2013年06月11日
監督:牧原亮太郎氏×脚本:木皿泉氏×キャラクター原案:咲坂伊緒氏の異色タッグで注目される劇場中編アニメーション「ハル」が6月8日(土)より公開中です。
公開初日には、新宿ピカデリーにて細谷佳正氏(ハル役)、日笠陽子さん(くるみ役)、牧原亮太郎監督による初日舞台挨拶が実施。公開を迎えた心境やアフレコ時のエピソードなどを語りました。
・細谷佳正氏
プレアフレコに参加させていただいてから、1本の映画として完成するまでには、長くて、濃い時間がありました。初日の前にも完成披露試写会や女子限定イベントなどの機会はありましたが、早く公開して皆さんに観ていただきたい気持ちでいっぱいでした。こうして、初日を迎えて、客席がお客さんでうまっているのを見て、本当に嬉しく思います。
・日笠陽子さん
私はプレアフレコには参加できなかったんですが、主題歌のレコーディングに音響監督がいらっしゃって、その後のアフレコにうまく繋げていただけました。こうして色んなことが繋がって出来あがった作品を皆さんのもとに届けることができて、とても嬉しいです。
・牧原亮太郎監督
普通に電車に乗ってここまで来て、いつも映画を観ている劇場で自分が前に立って話をしていると、化かされているような気もします。木皿泉さんから脚本をいただいたのが去年の4月で、1年ほどかけて作ってきました。キツいこともありましたが、公開初日にはお客さんが来てくれるはずだ、というのを心のよりどころに頑張ってきたので、今日こうしてみなさんのお顔を拝見できて本当に嬉しいです。
−アフレコ時の思い出は?
・細谷佳正氏
アフレコの前に監督がキャスト、スタッフを集めて、ディスカッションしながら作品のテーマや、伝えたいことを共有してくれる場があり、それはとても豊かな時間で印象深い思い出です。
・日笠陽子さん
細谷さんとは共演した機会は少ないのですが、とても信頼できる相手なので、二人で「ハル」の世界を築いていけるなと思い、不安なくスッと役に入っていけました。
−初監督作品を作り上げての心境は?
・牧原亮太郎監督
アニメーターとしてキャリアをはじめて10年、朝から夜まで机に向かって絵を描いていて、監督になってもそれは変わらないので気負いはないですが、本当にたくさんのスタッフが関わっているので、彼らのためにもちゃんとした作品にしなければ、という想いはありました。
−代表して全国の「ハル」ファンに一言
・細谷佳正氏
「ハル」は観ていただいた方のそれぞれの感性で違った受け取り方ができるし、皆さんの中でいろんな色で育っていく作品だと思います。是非、何回もご覧になって、その度に新しい発見をしていって下さい。
◆劇場中編アニメーション「ハル」
大ヒット上映中
<ストーリー>
「くるみに、生きていることを思い出させるために、ボクは人間になった」
ハルとくるみの幸せな日常。 いつまでも続くと思っていた日々は、飛行機事故で突如終わりをつげた。
けんか別れのまま、最愛のハルを失い、生きる力も失ってしまったくるみ。 彼女の笑顔をとりもどすため、ヒト型ロボットのQ01(キューイチ)は、ハルそっくりのロボハルとしてくるみと暮らすことに。 ロボハルの頼りは、かつてくるみが願い事を書いた、ルービックキューブ。 色がそろうごとに溢れてくる、くるみの想いに応えるため、ロボハルが奮闘するも、くるみはかたくなに心を閉ざしたまま。ロボハルを作った荒波博士、そして京の街のひとたちに助けを借りながらも、ロボハルは、人について、そしてくるみについて知っていく。少しずつ打ち解けるロボハルとくるみだったが・・・。
・スタッフ
監督:牧原亮太郎
脚本:木皿泉 キャラクター原案:咲坂伊緒
アニメーションキャラクター・総作画監督:北田勝彦
小物設定・作画監督:長谷川ひとみ
作画監督:加藤寛祟・野崎あつこ・山本祐子
美術監督:竹田悠介 美術設定:塩澤良憲
色彩設計:藤田裕子 CGディレクター:西田映美子
撮影監督:田中宏侍 編集:肥田文
音響監督:はたしょう二 音楽:大島ミチル
主題歌:日笠陽子「終わらない詩」(ポニーキャニオン)
制作:WIT STUDIO
製作:ハル製作委員会
・キャスト
細谷佳正
日笠陽子
宮野真守
辻親八
大木民夫
(C)2013 ハル製作委員会
■関連サイト
劇場中編アニメーション「ハル」公式サイト