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2014年09月22日

マスターアップ記念


PCブランド・コットンソフトの新作PCソフト『片恋ヴィジョナリー』。
コットンソフトとしては初のDL専売タイトルとして、美少女ゲームダウンロードサイト「Gyutto.com」にて9月26日(金)に発売されます。

いつものコットンらしさを残しつつ、エッチな要素も重視して色々と挑戦している本作。こちらの企画・シナリオを担当する海富一氏にお話を伺ってまいりました。
ゲーム内容について、そしてDLタイトルの開発理由、現在のPCゲーム市場の雑感など幅広くお話いただきましたので、どうぞご覧くださいませ。
※こちらの記事には18歳未満閲覧禁止の画像が含まれます。ご注意ください。


◆コットンソフト『片恋ヴィジョナリー』
海富一インタビュー


−本日はよろしくお願い致します。
まずはコットンソフト新作『片恋ヴィジョナリー』はどのようなゲームになっているのでしょうか?

『片恋ヴィジョナリー』は凄くわかりやすく言うと、エロゲ版「電影少女(ビデオガール)」です(笑)

−わかりやすいです(笑)
自分たちの世代としては、懐かしくもありつつ性的なものを強く意識した作品ですね。

僕もドストライク世代ですね。『片恋ヴィジョナリー』は、僕らのホームグラウンドであるエロゲを題材に、エロゲの世界からヒロインが飛び出してきた、という作品になっています。
「ある日、突然女の子が俺のところに」というある意味、王道というか古典的な設定を現代のエロゲのある世界でやってみようというコンセプトです。


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−ヒロインは今回2人いるのですが、そのうちの片方がエロゲから出てきた女の子。もう一人が現実の世界の女の子となっています。

リアルとエロゲの理想のヒロイン、わかりやすい対比ができていればと。本作ではエロゲを題材にする上で、エロゲであるところのお約束、制服がハデだったりと、ある種のメタ的な要素もふんだんに入っています。ですが基本的にはコメディな明るいノリでヒロインとのエッチな交流を楽しんでいただければと思いながら作っています。

−なるほど。それではヒロインについて詳しくお聞きします。

星川愛音_立ち絵のコピー

・星川 愛音(ほしかわ あいね)
 CV:八尋まみ


お話の発端となる、エロゲの世界から飛び出してきた女の子。主人公に尽くしてくれて、エッチにも積極的で、ユーザーにとっても親しんでいただいているエロゲのテンプレのヒロインとして作っています。お話の中では現実の存在ではないし、主人公としても「俺はエロゲの主人公じゃないし」ってはじめは戸惑うんですが…実際のところは“エロゲの主人公”なんですけどね(笑)

−メタな部分ですね。

そういうネタも含めつつ、こんな女の子が目の前にいて「エッチなことしてもいいよ♡」って言われたら、やっちゃいますよね。でも主人公には片思い中の女の子(もう一人のヒロイン)がいるので、板挟みになってしまうところからお話が転がっていきます。
“愛音”自身は自分がエロゲのキャラクターだという自覚があるので、主人公の片思いについて、それはそれで応援しています。これもエロゲのお約束ではあるんですが、複数の攻略ヒロインがいる中で選ばれなかった場合もあるということはわかっている。主人公が幸せなら私は良い、っていう考えです。


−ヒロインたちの内面描写もシナリオ上にあるんですか?

内面描写は特にもう一人のヒロイン、現実の女の子である“志穂”はある意味で「もう一人の主人公」と僕はイメージしてシナリオを書いています。ヒロインでもあるんだけれど、女性視点からのシーンも結構あります。逆にエロゲヒロインである“愛音”の視点では書かないようにしています。現実とゲームのキャラクターの違い、さらに“愛音”は自分がキャラクターであることを理解しているので。それがコメディとしてのネタにもなるし、選ばれないことも仕様としてわかっている。とはいっても、応援すると言いつつも選ばれなかった場合は寂しくなる。作られたキャラクターであるからこその葛藤もあるのかなって。
基本的にはコメディなので明るくネタにしているんですが、シナリオの根幹としても大事な部分として作っています。


見上志穂_立ち絵のコピー

・“見上志穂”
 CV:柚木サチ


−それではもう一人のヒロインについて。

すでにちらっと出てきましたが、主人公の片思いの相手で、対比としてリアリティのある女の子。僕のイメージでは“リアル”と“リアリティ”は分けて考えていて、フィクションの部分はありつつもリアリティを混ぜて作っています。先ほどの“愛音”はフィクション9:リアリティ1だとすれば、“志穂”はフィクション5:リアリティ5の割合です。
この子の視点で進んでいくシーンも多めに入れてありまして、どのようなことを考えているのか地の文として書かれています。そこは僕自身のライターとしての得意分野というか、好きな方向性ですね。とはいえやっぱり重くなり過ぎないよう、明るいノリはキープしつつ、“リアリティ”が感じられるようにしています。


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・キャラクターデザイン

−今回は原画を成年向けコミック誌などで活躍されてる「大泉だいさく」さんと、ねこねこソフトやこねこソフトで原画を担当した「麻の葉」さんの2人を起用されています。お話を聞くと、キャラデザ部分も対比させているのかなと思いますが?

最初のキャラクター作りと直結するんですが、“愛音”はいかにもなエロゲヒロインの記号をたくさん盛り込もうと最初に決めました。ピンクのツーサイドアップ、ツインテとロングを足したような髪型だったり、どういう作りなのかよくわからない制服だったり、乳袋だったり(笑) わかりやすい記号を凝縮して作ってもらいました。
もう一人の“志穂”は、逆に現実にいてもおかしくないデザインにディフォルメを加えています。制服も実際に有りそうなシンプルなもので、髪型も最近流行っている三つ編みカチューシャだったり。


−装飾過多にならないようにデザインされているなと。こういったキャラデザのほうが個人的に好きです。イベントCGというか、エッチのシチュエーションについても差があったりするんでしょうか?

設定上、“愛音”はいつでもオッケーで、さらに主人公が勃起するとそれに連動してエッチな気分になってしまうんです。男ならわかるような不意の勃起でも反応して、歯止めが効かなくなっちゃう。そうなるとその場を収めるためにエッチな事もなしくずしでしてしまい、その様子を“志穂”に見られてしまったり…。ラブコメのお約束的な展開でもありますが、そういったエッチシーンのパターンも有ります。そんな経験を経て「不意の勃起をしないために先にヌイておけばいいんじゃない?(笑)」ということで、日常的なエッチシーンも展開していきます。
日常的なエッチシーンについては、これはシステムのお話にもなるんですが、ストーリー上のエッチの他にフリーエッチパートというものがあります。こちらは好きなシチュエーションを選べるようになっていて、さらに“愛音”はエロゲのキャラクターなのでスタイル
も貧乳・巨乳にしたり、おしりの大きさも変えられます。


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−そのフリーエッチパートは“志穂”にはありますか?

“志穂”には無いんですが、代わりに彼女視点でのエッチシーンがあります。オナニーシチュだったり、個人的に好きな「おしっこ我慢できなくて放尿」シーンですね(笑)
こういったものは女性視点だからこそのエロだと思うので、違う角度のエッチシーンとして楽しめるようになっています。
“愛音”と“志穂”、テーマとしてもわかりやすく、エッチのスタンスやシチュエーションも異なるものを用意しています。




サブキャラ_統合データのコピー

・サブヒロイン“久楽院 小夜”(くらいん さよ)
 CV:こたつみやこ


−サブヒロインも登場しますが、こちらはどのような立ち位置になるのでしょうか。

攻略ヒロインではないという意味合いでの“サブヒロイン”で、エッチシーンもあります。状況を引っ掻き回す、第三の存在ですね。設定上は“愛音”と同じくエロゲの中から出てきた、自称隠しキャラで、公式では公開されていない後から出てくるヒロインという立ち位置です。お話の上でエッチもして慕ってくれる“愛音”に情が移ってくるんだけど、そこに水を差すというか、「それはタダの勘違いだよ。エロゲヒロインは所詮、性欲処理の道具にすぎないんだよ」って自分で言っちゃうようなタイプです。これもメタネタに絡むんですが、ある意味で真実でもある。そういった部分を代弁するため、主人公を誘惑してきます。彼女相手に射精してしまうとゲームオーバーになってしまうので、誘惑に耐える必要があります。

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−ストーリー上でも後半で重要な役どころになりそうですね。

“小夜”は第三の存在ということで“愛音”や“志穂”と立ち位置もキャラクターも違うので、ある意味新鮮な気持ちで書けました。僕もそれなりに長くエロゲシナリオを書いているので、お約束を裏切るというか掟破りなことが出来てある種の爽快感、カタルシスがありました。今までにないキャラクターを書けました。
エロゲとしてのメタネタはふんだんに盛り込んでいますので、エロゲが好きな方はクスっとしてもらえるというか、納得してもらえる作品になっていると思います。


−それは遊ぶのが楽しみになりますね。
それでは今回の『片恋ヴィジョナリー』はコットンソフトさんとして初のDL専売になるということで、そのあたりも突っ込んでお聞きしたいところです。


・コットンソフトがDL市場に参入した理由とは

色々とあるんですが、エロゲだけに限らず現状のゲーム業界は斜陽の時代と実感しています。それこそ僕らの学生時代はインターネットもダイヤルアップ接続で夜じゃないとつながらないような状況だったのが、今ではいつでも無限につなげていられる様になりましたよね。その中でユーザーの選択肢が広がってます。

−インターネットはあって当たり前ですよね。逆にPCを買ってもBlu-ray・DVDドライブが付属していない。

ROMを使ったパッケージ販売はその影響を受けていると思います。市場全体の売上はネットの方に移りだしていて、ユーザーもパッケージに目が向かないのかなと。逆にインターネット上は情報過多になっていて、情報はたくさんあるんだけど実際にこちらが届けたいものがユーザーには届かない。しかもパッケージは情報を届けた上にソフトを買ってもらうため、段階を踏んでいく必要もあります。今のネットに慣れている若い世代にとってハードルが高くなっているのかな。僕自身でさえ最近はネット通販の利用が多くて、実際にショップまで行かなくても翌日に物が届く世界、データならその場で買えちゃう。これはやっぱり時代の変化なのかなって。DL市場は無視できない領域になっているなと思っている中で、DL専売で開発しませんかとお話を頂いたのが最初のきっかけです。

−これまでにパッケージ販売のためのいわゆるフルプライスと呼ばれるPCゲームを作ってきて、今回はDL販売のPCゲーム。開発する中でなにか違いはありましたか?

まだ作っている最中なので、発売された上で結果を見てというのはあるんですが、DLはお客さんの層に違いがあると思います。今までコットンに注目してくださってきたユーザーさんは公式サイトの更新とかもマメにチェックしていただけていたのですが、DL販売のユーザー層はメーカーにこだわりがないというか。浮遊層というかライトユーザーが多い印象を受けています。そういったユーザーさんに対してはスタンスを少し変えていくべきだと感じていて、その上でエロが主流であるDL販売にあわせて『片恋ヴィジョナリー』でもそちらに寄せています。

−内容として重要視したのがやはりエロの部分、分量でしょうか。

そうですね。今までに作ってきたゲームは明るいもの、シリアスなもの、どちらもお話を重視してきました。ですがユーザー層のことを考えるとエロに重点を置くべきだろうと。値段もハーフプライスでボリュームもこれに応じた分量なんですが、エッチシーンだけで見れば今までの作品よりもはるかに多くなってます。もともと作品としてシリアスなものではないんですが、エッチして終わりでは味気ないので、エロを多くした上で、お話も面白く転がせるように今回は挑戦しています。

−販売方式が変わってユーザー層もこれまでと違うところにもアピールする必要があると思います。今後の話にもなるかと思いますが、新規ユーザーの獲得をどのようにやっていくというのはありますか?

ネットで見るユーザーさんは情報の即時性がある反面、一度に得られる情報量が限られていると思います。余程の興味が無いと長い文章を読んでもらえない。そこで重要になるのがファーストインプレッションで興味を引くような方法です。
普段からやっていることでもあるんですが、今回は短い紹介動画を用意して公開しています。動画なら絵と文章、声といったバラバラのものをセットで見ていただける。時間も1分くらいなら気軽に見てもらえるのかなと。本当は1分を切るのが理想で、個人的にもネットで2分以上の動画はなかなか見ていないので、できるだけ短い時間にしようと工夫しました。



・現在のエロゲ市場について

−『片恋ヴィジョナリー』はDL専売ですが、今後もパッケージ販売も平行して行っていくんでしょうか。

僕らも初めての試みですし、とにかく今回、どのような結果を出せるかです。コットンソフトも7,8年と続けてきて作り上げてきたものがある中、今までのユーザーさんにも応えるものになっていますが、様変わりしている部分もあります。特にストーリーを重視してきたので、DL専売のハーフプライス作品がどのように受け入れられるのか。さらに新しいユーザーさんをどれだけ獲得できるのか。
実は『片恋ヴィジョナリー』と同じシリーズとして2作目の発売も決まっていて、すでに原画作業も進めて頂いています。『片恋ヴィジョナリー』とあわせて、この2本でどこまで結果を出せるか。これによって今後の展開も変わってきます。


−『片恋ヴィジョナリー』自体の話からは外れますが、海富さんの実感としてPCゲーム市場は変わってきていますか?

やっぱり大きく変わってますよね。
僕が初めてやったゲームは『同級生』。その後に大学受験のため上京したんですが、やっぱり秋葉原に寄りたい。その時に買ったのが『To Heart』。そして帰ってきてからは、まだ他の試験があるのにずっとプレイして、挙句の果てに受験した大学に落ちるというヒドイ落ちがありました(笑)
僕はそういう時代の人間なので、『同級生』や『To Heart』から入りつつ、泣きゲーが流行り、さらに変遷して明るくライトなノリのものが多くなりました。そして最近はエッチ重視が主流に。それぞれの時代ごとに変わってきているし、さらに業界全体の斜陽の時代にあわせた変化があります。その前から兆しはあったんですが、一番大きく業界が変わったと感じたのは東日本大震災が起きてからです。でも作り手の数は変わっていなくて、結果的に少なくなってきたお客さんを取り合っている状況がある。
しかも最近はユーザーさんの飽きが早いというか、フルプライスのゲームはすべてのヒロインを攻略するのが当たり前でしたが、今は一人のルートが終わったら他の作品だったり違う趣味に興味が移ってしまうかなと。


−自分もそうですが、ユーザーの年齢層が上がってゲームのプレイ時間を取れなくなっているのかなって思います。

それも大きいですね。一つのゲームにかけられる時間が減っていってる。でも作り手は減っていないので発売されるソフトの数はそこまで変わらないし、ネットには他にも色々なものが溢れていますよね。メニューの数が多すぎる定食屋で、どの料理がオススメなのか全然わからないような状況です(笑)
この状況からはどのメーカーも脱却したいとは思っているんだけれども、明確な方法は見つかっていない。


−オススメメニューに人気が出たら、みんなが同じものを作って、同じものを食べて、結局堂々巡りになるのかなと。地道ですが、やっぱりそれぞれのメーカーで新しいお客さんを増やしていくしか方法はないのかなって思います。

そういった意味ではDL市場であるとかソーシャルゲームであるとか、間口を広げて新規層を開拓していかないといけないかなと。そのためには作り手側の変革が求められていると感じています。


−それでは最後に『片恋ヴィジョナリー』発売に向けてメッセージをお願いします。

『片恋ヴィジョナリー』は個人的に古典の復帰、と言うと大げさですが僕と同じ世代の方にとって懐かしく感じられる設定に今風のネタを盛り込んでいます。いつの時代でも楽しめる王道に古典と新しさを織り交ぜた作品です。若い方も楽しめるし、僕らのようなオッサンもニヤリとできるエッセンスを盛り込んでいますので、プレイしていただければ嬉しいです。

−ありがとうございましたっ!

メインビジュアルのコピー


◆『片恋ヴィジョナリー』
メーカー:コットンソフト
ジャンル:エロゲヒロインと同居生活ADV
原画:大泉だいさく、麻の葉
シナリオ:海富一
価格:3,980円(税込)
発売日:9月26日(金)
gyutto_banner

「Gyutto.com」特設ページ

(C)2014 COTTON SOFTWARE



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