ライブの前日となる11月22日、台湾・松山空港に到着した水樹さんを出迎えたファンは平日にも関わらず500人にも及び、到着とともに日本でもおなじみの「奈々コール」が発生。プライベートを含めて台湾に来たのは初めてという水樹さんでしたが、予想以上のファンからの熱烈な歓迎ぶりに終始笑顔で手を振り続けていました。

ライブ2日目は日本国内で56箇所に加え、香港4箇所、台湾1箇所、シンガポール2箇所、インドネシア1箇所の合計65箇所の劇場、およそ23,000人のライブビューイングを実施。



「いくぜ、Taipei!!」の掛け声と共に1曲目「Gimmick Game」がスタート！　トリコロールカラーの衣装に身をつつんだ水樹さんの姿に会場からは歓声があがり、同時に一面を埋め尽くすイメージカラー“青”のペンライト。「みんないっぱい声きかせてください」という水樹さんの言葉に応えるかのように「いただきます、Lovely Fruit!!」と会場から大きな声が飛び、2曲目「Lovely Fruit」が披露されました。
続いて「みんなで一つになりたいと思います！」との水樹さんの言葉に続き3曲目「POP MASTER」に。全力でステージ上でジャンプする水樹さんが印象的でした。



最初のMCでは「ダージャーハオ　ウォーシーシェイシューナイナイ」と北京語で自己紹介した後、改めて「みなさん、こんにちは。改めまして、水樹奈々です」と日本語で挨拶。北京語で「初めての海外公演が台湾で嬉しいです。今日は盛り上がっていきましょう」とあった後、台湾の松山空港という名前をみて愛媛県出身の水樹さんとしてはつながりを感じたとのこと。そして空港に到着した際に多くのファンが手作りのプラカードで出迎えてくれたのが嬉しかったと御礼を述べました。
「ついてくる準備はいいですか？　みんなの気持ちを一つにして、LIVE CIRCUS 2013＋ at Taipei 開宴！」とあった後、上着を脱いで4曲目「COSMIC LOVE」、5曲目「Love Brick」を続けて熱唱しました。



ブルー系をベースにした和テイストの衣装に着替えて再びステージに登場した水樹さん。「Get my drift？」では本来コーラスがはいっている部分を会場が熱唱するなどの光景がみられました。
続いて1日目とは違う「純潔パラドックス」のイントロが流れ始めると会場からも大歓声。さらに1日目とは違う「BRIGHT STREAM」を歌唱ました。「BRIGHT STREAM」はofficial Facebook上で事前に集められた好きな楽曲アンケートで4位になった楽曲。歌い終わった後に「謝謝」という水樹さんからの投げかけもあり、またも大きな歓声があがっていました。
その後のMCでは、この衣装が台湾公演のためだけに作られたものと話し、日本らしいものを取り入れたかったので、本物の振り袖を加工して作られた衣装であることを伝えました。



タオルでの振り付けが特徴的な「Happy☆Go-Round！」に「DISCOTHEQUE」を続けて披露。会場が光景もピンク色のペンライトに変わっていきます。
ライブ中盤の11曲目は、水樹さんのライブでは必ずといっていい程セットリストに入ってくる「POWER GATE」。「oh〜oh、oh〜、POWER GATE〜！」という日本でも定番のコールが台湾でも行われていました。

妖精をイメージした緑の衣装に着替えた水樹さんによる「Naked Soldier」。そして今年10月にリリースされたT.M.Revolutionとの第二弾コラボ楽曲「革命デュアリズム」が始まると、「革命をLet’s Shout〜」の部分やT.M.Revolutionパートを大熱唱。その後のMCでは水樹さん一人で歌うのは台湾公演が初めてだということ、またT.M.Revolutionとのコラボ楽曲がレコード大賞の企画賞を受賞した喜びを報告しました。
「みんなの心を一つにして思いっきりいくぜ」という掛け声の後、今年リリースされた29枚目のシングル「Vitalization」、続いて5月にリリースされたT.M.Revolutionとのコラボ曲「Preserved Roses」。
そして人気投票第3位となった「ETERNAL BLAZE」を歌い始めると会場は一面オレンジ色へ。



合間のMCでは、今回の海外公演は台湾版CDに封入されていたアンケートで「ライブを台湾でやってほしい！」と多くの声をいただいたために、今回大きな一歩を踏み出すことができたことを述べ、感謝の気持ちを伝えました。すると会場からは一斉に「奈々コール」が。そして「みんな愛しています、また絶対台湾にきます」と北京語で話した後、本編最後となる「愛の星」をしっとりと歌い上げました。

本編終了後、会場からは大きな「奈々コール」が。それに応えるように1日目とは異なる「SCARLET KNIGHT」のイントロと共に、白いTシャツ姿で再び登場した水樹さん。
その後はライブのアンコールで恒例となる「シャッス！」という挨拶を行い、水樹さんがレギュラー番組をつとめるラジオ番組「スマイルギャング」の説明に。そして、「一緒に歌ってもらえたら嬉しいです」とあった後、会場からの「ワン、ツー、スリー、フォー」という大きな掛け声と共にアンコール2曲目「SUPER GENERATION」がスタートしました。



最後にこの公演の模様がDVD/Blu-rayになることが発表。そして「この台湾公演をずっと応援してくださったすべてのみなさんに、深い愛を込めて歌います」とあった後、Facebookのアンケートでも1位を獲得した「深愛」を披露しました。一部を北京語で歌うなど、台湾公演ならではの演出も見られ、曲中にも関わらず、会場からはどよめきが起こっていました。

メンバー全員ラインナップでの挨拶も終え、大きな歓声に見送られ終了したかのように思えた海外公演。ですが会場からは「1、2、3、4、5、6、ナナ〜！」の掛け声の後、どこからともなく歌声が。どんどんその輪が大きくなり、気づけば、水樹の楽曲「POWER GATE」を歌うファンの声が広がっていきます。
その声に後押しされるかのように再び登場した水樹さんの口からも改めて御礼の言葉。「昨日サプライズ返し出来なかったから、何か用意しようと思って、昨日の夜、急遽考えたことがあります。」とあった後、Cherry Boysを二人呼び込み、「大切な人のことを思いながら聞いてください。」と自身が作詞した楽曲「innocent starter」をAcousticスタイルで歌い上げました。

そして最後の最後に、水樹の口から「2014年、台湾公演決定しました！」と発表があると、万歳三唱と共に泣き出すファンも…。そして「みんな愛しています」という北京語と特大の投げキッスを会場に送り、笑顔でステージを後にしました。

◆海外公演「NANA MIZUKI LIVE CIRCUS 2013＋」
　11/24（日）セットリスト
1. Gimmick Game
2. Lovely Fruit
3. POP MASTER
4. COSMIC LOVE
5. Love Brick
6. Get my drift？
7. 純潔パラドックス
8. BRIGHT STREAM
9. Happy☆Go-Round！
10. DISCOTHEQUE
11. POWER GATE
12. Naked Soldier
13. 革命デュアリズム
14. Vitalization
15. Preserved Roses
16. ETERNAL BLAZE
17. 愛の星

【ENCORE】
18. SCARLET KNIGHT
19. SUPER GENERATION
20. 深愛

【W/ENCORE】
21. innocent starter （Acoustic ver.）

■関連サイト
水樹奈々 公式サイト