2019年08月07日
「さあ、やってまいりました、げっちゅ屋×竹井10日のコラボにして、『ひまわりのチャペルできみと』スピンアウト企画第1弾、『天と』」 |
「『美駿の』」 |
「『漫画がんばるぞ!』」 |
「今、イチオシの漫画を紹介していくこのコーナー! 今回は恒例の『ラノベも頑張るぞ』でお送りします。ゲームとは関わりの深いこのげっちゅやさんのコラムで、ゲーム作りの本質を問うていく作品を取り上げることになるとは感慨もひとしおですね」 |
「そうですね、という訳で、今回は早めに本題に入りましょう」 |
「そんな気合いを入れて、ご紹介する今月の1冊はこちら!!」 |
『完璧美少女な天才ショタがダダ甘お姉ちゃんと業界仰天のゲームを創りながらゲーム作りの怖いお話を聞かされています!』(竹井10日著、イラスト・CUTEG、講談社刊)
「タイトル長!!」 |
「あらすじを言う前に感想を言わないで下さい?」 |
「失礼しました……『この物語は、美人のダダ甘お姉ちゃんズにおはようからおやすみまでくまなく甘やかされつつも、駄目人間にならずに世界が驚くすんごいゲームを作り出した天才ショタのお仕事小説なのである!』(カバー裏より一部抜粋)」 |
「あらすじを言うまでもなく、大体、タイトルに書かれていましたね……」 |
「そうですよね!?」 |
「タイトルが長すぎて作者を含む関係者が誰も正式タイトルを覚えていないという疑いが強いと聞きます」 |
「タイトルが長すぎて、略称を考えるのもままならないって、恐ろしいレベルですね! 大体のあらすじが分かるとなると、次に気になるのは、ゲーム業界の怖い話というものの内容な訳ですが……」 |
「本当の意味でブラック過ぎて書けないシャレにならない話は書かれなかったようですけれど、本編にはないですが、実際にどのレベルの話が書かれているかというとですね……」 |
「ユーザーサポートの電話を受けていたら、どうも途中から話が噛み合わなくなってきて、『???』と思って、よくよく話を聞き直してみたら、『それ、同じジャンルの別の会社のゲームじゃねえか!!』事件とか、徹夜仕事の後で9時出社の会社の仮眠室でギリギリまで寝ようとしていたら8時に大音量で毎朝社歌が流れ出して愛社精神が破壊される事件とか、そういうレベルの話ですね。そんな話が満載です」 |
「そんな色々な意味で怖くなる話を中和して余りある、美少女ショタの愛らしさ。それが本編の主人公、蓮(れん)くんですね」 |
「蓮きゅん、マジ天使!! そら、こんな子がいたら、甘やかすわ!! ダダ甘やかすわ!!」 |
「唯菜もそう思いますっ!」 |
『『まあ、そうだろうな……』』 |
「唯菜、今、何か、非常に失礼なアトモスフィアを感じましたっ!」 |
「あと、いっぱい売れて続編が出たら、今度はエロゲ―編を出して欲しいですね!」 |
「エロゲ―業界の怖い話……怖い話しかなさそうですもんねっ!!」 |
「こわ!! といったところで、今月はここまで!! 実況は、権田原天」 |
「解説は野々宮美駿」 |
「ゲストは唯菜でしたっ」 |
「「「それでは皆さん、また来月〜〜〜!」」」 |
(文責・竹井10日)
●人物紹介
・権田原天(ごんだわら そらり)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)の実況担当キャラクター。くどい台詞回しと濃いネタ使いとディフェンスに定評がある。好きなゲームは、『ひまわりのチャペルできみと』。 |
・野々宮美駿(ののみや みはや)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)の解説担当キャラクター。頭の上に乗っているのはイルカのリノールさん。好きなゲームは、『秋桜の空に』。 |
・唯菜(ゆいな)……『ひまわりのチャペルできみと』(Marron2007年作品)のお母さん担当キャラクター。お母さん担当ってどういうことですか? 好きなゲームは、『お姉ちゃんの3乗』。 |
竹井10日(たけい とおか)……エロゲシナリオやラノベなどを書く、よろず物書き。代表作は『秋桜の空に』『ひまわりのチャペルできみと』(共にMarronより発売のPCゲーム)、『東京皇帝☆北条恋歌』(角川スニーカー文庫刊)『10歳の保健体育』(一迅社文庫刊)『彼女がフラグをおられたら』『誉められて神軍』(講談社ラノベ文庫刊)。好きな最近プレイしたゲームは『ファイアーエムブレム風化雪月』花鳥風月だったかどうだったか、いつも分からなくなる。
■過去のコラム
竹井10日presents「天と美駿の漫画がんばるぞ!」一覧
■関連サイト
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