2013年12月11日
「さあ、やってまいりました、げっちゅ屋×竹井10日のコラボにして、『ひまわりのチャペルできみと』スピンアウト企画第1弾、『天と』」 |
「『美駿の』」 |
「『漫画がんばるぞ!』」 |
「今、イチオシの漫画を紹介していくこのコーナーもハリウッド化が見えてきましたね!!」 |
「ハリウッドに行って何するんですか……?」 |
「え……ほら……ハリウッド映画のご紹介とか」 |
「小森のおばちゃまの仕事じゃないですか!?」 |
「古!! という訳で、こここここ、今回の一冊はこちらなのよ」 |
「似てないですね……」 |
◆『あまんちゅ!』(天野こずえ著、マッグガーデン刊)
「『海とダイビングが大好きな元気いっぱい少女・小日向光。東京から引っ越してきた引っ込み思案な少女・大木双葉。夢ヶ丘高校に入学し出会った2人の少女達が入部したのは、ダイビング部。自然豊かな伊豆半島を舞台に、ダイビングを通して四季折々の素敵な日常の幸せを二人で満喫します』(オフィシャルホームページより抜粋)」 |
「ところで、小森のおばちゃまは、今時の若者に分かりますかね?」 |
「その話引っ張るの!? えー……今回の『あまんちゅ』今更メジャー作家の作品を取り上げるとかどうなのかという噂もあるかもしれませんが、天野ワールドは、本当にいいんです! 勿論、本作品でも天野ワールドは健在です。優しく、柔らかく、可愛く、素敵で、キラキラで、心が温かくなる、そんな作品ですね」 |
「恥ずかしい台詞禁止、です」 |
「それ。言いたかっただけでしょ!? 『浪漫倶楽部』の頃から、ホント好きで、その頃からポエムな雰囲気はある持ち味でしたけど、天野ワールドの真骨頂は『AQUA』で花開いた感じですよね。あまんちゅの高校の名前が、浪漫倶楽部の学校と同じ、夢が丘だったりして、古くからのファンにはちょっと嬉しいひと味が加わっていたりしています」 |
「あまんちゅは、主人公達のダイビング部という題材のお話もあるんですが、日常のふんわりした日々を大事に描かれていますね」 |
「お話もですが、絵がね、いいんですよ! 何より、この人の凄いのは、水です!! 漫画はモノクロ原稿なんですよ? モノクロ原稿なのに、何か水の透明感が見えるような絵なんですよ。これですねー、凄いと思います。透明なのに、見えるんです、水!」 |
「浪漫倶楽部は空の透明感が綺麗な印象がありましたけど、しっかり描いているのに、透明感があるという不思議な作品なんですよね」 |
「余談ですが、一説には、『彼女がフラグをおられたら』の菜波さんのポエムは、天野ワールドに触発されているという話があります」 |
「『彼女がフラグをおられたら』は、4月からアニメ化ですよ!! 同じく4月に発売になるドラマCD付き特装版8巻&コミカライズ7巻は、シナリオが竹井10日の人が書きます!! あと『東京皇帝☆北条恋歌』12巻も発売してます! そして、1/12には、原作を担当している『もうすぐ死ぬひと』1巻が発売になりますよ!!」 |
「がをられアニメまでいよいよカウントダウン、て感じですね。……という訳で、今月はここまで!! 実況は権田原天」 |
「解説は野々宮美駿」 |
「ゲストは唯菜でした」 |
「「「それでは皆さん、また来月ー」」」 |
(文責・竹井10日)
●人物紹介
・権田原天(ごんだわら そらり)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)の実況担当キャラクター。くどい台詞回しと濃いネタ使いとディフェンスに定評がある。好きな映画解説者は、淀川長治さん。 |
野々宮美駿(ののみや みはや)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)の解説担当キャラクター。頭の上に乗っているのはイルカのリノールさん。好きな映画解説者は、水野晴郎さん。 |
・唯菜(ゆいな)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)のお母さん担当キャラクター。お母さん担当ってどういうことですか? 好きな映画解説者は、おすぎです!! |
竹井10日(たけい とおか)……エロゲシナリオやラノベなどを書く、よろず物書き。代表作は『秋桜の空に』『ひまわりのチャペルできみと』(共にMarronより発売のPCゲーム)、『東京皇帝☆北条恋歌』『ここから脱出(で)たければ恋しあえっ』(角川スニーカー文庫刊)『10歳の保健体育』(一迅社文庫刊)「彼女がフラグをおられたら」(講談社ラノベ文庫刊)。がをられもハリウッドで映画化したいですね。
■過去のコラム
竹井10日presents「天と美駿の漫画がんばるぞ!」一覧
■関連サイト
Marron