2019年02月27日
くしゃみが止まらない……
冬だ、寒いぞ、乾燥するぞ、と騒いでいたのに、
ついに【あいつ】の訪れを感じる時期に。
そう……
花 粉
です。
目には見えないのに、確かにその存在を感じる。
(ここだけ読むと、心霊の話をしているみたいだね)
今年はどうやって対策しようかな〜と、空気清浄機のカタログを見ながら悩んでいます。
こんにちは、遥そらです。
いきなりですが、皆さんにご報告です。
2年間、奏雨ちゃんと交代連載してきたこのコラム、今回で最終回です!
(来月、奏雨ちゃんの更新はあります)
たくさんの出演作をご紹介できたこと、とても感謝しています。
連載の機会を与えてくださった、げっちゅ屋さん。
大切に作ってこられた作品・ヒロインを、私に演じさせてくださった、メーカーさん。
いつもお応援してくれる、ファンの皆さん。
すべての方に、ありがとうございます。
ここまで続けて来られたのも、皆さんのおかげです。
さて、そんなコラムの最終回にご紹介する作品はこちら。
Navelさんの新規ブランド、Citrusさんの処女作
『黄昏のフォルクローレ』です。
私が演じさせていただいたのは、ヒロインの乙部すぴかです。
鈴平ひろさんが描く、繊細で透明感のある女の子は大好きですが、そのなかでも、すぴかは特に思い入れがあります。
このお仕事をしていると、不思議なシンクロってたくさんあるんです。
『黄昏のフォルクローレ』は「生と死」を扱った作品ですが、この作品を演じる事になった時期、私はなぜかずっと「生と死」について考えていました。
「生きること」「生きていること」
これだけが「良いこと」だという思いに囚われていた私は、
「死ぬこと」「生きられないこと」に、大きな恐怖と逃げられない絶望感を重ねていました。
多くの人がそうだと思うけど、「死」って怖い。
底知れない。
すべてがなくなってしまう事のようにも思えるし、その先があるとしても未知の世界すぎる。
生まれた瞬間に、死も生まれる。
全ては2極なんだなぁ。
これはもう、決まっていることなんだなぁ。
でも……
もうこんなことばかり考えながら生きるのは嫌だな。
なんで、こんなことばかりが頭に浮かぶんだろう。
そんなときに舞い込んできた出演のお話でした。
シンクロとは、「ある、意味のある偶然の一致」のことです。
あぁ、この役を演じるために、私は「生と死」について考えさせられていたのかな。
そんなふうに思うことにしました。
すぴかは病弱なお嬢様です。
ですが、小さくて可愛らしい可憐な外見とは裏腹に、中身はとてもしっかりとしています。
自分が置かれている立場を理解し、周囲が望む、そのように在る。
人生に希望も絶望も抱いていません。
ただ、自分という存在を生きています。
すぴかお嬢様は不器用です。
何から何まで不器用です。
その危うさが、すぴかの魅力であり、怖さだなと思います。
その、ギリギリなバランスを演じるのがとても快感でした。
好きなように、思うままに演じさせていただきました。
メーカーさんからコメントをいただきました。
==========================
この度は、弊社作品『黄昏のフォルクローレ』のヒロイン、乙部すぴかを担当していただき、 本当にありがとうございました。
時代設定のことなどもあり、ご苦労されたことも多かったかと思われますが、見事に演じて頂けたと思います。
改めて御礼申し上げます。
収録では、様々なおもしろい話を聞かせて頂いたことが大変印象に残っております。
ここでその お話を提供できないのが残念なほどです。
同席した私も色々と、色々な話(意味深)をしてしまいまして、反省すべき点が多々ございます。
もっと遥さんのお話をお聞きしたかったのですが、ぜひこちらのコラムで聞かせていただければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
Navel
==========================
ありがとうございます!
>同席した私も色々と、色々な話(意味深)をしてしまいまして、反省すべき点が多々ございます。
ちょっと!
ここまでわりと真面目なコラムの内容だったのにw
反省だなんて、とんでもないです。
とても楽しい収録期間でした。
ぜひぜひまた、思春期の男子というものを教えてくださいね(笑)。
『黄昏のフォルクローレ』は、すぴかと有馬のお話です。
初めてキービジュアルを拝見したとき、あれ、と思いました。
男性主人公が全面に押し出された作品て、めずらしいなと。
シナリオを読んで、納得しました。
プレイする人によって、すぴか視点からも見られるし、有馬視点からも見られる。
男性、女性問わず、楽しめる作品だと思います。
当然私は、すぴか視点から見るわけですが……。
物語が進んでいくにつれて、悲しくて、寂しくて、有馬の顔を直視できない瞬間がたくさんありました。
すぴかの、やりきれない想いが伝わってきて……。
言葉の先にある想い、ただそれだけで良いはずなのに。
どうしても、5感全てで確認したくなってしまう時があるんだよね。
収録の合間に、シナリオを担当された森崎亮人さんともたくさんお話させていただきました。
有馬はなぜ、あの時、あのような行動をしたのですか?
……すぴかを大事に思うあまり、そうしたのですね。
有馬も、すぴかと同じくらい不器用です。
でも、何よりも誰よりも、すぴかを大切にしてくれる存在です。
女の子、というよりは、人として。
時代背景や、言葉の選び方、登場人物それぞれの想い。
そのすべてが、丁寧に丁寧に大切な宝もののように作られている作品です。
私も、すぴかとして生きられて、
彼女の死生観にふれることができて、
「生きる」ことと「死ぬ」ことは、等しく幸せなことなのだと感じる事ができました。
どんな人生でも、どんな始まり方でも、どんな終わり方でも、
それはとても素敵な事なのですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
@奏雨ちゃん
一緒にコラムを執筆できて、とても楽しかったよー。
このコラムを通じて、前よりももっと奏雨ちゃんを知ることができたし、
たくさんの交流があったことも嬉しかったです。
また何か一緒にできるといいな!
●プロフィール
遥そら(はるかそら)
「空腹」があるから「満腹」を知ることができるんですよね。
しかし、欲張らずに腹7分目でいくことを誓います。
あ、ご飯とおつまみの話です。
クリームチーズに、ふじっこをかけて食べると最高です。
2月の出演作
【22日発売】
SAGA PLANETS『金色ラブリッチェ-Golden Time-』妃玲奈
ういんどみる『はぴねす!2 Sakura Celebration』九重楓子
3月の出演作
【29日発売】
NanaWind『白恋サクラ*グラム』白羽優理
●関連サイト
遥そらTwitter アカウント
奏雨Twitter アカウント
Citrus
鈴平ひろさんが描く、繊細で透明感のある女の子は大好きですが、そのなかでも、すぴかは特に思い入れがあります。
このお仕事をしていると、不思議なシンクロってたくさんあるんです。
『黄昏のフォルクローレ』は「生と死」を扱った作品ですが、この作品を演じる事になった時期、私はなぜかずっと「生と死」について考えていました。
「生きること」「生きていること」
これだけが「良いこと」だという思いに囚われていた私は、
「死ぬこと」「生きられないこと」に、大きな恐怖と逃げられない絶望感を重ねていました。
多くの人がそうだと思うけど、「死」って怖い。
底知れない。
すべてがなくなってしまう事のようにも思えるし、その先があるとしても未知の世界すぎる。
生まれた瞬間に、死も生まれる。
全ては2極なんだなぁ。
これはもう、決まっていることなんだなぁ。
でも……
もうこんなことばかり考えながら生きるのは嫌だな。
なんで、こんなことばかりが頭に浮かぶんだろう。
そんなときに舞い込んできた出演のお話でした。
シンクロとは、「ある、意味のある偶然の一致」のことです。
あぁ、この役を演じるために、私は「生と死」について考えさせられていたのかな。
そんなふうに思うことにしました。
すぴかは病弱なお嬢様です。
ですが、小さくて可愛らしい可憐な外見とは裏腹に、中身はとてもしっかりとしています。
自分が置かれている立場を理解し、周囲が望む、そのように在る。
人生に希望も絶望も抱いていません。
ただ、自分という存在を生きています。
すぴかお嬢様は不器用です。
何から何まで不器用です。
その危うさが、すぴかの魅力であり、怖さだなと思います。
その、ギリギリなバランスを演じるのがとても快感でした。
好きなように、思うままに演じさせていただきました。
メーカーさんからコメントをいただきました。
==========================
この度は、弊社作品『黄昏のフォルクローレ』のヒロイン、乙部すぴかを担当していただき、 本当にありがとうございました。
時代設定のことなどもあり、ご苦労されたことも多かったかと思われますが、見事に演じて頂けたと思います。
改めて御礼申し上げます。
収録では、様々なおもしろい話を聞かせて頂いたことが大変印象に残っております。
ここでその お話を提供できないのが残念なほどです。
同席した私も色々と、色々な話(意味深)をしてしまいまして、反省すべき点が多々ございます。
もっと遥さんのお話をお聞きしたかったのですが、ぜひこちらのコラムで聞かせていただければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
Navel
==========================
ありがとうございます!
>同席した私も色々と、色々な話(意味深)をしてしまいまして、反省すべき点が多々ございます。
ちょっと!
ここまでわりと真面目なコラムの内容だったのにw
反省だなんて、とんでもないです。
とても楽しい収録期間でした。
ぜひぜひまた、思春期の男子というものを教えてくださいね(笑)。
『黄昏のフォルクローレ』は、すぴかと有馬のお話です。
初めてキービジュアルを拝見したとき、あれ、と思いました。
男性主人公が全面に押し出された作品て、めずらしいなと。
シナリオを読んで、納得しました。
プレイする人によって、すぴか視点からも見られるし、有馬視点からも見られる。
男性、女性問わず、楽しめる作品だと思います。
当然私は、すぴか視点から見るわけですが……。
物語が進んでいくにつれて、悲しくて、寂しくて、有馬の顔を直視できない瞬間がたくさんありました。
すぴかの、やりきれない想いが伝わってきて……。
言葉の先にある想い、ただそれだけで良いはずなのに。
どうしても、5感全てで確認したくなってしまう時があるんだよね。
収録の合間に、シナリオを担当された森崎亮人さんともたくさんお話させていただきました。
有馬はなぜ、あの時、あのような行動をしたのですか?
……すぴかを大事に思うあまり、そうしたのですね。
有馬も、すぴかと同じくらい不器用です。
でも、何よりも誰よりも、すぴかを大切にしてくれる存在です。
女の子、というよりは、人として。
時代背景や、言葉の選び方、登場人物それぞれの想い。
そのすべてが、丁寧に丁寧に大切な宝もののように作られている作品です。
私も、すぴかとして生きられて、
彼女の死生観にふれることができて、
「生きる」ことと「死ぬ」ことは、等しく幸せなことなのだと感じる事ができました。
どんな人生でも、どんな始まり方でも、どんな終わり方でも、
それはとても素敵な事なのですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
@奏雨ちゃん
一緒にコラムを執筆できて、とても楽しかったよー。
このコラムを通じて、前よりももっと奏雨ちゃんを知ることができたし、
たくさんの交流があったことも嬉しかったです。
また何か一緒にできるといいな!
●プロフィール
遥そら(はるかそら)
「空腹」があるから「満腹」を知ることができるんですよね。
しかし、欲張らずに腹7分目でいくことを誓います。
あ、ご飯とおつまみの話です。
クリームチーズに、ふじっこをかけて食べると最高です。
2月の出演作
【22日発売】
SAGA PLANETS『金色ラブリッチェ-Golden Time-』妃玲奈
ういんどみる『はぴねす!2 Sakura Celebration』九重楓子
3月の出演作
【29日発売】
NanaWind『白恋サクラ*グラム』白羽優理
●関連サイト
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Citrus
この記事へのコメント
1. Posted by がんも 2019年03月03日 13:38
毎回有難うございました。色々な話とは一体…