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2019年03月27日

【srkn24_01】


奏雨
みなさんこんにちわ、奏雨です。


みなさんこんにちわ、遥そらです。

奏雨
はい、というわけで。「はるかそらにかなでるあめ」、そらさんの担当回は前回が最終回だったのですが、急遽私の希望で、奏雨の最終回を対談形式にしていただきました!
そらさん、よろしくお願いします〜。


はい! よろしくお願いしま〜す。

奏雨
二年間のコラム連載、いかがでしたか?(そらさんは前回の担当最終回で、ご挨拶諸々書かれてはいましたが。)
わたしは、やらせていただけてよかったなあ、と感じています。


うんうん、そうだね。振り返りになったりもするし、その時のエピソードとかを、ファンの方達に知ってもらえる機会にもなったり。

奏雨
なかなかないですもんね。


うん。いいことだなって思いました。

奏雨
収録当時は意識してなかったけど、コラムを書くことによって、キャラクターや作品に対して「ああ、自分はこう思ってたんだ、実は」という発見があったり。


また改めて、録り終わった作品のことを客観的な視点で見られるっていうのも、すごくよかったよね。

奏雨
収録している最中って、キャラクターの主観でお芝居をすることがほとんどなので、全体を見て作品のことを考えるっていうのは、いい経験でしたね。


うんうん。

奏雨
そして私たち、色々と共演しているのですが……


私、もっとあるかなって思ってた!

奏雨
ですよね! 私も書き出してみたら、思ってたほど多くなかったんだなあ、と。
なのできっと、ご一緒させていただいている作品に、印象深いものが多かったのかもしれませんね。(プライベートでちょこちょこお会いしてるから、というのも大きい気はしますが(笑)。)


それでもやっぱり結構共演してるから、その作品のコラムをどっちかが書いちゃうと、もう片方が語れなくなっちゃうじゃない?(笑)。
奏雨ちゃんは、私がコラムで紹介した作品で、「この作品のことは語っておきたい!」っていうものはある?

奏雨
うーん、そうですね……。Mintcubeさんの『人気声優のつくりかた』ですかねえ……。

【srkn24_02】





私の初回コラムで書いた作品だね。

奏雨
タイミング的にも、コラム始まった時期って発売からそんなに経っていなくて。より印象にも残っていましたし、とてもいろんなことを考えた作品だったので……。


キャスト3人で座談会もしたよね。

奏雨
しましたね〜。
コラム書いているときもいつも思っていたのですが、お芝居って、うまく文字にできない気持ちとかがたくさんあって。そういう気持ちもたくさん感じた作品でした。
なので逆に私、コラムは書けなかったと思います。おもってることをうまく伝えられる気がしない(笑)。
そらさんが書いてくれてよかったな、と(笑)。


あははは(笑)。
私が担当した「瀬能いつみ」のルートは、ひとりの声優さんが売れていくまでのSUCCESS! なストーリーだったけど、奏雨ちゃんの担当した「来栖祐果子」のルートは、スタートから既に人気者っていう立ち位置ではじまって、声優ならではのトラブルを切り取ったところが多かったから、人間関係とかが結構キツそうだったよね。

奏雨
そうですね……。後半エピソードの収録……ちょっとやばかったですね……(遠い目)。


え、やばかった?! どういうこと?!(笑)。

奏雨
収録って基本楽しいんですけど、これに関しては……特に肉体に生じるトラブルのあたりとか、気持ちがわかりすぎて……楽しくも苦しい……いや、どちらかというと苦しい……気持ちが重い……収録でした……。
なのでそのシーンが終わった後の解放感がすごかったです(笑)。

【srkn24_03】



悩んでたもんね、祐果子。自分はお芝居を評価されてないんじゃないか、とか……。
同じようなイメージの役をずっとやり続けてて、チャレンジさせてもらえないのは認められてないからなんじゃないかとか……声が出なくなるエピソードもあったりで……

奏雨
そうなんです……苦しかった……。
でも、祐果子ルートの最後の方に、「声優やっててよかった」っていうセリフがあって。その言葉に全てが詰まってるな、って。とても大切にした一言でした。
口にした瞬間、溢れ出すような何かがあって。祐果子の気持ちでもあり、私の気持ちでもあり。
そして私は、いつみの気持ちがわかりすぎてツラかったです。


わお(笑)。どのへん?

奏雨
いやもう、全部!!(笑)。

ふたり
あはははは(笑)。

奏雨
いつみのルートが進む度に、「もー、やめたげてー!!(涙)。」ってなってて。
これだけ打ちのめされた先には、きっと幸せが待っていないと嘘だ……!! って願ってました。


そうだね。いつみには、いろんな不幸が訪れてたからねー(苦笑)。
そして美少女ゲームって、けっこうヒロインから告白することが多いんだけど、『人気声優のつくりかた』は、主人公から告白してくれて、そのまたカッコつかない告白の仕方がよかったよねぇ。

【srkn24_04】


奏雨
よかったですねぇ……。
自分のルートはもちろん、他のキャラクターのルートもときめきまくってました。
いや〜……よかったなあ……よかったけど……つらかったなあ……。


自分とリンクしてしまうところとかがあると、なんていうかキャラクターが友達みたいな感じになってきちゃって。苦しんでるとことか見るのが大変だったなあっていうね……。
想い出の一作ですね。

奏雨
ですね。




オーガストさんの『千の刃濤、桃花染の皇姫』ってコラムで触れてたっけ?
私が「宮国朱璃」役で……。

【srkn24_05】



奏雨
私が「エルザ・ヴァレンタイン」役でした。
『大図書館の羊飼い』のコラムはそらさんが書かれてましたよね。
そういえば『千桃』は触れてなかったですね。
とても思い入れの深い作品です!




いやもう、大変だった! むちゃくちゃ大変だったよ!(笑)。

奏雨
う〜ん、大変でしたか!! 大変でしたね!!(笑)。


でも、朱璃よりも、多分主人公の「鴇田宗仁」の方がもっと大変だと思う(笑)。
全部のルートにまんべんなく出てくるじゃない? だからワード数もものすごい量になってるんじゃないのかな。1年くらいかけて録ったらしいって噂だよ。
私も半年くらいかけて録ってたよ。

奏雨
たしかに、収録期間長かった気がします。


途中ちょっと間が空いたりもあったからだけど、すごく丁寧に録っていただいたよね。
1回録ったところまた戻ったりしたもん。

奏雨
戻ったんですか!


うん。録り直したりとか。

奏雨
なるほど。そこまで道を進んではみたものの、この道ではなかったかもしれない、と。


「前回のあのシーン、もう1回録ってみましょうか」みたいな。
ひとつのシーンで2時間とかかけたりすることもあって。すごくこだわりが感じられたよ。

奏雨
たしかに朱璃は……大変そうな役だなって思ってました。


例えば、「お姫様として“ありがとう”って言ってください」っていう指示があったんだけど、ほんと根気強くディレクションしていただいて。
つまりどういうことかというと、「やってもらって当たり前」と思って全部言わなきゃいけない、みたいな。

【srkn24_06】


奏雨
たしかに、朱璃の「ありがとう」ってそうですね。


だから、録り直したよね、全部そこを(笑)。

奏雨
「ありがとう」を。


「いいわよ」っていう同意も、貴人としての目線で全部言ってくださいっていう指定が入っていて。
それに慣れるのに結構時間かかった。
朱璃の感情って、ト書きに書いてあるのと本人が言ってる気持ちが結構ずれてたりするのね。
一般人じゃないから、一般人の私が考える「ありがとう」とか「いいですよ」ではないっていう、高貴な人としての常識の目線で見なきゃいけないのが結構大変だった。

奏雨
育ってきた環境がちがうから……


そう、セロリ状態ですよ(笑)。
出来上がったのを見たときは、感慨深いものがあったよね。
(「セロリ」は、SMAPさんと山崎まさよしさんの歌です。)

奏雨
そうですよね。期間も熱量もそれだけかけて、いっぱい悩んでトライしてできあがった作品だから、感慨もひとしおですよね。


さっき、『人気声優のつくりかた』の話で、祐果子ルート最後の方の「私声優になってよかった」っていうセリフの話があったじゃない?
それと同じような感じというか、朱璃の最後のセリフで、「宗仁が、どこ探してもいない……会いたい……」みたいなシーンがあったんだけど……
約半年付き合ってきたキャラクターの収録が、今日、終わるわけですよ。なんていうのかな、なんか、思い入れの深さっていうのを、自分が頭では理解してなかったんだなって。セリフにして初めてわかったっていうか。
もちろん、感情移入もするし、心を込めて演じるんだけど、それ以上の何かが襲ってくる……そう、「襲ってくる」って感じ。
だからすごくびっくりした。手が震えたの、すごく。

奏雨
襲ってくる!


そう、色んなことが。
で、さらに、すごく大事なシーンだから。ここが決まらないと全てが決まらないから(笑)。
だから「できるだけ、メーカーさんの製作してきた想いに応えたい」っていう個人的な気持ちもそうだし、朱璃が今まで歩んできたものが終わるっていう、終結するっていうこととかも、とにかく色んな気持ちになって。
泣くつもりじゃなかったんだけど、なぜか涙がとまらない、ってなってた。

奏雨
ふわ〜……。
確かにPCゲームでこれだけ長い時間かけて収録で付き合い続ける作品てめずらしいですよね。
それだけ思い入れも強くなりますよね。


この作品てオーディションだったじゃない?
朱璃は、「記念受験だな」って思ってたんだよね、実は。

奏雨
え、そうだったんですか!


何役か受けさせていただいて。
テープオーディションでは朱璃じゃないキャラをメインで受けてて、その次の段階のスタジオオーディションの時に、朱璃をメインで受けることになっていて。
でもね、とにかく「朱璃は多分ない」と、自分では思ってたの(笑)。

奏雨
でも、ご縁ありましたね。


ありましたね(笑)。
音響ディレクターさんが、「思ってる以上にたくさんの人が受けてますよ」って言ってた。
新人ベテランこだわらず、キャラクターにジャストで合う人を探したいって思ってたっていう、オーガストさんの本気。

奏雨
本気。
確かに本気感じる作品ですよね……。
そして実は私も、エルザ役で受かったのびっくりしてました。

【srkn24_07】



え、ほんと〜?
わたしはキャスト知った時に「ぴったり〜!」って思ったけど。

奏雨
えへへ、嬉しいです。
でも自分では、自分にあの役のイメージがなくて。オーディションでどんな風にやったのかもあまりおぼえていなかったんです。
金髪キャラもあまりいただくこと多くない印象ですし。


あれ、そうなんだ! 意外かも。

奏雨
エルザは、収録が始まって、やっと実感湧きました。やりながら「ああ、なるほど」みたいな。
私がこの役とご縁をいただいた意味、というか理由というか。
彼女の信念、みたいなものに共感できたりして、「巡り合えてよかったな」って思いました。


うんうん。
本人とキャラクターとのリンクや魂レベルで共感みたいなの、あるよね。
こういう事って、このお仕事ならではっていうか、このお仕事だからこそできるっていうか。おもしろいよね。
やっててよかったなって思うよね。
そして、コラムも楽しかったし、こうして対談もできてよかった〜!

奏雨
そう言っていただけてよかったです!
わー! そして気が付けば結構しゃべっちゃいましたね。
まだまだ話し足りないところではありますが、最後に、そらさんは今後やってみたいことや野望なんかはありますか?


野望!(笑)。
そうだなぁ……これまでもたくさんの夢とか叶えてもらったことを感謝しているんですが、その上でさらにもう一段ステップアップしていきたいなと思います。
でもそれはキャラクターや作品あってのこと。
「演じる」という幸せをかみしめつつ、みなさんと共に歩んでいきたいな。奏雨ちゃんは?

奏雨
コラム連載を通じて、あらためてこのお仕事の面白さや喜びに気付く場面がたくさんありました。声優というお仕事が大好きです!
これからも、より多くの素敵なキャラクターや作品とのご縁をいただけたらこんなに幸せなことはありません。
そしてその中で、苦しむことも悩むことも、楽しんでお仕事を続けていけたらいいなと思ってます!
そのためにもキラキラするぞ!まぶしくて直視できなくなるくらいに!奏雨は後光を手に入れます!(笑)。
ではではみなさん、2年間、ありがとうございました!


ありがとうございました!

奏雨
また今後も、どこかの作品でお目にかかることもあるかと思いますので、その時はまたよろしくお願いします。
じゃあね〜

ふたり
ばいば〜い!


●プロフィール
奏雨(かなう)
コラムを書く難しさと楽しさ。書かなければ気付けなかったこと。2年間の、愛おしい思い出です。
そして相方がそらさんで本当によかった! また一緒に何かできたら嬉しいなぁ。
ありがとうございました!

3月の出演作
【29日発売】
NanaWind『白恋サクラ*グラム』神咲エリサ役

4月の出演作
【26日発売】
Argonauts『家の恋人』橘木理帆役



●遥そら(はるか そら)
ゆっくりと、神社やお寺をめぐりたいなー
と考える時間も楽しい春です。
桜が咲くと気分も華やぎますね。

3月の出演作
【29日発売】
NanaWind『白恋サクラ*グラム』白羽優理役

4月の出演作
【26日発売】
あざらしそふと『アイカギ2』皇綾乃役
Citrus『黄昏のフォルクローレ』乙部すぴか役


●関連サイト
奏雨Twitter アカウント
遥そらTwitter アカウント
Mintcube
オーガスト

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この記事へのコメント

1. Posted by がんも   2019年04月04日 10:24
5 お二人の興味深い話が読めてよかったです。二年間も有難うございました。関係者の方々に感謝を。
これからも微力ながら応援してまいります。
2. Posted by 陽ノ下まひる   2019年04月09日 23:10
今丁度千桃をやり終えた所ですが、これまた丁度いい時に千桃制作の裏エピソードを知る事が出来て良かったです

声優コラムはもう最後との事ですが、これからも遥そらさん並びに奏雨さんのご活躍を期待しております

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