今度の女装は“先生 兼 女学生”!? げっちゅ屋特典に描き下ろしB2タペストリー

2015年07月24日

La'cryma10周年記念限定版パッケージ

La’crymaより10月30日(金)に発売予定のPCゲーム『カデンツァ フェルマータ アコルト:フォルテシモ(Kadenz fermata//Akkord:fortissimo)』。
こちらのディレクター兼シナリオライター神夜 優氏へのインタビュー第2回をお届けいたします。

科学と魔法の戦いという世界観、設定についてお聞きしたインタビュー第1回につづいて、今回は登場するキャラクターたちを通して『カデンツァ』に迫ります。


◆PC『カデンツァ フェルマータ アコルト:フォルテシモ』
ディレクター兼シナリオライター:神夜 優インタビュー


―それでは今回は“キセキツカイ”、“マホウツカイ”のそれぞれメインとなるキャラクターについてご紹介いただければと思います。


◆キセキツカイ

フレイア

“フレイア”
二つ名:白銀の聖剣(シュヴェルトライテ)
キセキ(武器):
双剣・汎用型輝石剣「シュヴェルトライテ・アインス」
双剣・汎用型輝石剣「シュヴェルトライテ・ツヴァイ」"

神夜氏 “キセキツカイ”のメイン視点となる、スリーマンセルで動いている新人女性団員がいるんですが、主人公の“フレイア”はその中の一人です。実は以前から女性主人公の作品を作ってみたかったんです。

―PCゲームではあまり見ませんが、ここ数年、ゆるめの百合要素が受け入れられてきたのか、アニメ・コミックスなどで女性主人公の作品が多くなってきています。

神夜氏 うちもやっぱり同じようなタイミングにはなりましたが、前作と違い『カデンツァ』はコンシューマで作るということもあり、やっぱり男性主人公では描けない部分もあり、女性主人公で企画しました。ただやってみたら、難しい部分も多くて、例えばキャラクター紹介一つにしても、それがネタバレだらけになってしまうな、と……

―過去設定や戦う理由などはシナリオの中で語られるようにしないと?

神夜氏 そうなんですよ。
“フレイア”は幼いころに“マホウツカイ”のせいで親を失って戦争孤児となり、その“マホウツカイ”への恨みを胸に組織に入り、若くして頭角を現してきた女性団員です。実は彼女が所属する部隊〈七聖騎士団〉のリーダー“ユリウス”は、幼いころに生き別れた実の兄なんです。それを知った“フレイア”はあえてすぐ会いには行かずに、必死の努力をして〈七聖騎士団〉に任命されたところから物語が始まります。
若くして特別な部隊に任命されるのはリアリティがないだろうと思われるでしょうが、それには理由があります。若者のほうが、“キセキツカイ”たちが使用する“キセキ”という“マホウ”の類似品への適合率が高い。なので兵士としてのスキルだけでは歴戦の隊員にかなわなくとも、“キセキ”を操る能力を含む対マホウ格闘の総合力が高い者が〈七聖騎士団〉に選ばれています。

―“マホウツカイ”ほどではないとしても、特別な存在ではある。

神夜氏 さらに〈七聖騎士団〉に所属する団員は、自分専用にカスタマイズされた特別な武器“キセキ≪戦略創造技術兵器≫”を持つことが許されています。ですが、“フレイア”だけは一般兵にも支給される汎用兵器の双剣を使っています。理由は汎用兵器なら壊れても替えが効くし、強力な武器ほど敵に奪われた際に危険になるという、“コストパフォーマンス重視”です(笑)
幼いころから山奥で育ち、組織に所属してからは戦闘訓練ばかりで一般的な知識に疎かったりもします。任務で『カデンツァ』の舞台になる島に訪れてからは、兵士の顔と常識知らずの少女の顔のアンバランスさを楽しめると思います。ファンタジーのゲームに初めて触れて「なんで“マホウ”という機密情報が漏洩しているの!?」って驚いたり(笑)

フレイア02

キセキ日常





ミコト_カットイン01(炎なし)

“姫 神琴(ひるめ みこと)”
二つ名:天照らす太陽(アマテラス)
キセキ(武器):
三種の神器・剣「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」
三種の神器・鏡「八咫鏡(やたのかがみ)」
三種の神器・玉「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」

神夜氏  “キセキツカイ”三人娘のムードメーカー。お軽くてお茶目で、ちょっとおバカで、言いたいことをズケズケという裏表のない女性です。シリアスな組織の中でもボケ担当だけれど、任務の際には三人娘の中でも年上として支えていたり、しっかりしたところも見せます。
21歳と成人しているのでお酒も飲めて、ビールが大好き。部隊の中でも大人連中で飲みニケーションで居酒屋に行ったりもしています。
騎士団では珍しい日本人で、日本神話をモチーフにした武器を操るんですが、日本で暮らした時間は短くて知識は中途半端だったり、作中で意外な一面を見ることもできるかと。日常シーンを体現したようなキャラクターで、“ミコト”を気に入ってくれると“キセキツカイ”の日常が二倍増しで楽しんでもらえると思います。

―飲みニケーションという言葉が出てくるとは思っていませんでした(笑)

神夜氏 ですよね。普通のADVだと、やっぱり少年が主人公の学園モノが多くなりますよね。ですが、『カデンツァ』はある意味では社会人のお話なので、日常シーンで居酒屋が出てきたりする。大人ならニヤッと出来るようなシーンが盛り込まれていて、自分でテストプレイしていても新鮮でした。
逆に“マホウツカイ”側の視点は学園モノになっているので、そういったお話が好きな方にも視点を切り替えて楽しんでいただければと思います。『カデンツァ』には、その両方が詰め込まれています。

ミコト01

ミコト02





アリシア

“アリシア”
二つ名:純真無垢な闇(カテリーネ)
キセキ(武器):人工知能ヌイグルミ「トイ・ボックス」

神夜氏 「可愛いは正義」を体現したような、三人娘の癒やし担当。しゃべる人形を武器に戦う人形使いで、ものすごい実力者の騎士団長の娘です。親の七光りと影で言われることもあるんですが、誇り高い父親のもとで働きたくて〈七聖騎士団〉に入団しました。
本当にピュアないい子で、引っ込み思案ではあるけど溶けこむために頑張って喋ってたり。

―持ち歩いている人形もしゃべるんですね。

神夜氏 この人形が結構毒舌で、ピュアと毒舌の会話が面白いところです。
戦闘においては部隊の中でも一人だけ戦闘力が低く、戦うこと自体が苦手なタイプ。ただし武器となる“キセキ”の力を引き出すために必要な魔力がずば抜けて高く、その力を使って凄く広大な空間を作り出したり、いろんな人形を操って戦います。秘めた実力は高いけれども、精神面を含む戦士としての実力はまだまだ未熟である。なので、別ベクトルでみんなをサポートするキャラクターです。三人娘はチームとして動くこと前提で任務にあたります。

アリシア01

アリシア02





―メインとなる三人娘の他にもいろんなキャラクターが“キセキツカイ”として登場しますが。

神夜氏 他にもオッサンだったりイケメンだったりお爺さんだったりショタだったり、お姉さんも“キセキツカイ”には居ますが、そのキャラクターたちもとても魅力的に描いています。個人的にオッサンがカッコ良いゲームは良いゲームだと思っていて、前作にも出したかったんですが…

―学園モノだと難しいところですよね。

神夜氏 そうなんですよね、どうしても年齢の幅が狭くなってしまって。キャラクターの個性を評価いただいていたんですが、自分では納得行かない部分もあり『カデンツァ』では魅力的にオッサンを描かせて頂きました。

キセキ日常02

キセキ日常03

キセキ日常04

キセキ日常05

キセキ日常06





◆マホウツカイ

零二01

芳乃 零二(よしの れいじ)
マホウ(武器):サクラ「人型戦略破壊魔術兵器」
チカラ:“復元する世界”(ダ・カーポ)
「あらゆる現象を過去の状態へ復元する」能力
ただし、効果範囲は自身より半径数メートルの射程距離があり、過去にさかのぼるほど消費される≪魔力≫は膨大になっていく。この‟能力”を利用すれば、過去に出会った人物の召喚なども可能だが、死者を蘇らせることは出来ない。


神夜氏 前作の主人公で、“マホウツカイ”のリーダー的な存在です。自己中心的なところがあって、いわゆる正義の味方ではないため、一方から見ると悪にもなってしまうキャラクターです。自分の回りにいる大切な人たちは守る、それを害する相手には容赦しないという、ある意味では一番人間らしい性格です。自分の信念を曲げないそんな彼が、とんでもないチカラを持ってしまった。
女の子の好意にも気づく、空気が読めるイケメンなんだけど、実はもともとコミュ障で以前は友達がいなかったりもします。というのも、彼も“フレイア”と同じように戦争孤児で同じ人物に引き取られて一緒に山奥で暮らしていた過去があるんです。

―それが別々の道を歩み、再会した時には“キセキツカイ”と“マホウツカイ”に分かれて敵対することに。

神夜氏 とはいえ、一緒に暮らしていた頃も仲良しだったわけではないんですが(笑)
親代わりの男性に気に入られている“零二”に対する、“フレイア”の一歩的な幼い嫉妬心ではあったのですが。あとになって分かりますが、“零二”が“マホウツカイ”であるということを本能的に察知して敵対心を抱いてたんです。
“零二”は黒羽夫妻という後で紹介するキャラクターの祖父母に引き取られ、普通の社会で生活していた過去もあるため、“フレイア”と違い、最低限の常識はありました。そういった複雑な幼少時代を過ごしたため、コミュニケーションが得意ではなかったんですが、とある少女との出会いによって変わっていった。これが前作までに語られた背景となります。
能力はあまり戦闘向きじゃないんですが、“アリシア”と同じように特殊な生まれによって膨大な魔力を秘めているため、その魔力量を活かしてゴリ押しの打撃で戦うこともあります。拳で語る主人公として、男性ユーザーからも人気がありますね。

―前作をプレイしていないプレイヤーでも、視点を変えて物語を読むと共感できるようなキャラクターになっていると。

神夜氏 そうですね。竹を割ったような性格で、振りかかる火の粉を払うために戦うので共感していただけると思います。

零二02

零二対フレイア





龍一

皇樹 龍一(すめらぎ りゅういち)
マホウ(武器):パイルバンカーガントレット「イルアン・グライベル」
チカラ:“九つの世界”(ノートゥング)
「九つ存在する、全ての並行世界とアクセス・リンクする」能力
一見すると万能のような能力だが、その発動条件は厳しく対象への接触が必要不可欠となる。触れた対象に起こるであろう数多の未来(結果)から、望む世界を手繰り寄せることで、望む結果を得られる。
龍一はこの能力を利用し、相手の防御を無効化し「防御できなかった世界」にすることで一撃必殺を可能としているが、万一攻撃が回避された場合は能力そのものが発動されないため、その限りではない。


神夜氏  “零二”のライバルで、いわゆる主人公タイプのキャラクターです。正義感が強くて悪を許さない。鈍感で女性の好意には気づかないけど、すごくモテる(笑)“零二”の対極に位置するキャラクターで、皆さんにも馴染みのある性格をしています。彼の視点で物語を楽しんでいただいても面白いかと思います。
彼も戦争孤児だったんです。というのも、過去にマホウが原因となってとても大きな戦争が起きたんですね。“龍一”はチカラに目覚めてから紛争地域を転戦して争いを止めようとあがいていた子供の部分があって。でもそれって自分自身が暴力をふるう、ある意味では戦争に加担しているようなもの。そんな矛盾を抱えた中、前作で“零二”とぶつかり合ったことで、自分の周りが幸せであることが重要であると気づいた。本作では昔よりも柔軟になっているけれども、相変わらずカタブツなところも残っている憎めないキャラクターになっています。
戦闘能力は最強クラス。“キセキツカイ”として戦ったらトラウマになります。自分もテストプレイで最初は全然勝てなくて、バグ報告しようかと思いました(笑)

―ちゃんと勝てるようになってるんでしょうか(笑)

神夜氏 『カデンツァ』には一部負けイベントもありますが、そこも戦闘方法次第で展開は変化しますし、大体が一見無理そうなバトルですが、ちゃんと勝てます。なので、「どうやったらあのチートキャラに勝てるかな?」と頭を悩ませていただければ。

龍一01

龍一02





サクラ

サクラ
マホウ(武器):日光(自分自身)
チカラ:“復元する世界”(ダ・カーポ)
「あらゆる現象を過去の状態へ復元する」能力
ただし、“能力”を自らが使用することは不可能。
自らの持ち主に、この“能力”を与える。


神夜氏 前作のメインヒロインです。
しかも特殊なキャラクターでして、彼女自身がマホウそのものなんです。そもそも“マホウ”と呼ばれるものは、特殊な鉱石によってマホウツカイの心象を具現化した兵器なんですが、“零二”の場合はなぜか人型になった。人間であり、同時に精霊であり、戦略破壊魔術兵器でもある。ただし兵器と呼ぶには、へっぽこです(笑)

―人格の部分が向いていない?

神夜氏 そうなんです。性格がのほほんとしていて、魔力の源が日光のためいつもひなたぼっこしている。ニートみたいなゴロゴロした生活をして、“零二”からもへっぽこ兵器って言われちゃってます。ただし兵器としてのチカラを発揮すると、まさに必殺の戦略兵器と呼べるほどのものすごい波動砲を放ちます。
ただし全てを破壊するほどのパワーなので扱いが難しく、今回戦うことになる“キセキツカイ”たちは不死身ではないため撃つことをためらうんですね。そういう意味では、良くも悪くも“兵器”なんだなと。どのようにバトルで活躍するのか、前作とは違った楽しみ方ができるかと。強過ぎるチカラを持っている“マホウツカイ”ならではの葛藤があります。

―バトルといっても、相手を殺すことが目的ではない。

神夜氏 戦力差とは違う部分で苦戦する“マホウツカイ”の戦いが展開します。

サクラ01

サクラ02





なぎさ

鈴白 なぎさ(すずしろ なぎさ)
マホウ(武器):二層式西洋剣「スウァフルラーメ」
チカラ:“黄金色の聖約”(ティルヴィング)
「二度に限り全てを斬り裂き、三度使用するとその身を滅ぼす」能力
神話の伝承通り、一度振れば錆びず斬れぬものはなく狙ったものは外さない聖剣の能力。
世界を構成する≪概念≫そのものを絶つため、その次元におけるいかなる防御をも打ち破る究極の斬撃能力。当然、距離という≪概念≫すらも絶ち斬るため、この一撃を回避するのは不可能であると言える。ただし、三度目の一撃にはスウァフルラーメ自身が耐えられないため、自殺行為となる。
理論上はスウァフルラーメの耐久度が回復すれば再び使用することは可能だが、完全回復には長い月日を要する。


神夜氏  “龍一”側のヒロインとして設定が作られた剣道少女です。可愛らしい見た目なんですが、不器用で剣道しか出来ない、どちらかというと武士道むすめです。剣士として優れていた父親の影響を受け、真剣で戦うような常に一撃必殺を信条としているため、剣道としても異端の精神を持っています。殺し合いの覚悟が土台にある昔の剣道が好きで、その道を極めたいと思っている。だけど武術バカの“龍一”に素手で負けてしまい、それが納得いかずに突っかかっているうちに好きになってしまった。
とにかく不器用で、それが戦闘スタイルにも現れています。3回だけ使える必殺の技を持っているんですが、その技をどのように活かして戦うか。ただし武器は西洋剣なので、女騎士的なビジュアルの需要に応えてもいます。

なぎさ01

なぎさ02





紗雪

黒羽 紗雪(くろばね さゆき)
マホウ(武器):
白黒二丁拳銃「うたまる」&「アルキメデス」

白黒双蹴レガース「スコール」&「ハティ」
チカラ:
“福音の魔弾”(ヴァイス・シュヴァルツ)
「“音”を認識して追跡する」能力
うたまる&アルキメデスの持つ“能力”。対象となるあらゆる‟音”を追跡することが出来る。ただし自身の認識が知覚できるわけではないため、あくまで弾丸の追尾などの性能として付与するものである。


“救済せし力の賢者”(アルスヴィズ)
「空間を超越し追跡する」能力
スコール&ハティの持つ“能力”。
対象となるあらゆる存在・現象を追跡することが出来る。ただし、あくまで使用する対象は術者本人が認識している対象のみであるため、時としてその対象物の本質を見紛うと完全なる追跡は不可能となる。だが、認識してさえいれば、あらゆる≪概念≫すらも超越できる。


神夜氏 二丁拳銃を使うクールな妹キャラです。零二の義理の妹で、彼が黒羽夫妻に引き取られた時に一緒に暮らしていました。その後、とある事情で離れ離れになっていたんですが、一年前に再び妹として一緒に暮らすことになりました。
大の猫好きで、商店街の猫達にいつも餌を与えている猫大明神です。本当は家でも飼いたいんですが、居候中の手前、迷惑をかけないように我慢している。猫好きの影響か、本人も俊敏でクールで、ちょっとネコっぽいところがあります。
銃は人気の武器ということで、“カデンツァ”の特徴でもある武器VS武器の戦いで見どころも多いです。

―やっぱり武器を使った戦いは見栄え良くなりますよね。

神夜氏 “キセキツカイ”の使う武器は特殊なものが多く、対して“マホウツカイ”の武器は王道のものになっているので、その対比も楽しんでいただけると思います。

紗雪01

紗雪02





紅葉

里村 紅葉(さとむら もみじ)
マホウ(武器):遠隔操作式小型魔導砲「グリモワール」
チカラ:“七人の断罪者”(アルカンシエル)
「七つの大罪を背負わせる」能力
グリモワールの七つのクリスタルそれぞれに対応した七種類の“罪”を背負わせることで、五感などを奪うことが出来る。この“能力”を籠めた一撃に直撃・防御すれば数時間ほど、僅かに当たるだけでも数分の間は罪を背負うこととなる。


神夜氏  “紗雪”のライバルのようなキャラクターで、ユーザーからの人気も1位、2位で争っているヒロインです。“零二”に一目惚れして、グイグイと絡んでくるキャラクターです。普通のADVだと、日常を描いて恋心を育んで、最終的に主人公とヒロインが結ばれるというのがセオリーだと思いますが、彼女はそれを一切無視して一目惚れから“零二”を逆ナンパしてきます(笑)
そんな出会いから、とにかく自分に好意を持ってもらおうとガンガン攻めてくる、草食系男子にとって理想のようなヒロインです。そんな性格なので、“紗雪”とは犬猿の仲でして。

―“零二”もそうですが、お互い恋愛にもアクティブなふたりなんですね。

神夜氏 竹を割ったような性格も似ていて、相性はいいですね。人生の中での一瞬を大切に、思ったことは直ぐに行動するし、嫌なことはとにかくやらない。本能に忠実に生きています。なので、たとえ昨日戦った相手だろうと気にせず付き合える。自分が楽しむこと優先で、それを邪魔するものは叩き潰す。好戦的なのか、そうじゃないのかよくわからない(笑)
使う武器もそんな性格を具現化したような“マホウ”で、七つの大罪を形にしたクリスタルからレーザーを放って戦います。基本は“紗雪”と同じく遠距離戦スタイルなんですが、とある事情により“キセキツカイ”側に一番対策を練られています。ただ“零二”と“紅葉”は“マホウツカイ”としては変わっていて、頭を使って戦うのが好きなんです。なので、“キセキツカイ”との相性は悪くてもどう工夫して戦うか作戦を練って戦います。

―なるほど、人気が出るのもわかる気がします。

神夜氏 実は書いている自分としても気に入っていたキャラクターで、つい力が入ってしまった結果、一番人気が出ました。今作でも彼女の見せ場はしっかりあるし、むしろ美味しい役どころになっていますが、人気があるから優遇しているわけではなく、自分が好きだからです(笑)

紅葉01

紅葉02

紗雪&紅葉





―自分が好きなもの、見てみたいものを形にするというモノ作りですよね。

神夜氏 まさにそうで、自分がこういうゲームを遊びたいと思って『カデンツァ』を作りました。自分がやりたいことを詰め込んでます。人気のあるキャラクターの出番はもちろん重要ですが、実は『フォルテシモ』であまり目立たなかったサブキャラクターのシナリオを厚くしています。というのも、前作はバトルロイヤルなので、お話の都合上、負けたキャラクターが退場してしまうんですね。そうするとキャラクターごとに描ききれない部分がありました。そのぶん、今回はそのキャラクターにスポットを当てて人気を上げてやろうとおもい、イベントなど用意しました。前作のキャラクターは全て『カデンツァ』にも登場するし、全キャラクターに見せ場を用意しています。前作でお気に入りのキャラクターの出番が少なくて残念だった、という方にはぜひ『カデンツァ』も遊んでほしいです。

―なるほど、とはいえこのインタビューでは全キャラクターについてお話いただくと尺が足りなくなりますので、他のキャラクターについては公式サイトなどをご覧いただければ(汗)

神夜氏 このゲームは登場キャラクターが多すぎですからね(笑)
『フォルテシモ』を遊んだ方向けにぜひお話しておきたいんですが、前作の経験を得たキャラクターたちの成長、環境の違いも今作では描いています。前作からのファンに嬉しい要素として、成長した姿や意外な一面が楽しめるようになってます。本作から登場するキャラクターとの絡みも見どころです。

―登場キャラクターそれぞれに戦闘シーンが有るんですか?

神夜氏 ごく一部の大人を除いて、メインの“マホウツカイ”にはバトルが用意されています。ターゲットとして情報公開されているキャラクターは7人なんですが、他のキャラクターとの戦いもあるので安心してください。ただし前作でもチートだった大人キャラクターは現役を引退して、今回は戦いの行方を見守っています。

―バトルの描写などにも違いがあるんでしょうか。

神夜氏  “マホウツカイ”の超常的な力に対抗するため、一般人を巻き込まないためにも“キセキツカイ”たちは〈ロボティクス・ノーツ〉と呼ばれる自分に有利な特徴を持つ空間を作り出して戦います。

―ネーミングにはMAGES.さんとのコラボ的な意味合いが?

神夜氏 使わせて頂いています。自分は今回の『カデンツァ』でコラボをする前からMAGES.さんのゲームが好きだったんですが、協力して開発するなら許してもらえるかなと(笑)他にもキャラクターの能力など、MAGES.さんのゲームを遊んでいる方なら気づいてもらえるようなネタが結構あったりします。
この戦闘空間はキャラクターごとに存在していて、もっとも自分の能力・戦術に有利な状況になるような空間に敵を引き込み、その上であらゆる知略を尽くして戦うことで、“マホウツカイ”との実力差を埋めていく。前作で『フォルテシモ』で描いた“マホウツカイ”同士の戦いは力が強すぎて、使ったら世界が崩壊するような能力ばかりで戦うフィールドを選ばなすぎるなと。今回は戦場に存在する障害物なども利用したバトルが展開します。

―キャラクターごとの特徴付けにもなりますね。

神夜氏 背景イラストも一凛さんに特別にお願いした、それぞれ専用のものになっています。美しいイラストのバトルフィールドにも注目してください。実は、依頼する時のイメージが抽象的で悩ませてしまったところもあるんですが(笑)

―抽象的というと、例えば?

神夜氏 「爆炎の大河」とか言っても、そんなの伝わらないですよね(笑)
「滝がすべて炎の世界です」「ここはクリスタルの森です」と、自分のイメージを伝えるのは難航した部分でした。そのぶん、とても良いバトル背景にしていただけました。テキストだけでなく今回はイラストのインパクトも加わって、場所を利用した戦いを楽しんでいただけると思います。

―“マホウツカイ”の能力が強すぎて想像しづらい部分もあるんですが、やっぱり戦う相手による相性というのはあるのでしょうか。

神夜氏 ありますね、なので戦う前に誰と誰をぶつけるか、“キセキツカイ”たちは作戦会議を事前にしています。その様子を描いたブリーフィングシーンは自分でもお気に入りです。バトルもののADVでも、ブリーフィングシーンってあまり見かけないじゃないですか。そういったシーンも日常として描いていき、メリハリもついて面白くなっているかなと。

ブリーフィングシーン01

ブリーフィングシーン02

ブリーフィングシーン03


神夜氏 “キセキツカイ”は組織として作戦にあたっているので、シーンとしてすごく締まるんですよね。流れるBGMも含めて、なんだかワクワクしてくる。「これからこんな連中と戦うの?無理ゲーだわ!」って思った相手が「特徴はこうで、こういった作戦で戦う」と聞くと、何とかなりそうな気がしてきて、戦うのが楽しみになる。でも戦いが始まると作戦外のちょっとしたトラブルがあったりして、予測しない展開になっていく。そういったバトルの楽しさ、ファンタジーならではのリアリティも『カデンツァ』では描いています。

―前作から確実に進化した部分ですね。

神夜氏 前作では自分の初めてのバトル物なので、教科書通りに作ろうと意識しました。単純な力がぶつかり合うバトルも王道で楽しいんですが、前作を作って得た経験や皆さんのご意見を活かして、それをすべて詰め込んでいます。
エンターテイメントとしては、前作『フォルテシモ』が映画だとすると、今回の『カデンツァ』は遊園地です。前作はストーリーを見てもらうためのもの。今作はバトルもあるし日常もある、視点も変えられて戦闘システムもいろいろある、実はどこから遊ぶかも自分で決められるほど自由度も高い。ゲーム中で任務をクリアするとお金がもらえて、それを利用して壁紙やシステムボイスも増やせる。多彩な楽しみ方ができるような、新世代ADVとして開発しています。

―ADVというフォーマットにのったゲームではあるけれど、テキストを読み進めるだけじゃなくて、こういった遊び方もできるんだよ。と提示しているんですね。

神夜氏 それが『カデンツァ』で挑戦したい部分でした。ADVというジャンルは変わらないことが良いところでもあるのですが、だからといって変化も悪いことじゃないと思う。ADVで良いゲームはたくさん発売されているし、自分でも遊んでいるのでそこは失いたくない。でも他のジャンルでも面白いゲームはあるし、その良い部分をADVに新しさとして付け足そう。そういった融合をテーマにして、システム部分を含めて開発しています。





主人公クラスのキャラクターたちが多数登場し、入り乱れてのバトルが展開する『カデンツァ フェルマータ アコルト:フォルテシモ 』。ADVというジャンルの枠を超えたゲームシステムによって、その戦闘描写が強化されています。次回のインタビューでは各種ゲームシステム、そしてPS Vita版とPC版の違いについてお聞きしていきたいと思います。楽しみにお待ちくださいませ。


◆『カデンツァ フェルマータ アコルト:フォルテシモ 』La’cryma10周年記念限定版
メーカー:La’cryma
プラットフォーム:PC(Windows Vista/7/8 日本語版)
ジャンル:ADV
発売日:2015年10月30日(金)
価格:13,824円(税込)
メディア:DVD-ROM
販売区分:18禁作品 ※ソフトウェア倫理機構審査作品
同梱特典:18禁画集・音楽CD・撮り下ろしドラマCD・PC版カデンツァ追加CG&シナリオ DLシリアルコード入りカード
※18禁なのは画集のみで、ゲーム本編は通常版と同じE-15作品となります。
(C)2014-2015 MAGES. / 5pb. /La’cryma


◆『カデンツァ フェルマータ アコルト:フォルテシモ』通常版
ブランド:La’cryma
プラットフォーム:PC(Windows Vista/7/8 日本語版)
ジャンル:ADV
発売日:2015年10月30日(金)
価格:7,344円(税込)
メディア:DVD-ROM
販売区分:一般:E-15(15歳以上推奨) ※ソフトウェア倫理機構審査作品

(C)2014-2015 MAGES. / 5pb. /La’cryma

■関連サイト
『カデンツァ フェルマータ アコルト:フォルテシモ』PC版公式サイト
『カデンツァ』ポータルサイト








getchublog at 14:00│Comments(0)TrackBack(0)PC | INTERVIEWこの記事をクリップ!twitterでつぶやく

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 

キーワード  詳細検索 - 検索ヘルプ
ランキング - 注目キーワード - 特典情報 - デモ動画 - ダウンロードで買う - 特価コーナー