん そうですね、そこは相当に折倉さんが意識されていて。世界観から見るとバラードっぽい、悲しげな曲に偏りがちになりそうじゃないですか。でもアルバムとしてはそればかりにならないよう、多面的に表現する事に心を砕かれているなと。一聴して暗い雰囲気にはならないようにされていますよね。

折倉氏 この曲もメロディはかなりメジャーな感じにしています。重苦しくはならないんじゃないかなって思います。あとサビについては、コーラスが先行して合間にボーカルが入ってくるという構成にしているので、ひょっとすると他の曲とは違う印象で楽しんでもらえるかなって思います。

Ritaさん コーラス部分は私も声を意識的にきらびやかというか、明るめのトーンで唄っています。プラネタリウムの中に入って、バーって星が広がっている。ああいうイメージに近づけたかなと。


・スクエア

Ritaさん 私が「超怖い」って言ってる曲ですね(笑)
他の方にとってはどういう受け取り方をするかはまだわからない、これこそ答えのない曲ですね。


折倉氏 アルバムを買った方が歌詞カードを見ながら聴いて、感想や思い浮かべた映像があったらぜひ聞いてみたいですね。しかもこのアルバムの中では珍しく4つ打ちなんですよ。

Ritaさん 明るく聞こえる曲だからこそ、その裏側にあるものが怖いというか。聴いて下さったで方が「なんでRitaは怖いって言ってるんだろう」と考えてくれると面白いかな。「この歌詞イヤや、やだ怖い〜」って、ずっと言ってますから(笑)

折倉氏 音は「スタードーム」とは違う方向にキラキラしているというか、クリスマスソングと言わないまでもそういう雰囲気に仕上げています。

Ritaさん 12月になって町中のイルミネーションが輝いてる綺麗な中で孤独を感じていたりって、あるじゃないですか。

折倉氏 そういうひねくれた捉え方をしているので(笑)


・Cage

折倉氏 ピアノから始まる、構成としては一番王道のバラードになるかな。個人的にはサビの唄声の響きが一番伸びやかで、ドラムにもリバーブを掛けて広がりを出しています。

Ritaさん 随分褒めて頂いちゃいました(笑)
私はその広がりにただ乗っかっただけなんですけどね。広い世界の中にぽつんと、自分の居場所を見失ってしまった孤独感が感じられて。でも歌い方はあえて弱々しくせずに。ドラマチックな印象があったので、それを表現したかったんです。
今回のアルバム楽曲はどれもそうなんですが、一方方向ではなく多面的な表現をしていますね。孤独だけどドラマチックだったり、悲しいけれどきらびやかだったり。


折倉氏 全ての曲でシンプルになり過ぎないように。このアルバムにかぎらず、常に意識していることではあります。


・二つめの空

Ritaさん もともとAiRI(当時はUR@N名義)さんが「Aster」のオープニングテーマとして唄った曲をカバーさせていただいた曲です。AiRIさんに「今回アルバムで歌いたいんだけど」ってお願いしたら「ぜひぜひ。むしろ私もずっと歌いたかったんだけど、誰に言えばいいのかわからなくて」っておっしゃって。いやいや、ここに作った人(折倉氏)いますがな!って(笑)
その後にAiRIさんにもつながって、先日のライブで演奏されたという経緯もありつつ。AiRIさん自身も5年間でこの楽曲を大事にされていたんだなって感じられて、私も丁寧に唄わなきゃと。


−この曲の音も原曲から色々変えられているんですか?

折倉氏 「夢を見る夢」もそうですが、ギターだけ原曲の音をそのまま使っていますが、それ以外は録り直しています。アレンジは同じですが、違いを感じていただければ。

Ritaさん AiRIさんの原曲を大事にしながら私自身の個性も出したいと思ったので、真似にならないように意識しました。ずっとAiRIさんの歌声で聴かせていただいてきて、私なりの「二つめの空」をいかに唄うか考えながら。もともとカッコいい曲ですからね。

折倉氏 そうですね、「リフレクト」と並んで疾走感のある曲になっています。

Ritaさん しかも、ただ駆け抜けていくのではなくて、その中に時々立ち止まるような切なさが感じられる。これは折倉さんの楽曲の特徴でもあると思うんです。ただ走り抜けて「うわー、楽しかった!」ではなく、ふと立ち止まって考えさせるような引っ掛かりが常にある。

−普段の生活の中でサラッと聞き流す曲ではなく、じっくりと聴く曲ということですかね。

Ritaさん そうですね。私はそのほうが曲として完成度が高いと思っていて。聴いていて心にすごい残るというか。そういった引っ掛かりが今回の一つのテーマでもあります。


・Diary
・Diary 〜reversible〜


Ritaさん さて……問題の「Diary」が来ました。……問題なのか!?(笑)
この2曲は組み合わせになっていて、もともとは「Diary 〜reversible〜」のメロディで作られた曲で、歌詞もあったんですよね。でも折倉さん思う所がお有りだったようで、ちょっと作り変えてみたいと。


折倉氏 自分で提出しながら自分でリテイクをするという(笑)

Ritaさん 「私はいいと思うんですけど」という収録中の会話の中で、「それじゃあ、私も歌詞書いてみます」って言っちゃったんですよ。そうしたら同じフレーズを持つ対になる曲ができたと。

−もともとあった曲が「Diary 〜reversible〜」なんですね。

折倉氏 ただアレンジは「Diary」をメインにしていて、「Diary 〜reversible〜」の方はもとのメロディをアコースティックに。

Ritaさん 音数も極限まで減らしていただいて、切ない感じになったかなと。

折倉氏 アコースティック系の音色だけで固めた「Diary 〜reversible〜」は、タイトル通りの日記っぽさというか。自分のことだけを語る曲になっているかなと。

Ritaさん 全体の軸として「一人残された喪失感」というものがあるんですけど、それが特に顕著な曲ですね。

−歌詞も相当な…(笑)

折倉氏 どちらの歌詞も結局救われてないですからね。

Ritaさん アッハハハ(笑)
でもなんというか、孤独という一つのテーマでもいろんなパターンがあってもいいと思います。個人的には、その孤独からどうやって前を向くかを考えたい。なのでまずは孤独というものに内省的に向き合ってみようと思ったことが「Diary」につながったのかな。私自身も「なんて救いのない歌詞を書くんだ」と思いながら作詞したんですけど(笑)


−全体を通して、ラストまで救いがないのはちょっと驚きました。
それが悪いという事ではないんですが、わりと構成として最後には……って思っちゃうかなと。

Ritaさん アハハ、すいません〜(笑)
驚かされるというか、ドキッとしますよね。


折倉氏 最後だからといって、ちょっと背中を押すような曲を持ってくるのもひねりがないかなって思ってしまい。それよりは「うわー、暗っ!!」ていう形で終わらせてしまったほうがアルバムのテーマとしてはっきりするかなと。

Ritaさん この曲順だからこそ、このアルバムのテーマがよりはっきりしたと思います。失うことってすごく怖いことだし、辛いこと。あえてその「失いました」ということを伝えることによって、みなさんに感じてもらえることもあるかなって。


・Ritaが描き出す“孤独”とは

−今回のアルバムのお話を聞いて最初に思ったというか、「夢を見る夢」はRitaさんがライブで唄いながら泣いていた印象がとにかく強くて。

Ritaさん うわ〜、それ言われちゃうと辛いわー(笑)

−いやいや、あれだけ泣きながら唄う人を見るのが初めてで驚かされました(笑)

Ritaさん 自分でも気をつけなくちゃと思うんですけど。舞台でのお芝居も感情移入し過ぎて、虚構だとわかっていても泣くシーンで本当に号泣してしまうこともあって。でも泣くと声が上ずっちゃったりおかしくなったりするので、監督や演出家の方に「本当に泣くな」とよく叱られたりするんです。この曲も全然止められなくて。でも唄い終わってからしばらくすると、ケロッとしてる(笑) 「夢を見る夢」に関しては客観的に見れなくて、完全に主観になってますね。

−そういった曲を今回、改めてコンセプトに選んでアルバムを制作するというのは、なにかきっかけがあったんでしょうか。

Ritaさん 私自身「夢を見る夢」をずっと大切に考えてきて。この曲を活かしてどう再構築していくか、それをいかに完成させるか、というタイミングが運よく今来たんです。

−前回のアルバム「Mjuka」でもインタビューさせていただいて、その時から孤独感というものがテーマになっているのかなと感じまして。

Ritaさん どうしちゃったんですかね、最近の私は(笑)
皆さんから見て、いつも前向きで元気っていうイメージがあるみたいなんです。なのでそれとは違った面も出していきたいと思っているところもあるのかもしれませんね。ある意味、折倉さんが適任者だったのかもしれない。


折倉氏 イメージを壊していないといいんですが。

Ritaさん 折倉さんはいろんな曲を書かれる方ですが、私の中ではこういうテーマで曲を作ると一番いいんだろうなって思えたんです。コンポーザーさんも色々いらっしゃって、それぞれ得意な曲調ってあるじゃないですか。その中で、この作品の軸にするなら折倉さんだろうと真っ先に思ったので今回は無理を言ってやっていただいて申し訳ないなと。

折倉氏 いつも救われない曲を作ってますから、「そういう曲ならいいものを書くよ」っていう位置を目指したい(笑)

Ritaさん どこ目指してるんですか(笑)
折倉さんが個人で出されているアルバムにも、すごく切なかったり、ストーリーが見えてくる作品が多くて、個人的にすごく好きなんです。今回も1話アバン、10話でワンクールといったイメージのアルバムになってますね。ストーリーがそれぞれ散りばめられて、ひとつのアルバム。それぞれ違う物語だけど、ひとつの軸があって面白いかなって。


折倉氏 このアルバムを聴いた誰かがショートストーリーや絵を書いてくれて、それをもし見ることができたらすごくいいなって思います。

−大切な人の死とまではいかなくても、悲しい別れというのは誰もが経験することですしね。

Ritaさん 悲しい経験、辛い出来事はそれぞれされていると思うんですけど、そこばかりが焦点ではなくて。そこからどう向かい合っていくかというのが大事なんだと思います。

折倉氏 自分は救われない方向に掘り下げていくばかりなので、そこからフォローアップしていくのはRitaさんにお任せして(笑)

−良いバランスになっていますね!

Ritaさん 落として、上げてみたいな(笑)

−最近はRitaさんのファンは若い方が増えてきたなと思ってまして、そういう意味でも元気で前向きな“Rita”というイメージを持っている方が増えたのかなと。そういった層が今回のアルバムを聴いてどういう感想を持つのかも気になりますね。まだ若い方に別れの経験があるかということも含めて。

Ritaさん たしかにお若い方が増えましたが、お話を聞いてみるとそういった方も本当によく考えながら曲を聴いてくださっているんですよね。なので年齢が若いから伝わらない、ということは決して無いと思っています。

−なるほど、それでは「Aster」をプレイしていない方、「夢を見る夢」をリアルタイムで聴いていない方にもぜひ聴いてもらいたいアルバムですね。
最後にアルバムを待っているファンへのメッセージをお願いします。

Ritaさん 先程もおっしゃっていただいてますが、とある作品があって、そこに寄り添う形で作られた楽曲ではあるんですけど。その作品から離れて私が唄ってきた「夢を見る夢」という楽曲があって……泣きながら(笑)
ある意味このアルバムもサイドストーリーというか、別の物語として描かれた作品になったのかなと。このアルバム単体でも聴いていただけるような作品になっていますので、原曲を知らない方にも楽しんでいただけるものになっています。


折倉氏 ひとつの設定、ストーリーを描いた作品ではなくて。ひとつの死生観だったり、何かを失った経験がつながっていく楽曲群です。なるべく色んな面が見えてくるように曲調も多彩ですので、この曲がいい、この曲が好きだといった楽しみ方をしてもらえれば。「Aster」というゲームを知らなくても楽しめるアルバムですので、ぜひ聴いてもらえればと思います。

−ありがとうございましたっ!



こちら年明けの1月19日(土)には発売記念イベントも開催決定しております。
Ritaさんと折倉俊則氏が出演するトーク&ミニライブとなりますので、ぜひご参加くださいませ。

◆Rita 「星ノ雨-Closed Garden-」発売記念イベント
開催日:2013年1月19日(土)
入場順抽選予定時間:13:00 / 開場時間:13:30 / 開演時間:14:00
会場:アニメイト横浜
出演者:Ritaさん、折倉俊則氏(プロデューサー)
内容:トーク&ミニライブ

詳細は下記ページをご覧ください。
http://www.team-e.co.jp/information/2012/12/20121212-1.html


■関連サイト
Rita 公式ブログ





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