2016年06月24日
こんにちわ。
「恋と恋するユートピア」がいよいよ本日発売です!
ぜひとも「プレイ用」「保存用」「贈答用」に、3本買いを、オススメしますね〜
そんな感じで、今回はその6回目です♪
※こちらの記事には18歳未満閲覧禁止の画像が含まれます。ご注意ください。
「静かな秋の高原が舞台です」
露天風呂を学校に作ろう! そう決まってから、自然と舞台は山間の田舎に決定してました。
いえ、別に海でも島でもいいんでしょうが……やはり紅葉と言えば、「山」かなぁ……と。
とはいえ、住人にとっては観光客向けの娯楽以外は、ほとんど遊ぶところの無い田舎街で、
遊びに行くにも、かなり遠出しなくちゃいけない……そんなシチュエーションです。
でもそれは、じっくり恋愛するには、実に良い環境なんじゃないでしょうか?
そんな、どこかノスタルジックを感じさせる、静かな秋の高原で繰り広げられる学園生活……
あなたも女の子と露天風呂に浸かりながら……素敵な恋愛、してみませんか?
「イベントCGはこうして出来る?」
とまぁ、舞台が秋の高原な、「恋と恋するユートピア」ですが、やはりキャラが登場するイベント絵こそ、
美少女ゲームの華ではないでしょうか?
今回は、そのイベント絵が出来上がるまでを、ご説明したいと思います。
さて、イベント絵はまずシナリオの展開から、その必要なCGを割り出します。
ただし、ある程度シナリオプロット(あらすじ)の段階から、
「A子のCGは全部で×枚で、エッチシーンは○回で」みたいに、ある程度は先に決めておくのが普通ですね。
そのCG指定書となるのが、いわゆる「字コンテ」です。
では、その一例を見てみましょう。
※EV007
(急にドアを開けられ)シャワーを浴びながら、こちらを振り返る雪菜。主人公視点。
主人公が雪菜がシャワーを浴びているところに出くわすラッキースケベシチュ。
雪菜はシャワーを浴びながら、お尻をこちらに向けつつ、こちらを振り返っているイメージ。
両腕で乳房を隠しながらも、こちらをきょとんとした表情で見やっている。
P1:赤面&ジト目でこちらを睨み付ける雪菜の表情パーツ。
場 所:雪菜の家の浴室
時 間:夜(照明が点いて明るい)
服 装:雪菜:全裸(髪アップ)
上半分が、絵の指示書で、中ほどの「P1」が、パーツ差分の指示。
また下は、場所(背景がどこなのか)、時間(昼なのか、夜なのか?)、服装の指示になりますね。
ウチの場合は、こちらを原画家さんに見せて、まずは「絵コンテ」を描いて貰っています。
さて、その絵コンテがこちら。
はい、だいぶざっくりした感じですね。
でもここでは、おおまかな「構図」と「キャラのポーズ」さえ確認出来ればいいので、
まずはこんな感じでもじゅうぶんなんです。
そこでディレクターがチェックして……次に描いて貰うのが、イベントラフです。
ちょっと別のカットになりますが……だいぶキャラの描き込みがされてますね。
ここでは特に、キャラの表情や手の仕草などがチェック対象になります。
また絵コンテと違い、イベントラフは最終的な「クリンナップ原画」と同じサイズで描いて貰うのが普通ですね。
さて、次はその「クリンナップ原画」になります。
文字通り、クリンナップされている、最終的な原画のカットになります。
赤い線は、いわゆるパースの指定ですね。あとで背景を作画する時に、参考にします。
そして、このカットにはキャラの表情差分がありますので……
ベースの絵は、表情のないのっぺらぼう状態で……
基本の「きょとんとした表情」と、差分の「むっとした表情」の二つの表情差分があります。
で、さらに原画家が軽く色を乗せたのがこちら。
このカットはそうでもないんですが……中には長い髪と服装が、複雑に絡みあう様な難解なものもありまして……
その彩色時にミスがないように、指定代わりに色を乗せてあるワケですね。
さて、いよいよ色の付いたものが……こちらです。
こちらはキャラだけ、色を乗せてあります。そこに背景と、湯気や光線効果などを乗せて……
こちらで彩色が完了になります♪
あとは、トンボ(枠線)のサイズでカットして……場合によってモザイクとかを掛ければ、イベントカットの完成です。
さて、いかがでしたか?
ゲームのイベント絵は色々な人の指定や手が入っていますので、
じつはラフとチェックの繰り返しから出来ています。
こんな風に出来上がった、「恋と恋するユートピア」、ご興味が沸きましたら、ぜひプレイしてみて下さいね?
では今回はこんな所で〜
書いた人:らぶまてぃっく:プロデューサー「身から出た鯖」
露天風呂を学校に作ろう! そう決まってから、自然と舞台は山間の田舎に決定してました。
いえ、別に海でも島でもいいんでしょうが……やはり紅葉と言えば、「山」かなぁ……と。
とはいえ、住人にとっては観光客向けの娯楽以外は、ほとんど遊ぶところの無い田舎街で、
遊びに行くにも、かなり遠出しなくちゃいけない……そんなシチュエーションです。
でもそれは、じっくり恋愛するには、実に良い環境なんじゃないでしょうか?
そんな、どこかノスタルジックを感じさせる、静かな秋の高原で繰り広げられる学園生活……
あなたも女の子と露天風呂に浸かりながら……素敵な恋愛、してみませんか?
「イベントCGはこうして出来る?」
とまぁ、舞台が秋の高原な、「恋と恋するユートピア」ですが、やはりキャラが登場するイベント絵こそ、
美少女ゲームの華ではないでしょうか?
今回は、そのイベント絵が出来上がるまでを、ご説明したいと思います。
さて、イベント絵はまずシナリオの展開から、その必要なCGを割り出します。
ただし、ある程度シナリオプロット(あらすじ)の段階から、
「A子のCGは全部で×枚で、エッチシーンは○回で」みたいに、ある程度は先に決めておくのが普通ですね。
そのCG指定書となるのが、いわゆる「字コンテ」です。
では、その一例を見てみましょう。
※EV007
(急にドアを開けられ)シャワーを浴びながら、こちらを振り返る雪菜。主人公視点。
主人公が雪菜がシャワーを浴びているところに出くわすラッキースケベシチュ。
雪菜はシャワーを浴びながら、お尻をこちらに向けつつ、こちらを振り返っているイメージ。
両腕で乳房を隠しながらも、こちらをきょとんとした表情で見やっている。
P1:赤面&ジト目でこちらを睨み付ける雪菜の表情パーツ。
場 所:雪菜の家の浴室
時 間:夜(照明が点いて明るい)
服 装:雪菜:全裸(髪アップ)
上半分が、絵の指示書で、中ほどの「P1」が、パーツ差分の指示。
また下は、場所(背景がどこなのか)、時間(昼なのか、夜なのか?)、服装の指示になりますね。
ウチの場合は、こちらを原画家さんに見せて、まずは「絵コンテ」を描いて貰っています。
さて、その絵コンテがこちら。
はい、だいぶざっくりした感じですね。
でもここでは、おおまかな「構図」と「キャラのポーズ」さえ確認出来ればいいので、
まずはこんな感じでもじゅうぶんなんです。
そこでディレクターがチェックして……次に描いて貰うのが、イベントラフです。
ちょっと別のカットになりますが……だいぶキャラの描き込みがされてますね。
ここでは特に、キャラの表情や手の仕草などがチェック対象になります。
また絵コンテと違い、イベントラフは最終的な「クリンナップ原画」と同じサイズで描いて貰うのが普通ですね。
さて、次はその「クリンナップ原画」になります。
文字通り、クリンナップされている、最終的な原画のカットになります。
赤い線は、いわゆるパースの指定ですね。あとで背景を作画する時に、参考にします。
そして、このカットにはキャラの表情差分がありますので……
ベースの絵は、表情のないのっぺらぼう状態で……
基本の「きょとんとした表情」と、差分の「むっとした表情」の二つの表情差分があります。
で、さらに原画家が軽く色を乗せたのがこちら。
このカットはそうでもないんですが……中には長い髪と服装が、複雑に絡みあう様な難解なものもありまして……
その彩色時にミスがないように、指定代わりに色を乗せてあるワケですね。
さて、いよいよ色の付いたものが……こちらです。
こちらはキャラだけ、色を乗せてあります。そこに背景と、湯気や光線効果などを乗せて……
こちらで彩色が完了になります♪
あとは、トンボ(枠線)のサイズでカットして……場合によってモザイクとかを掛ければ、イベントカットの完成です。
さて、いかがでしたか?
ゲームのイベント絵は色々な人の指定や手が入っていますので、
じつはラフとチェックの繰り返しから出来ています。
こんな風に出来上がった、「恋と恋するユートピア」、ご興味が沸きましたら、ぜひプレイしてみて下さいね?
では今回はこんな所で〜
書いた人:らぶまてぃっく:プロデューサー「身から出た鯖」