2018年04月25日
「さあ、やってまいりました、げっちゅ屋×竹井10日のコラボにして、『ひまわりのチャペルできみと』スピンアウト企画第1弾、『天と』」 |
「『美駿の』」 |
「『漫画がんばるぞ!』」 |
「今、イチオシの漫画を紹介していくこのコーナー! 2008年7月2日に始まりまして、間もなく、丸10年を迎えようとしております!!」 |
「え……何で、あと2、3ヶ月待てないで、今発表なんですか……?」 |
「微妙に忘れそうだったから、カウントダウンをしていこうという目論見なのです!! なのです!! なのです!!」 |
「力強い月乃さんですね。月乃さんというのは『ひまわりのチャペルできみと』のヒロインの1人で、なのですーという語尾に自分でエコーをかけるという、最近、あんまりそういうキャラ付けの方向性って見ないよね、という時代を感じさせる人物です」 |
「流石は何でも解説してくれる解説の野々宮さん!! まあ、月乃さんももう10年以上前の人ですからねえ。という訳で、10年前を知る不滅の我々がご紹介する今月の1冊はこちら!!」 |
◆『不滅のあなたへ』(大今良時著、講談社刊)
「『何者かによって“球”がこの地上に投げ入れられた。情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられるその球体は死さえも超越する。ある日、少年と出会い、そして別れる。光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……刺激に満ちたこの世界を彷徨う永遠の旅が始まった。これは自分を獲得していく物語。』(カバー裏より抜粋)」 |
「『聲の形』の作者の次回作といえば通りはいいでしょうか。前作ほどの爆発的な話題性には及ばないものの、なかなか、『あ、こういう作品か』と分かるまでじんわりかかる不思議な印象を受ける作品ですね」 |
「この手の作品ですと、『最後どうなるんだろう……?』とあれこれ考えたりするものなのですが、本作は……何て言うんですかね。最後、獲得した自分によって、世界を救って終わり、みたいな感じではあるんでしょうけれど、それはどっちでもよくて、そうなる課程を楽しむ物語なんですよね」 |
「その課程は、1〜2巻分ぐらいのエピソードとして、幾つも描かれる訳ですが、こう得てしてこういう作品は、非常に上手い良いエピソードと、若干冗長なエピソードで幅が出てしまいがちで、序盤が上手い作者と、ある程度話の進んだ後の方が上手い作者とで、個性が出るものですね」 |
「この辺、読む方の好き好きもあって、RPGなんかで、序盤から中盤にかけての色んなシステムがオープンになっていく新鮮さが好きな人と、終盤のやり込みが好きな人といる、みたいな」 |
「一概にどちらがいいとは言い難いものがありますね」 |
「作品としては、アベレージで上手い方が良いんでしょうが、なかなかそうもいかないものですからね」 |
「唯菜、この間貯めた分でワイハーに行きましたっ」 |
「マイレージだ!!」 |
「近所のスーパーに自転車で行って貯まる方がいいんですけど、なかなかそうもいかないものですからねっ」 |
「何そのドヤ顔!? というところで、今月はここまで!! 実況は、権田原天」 |
「解説は野々宮美駿」 |
「ゲストは唯菜でしたっ」 |
「「「それでは皆さん、また来月〜〜〜!」」」 |
(文責・竹井10日)
●人物紹介
・権田原天(ごんだわら そらり)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)の実況担当キャラクター。くどい台詞回しと濃いネタ使いとディフェンスに定評がある。好きなスーパーは、西友。 |
・野々宮美駿(ののみや みはや)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)の解説担当キャラクター。頭の上に乗っているのはイルカのリノールさん。好きなスーパーは、成城石井。 |
・唯菜(ゆいな)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)のお母さん担当キャラクター。お母さん担当ってどういうことですか? 好きなスーパーは、ヨークマート。 |
竹井10日(たけい とおか)……エロゲシナリオやラノベなどを書く、よろず物書き。代表作は『秋桜の空に』『ひまわりのチャペルできみと』(共にMarronより発売のPCゲーム)、『東京皇帝☆北条恋歌』(角川スニーカー文庫刊)『10歳の保健体育』(一迅社文庫刊)『彼女がフラグをおられたら』『誉められて神軍』(講談社ラノベ文庫刊)。好きなスーパーは、スマイル。
■過去のコラム
竹井10日presents「天と美駿の漫画がんばるぞ!」一覧
■関連サイト
Marron