「『「ざーこ」＝「大好き」!! SNSで話題の漫画がついに単行本化!! 中学校で教師をしている霧崎壮一には悩みがあった。それは、湯津上千華、喜連川由姫、渡良瀬桃樺の３人の生徒からナメられていること。3人と仲良くしたいと思っている壮一だったが、3人は壮一を下に見ては、毎日何かといじってくる。しかしその実態は、3人とも壮一のことが大好きで、ただ素直になれないだけだった……教師×JC3人の生意気カワイイラブコメディ!!』（1巻電子書籍・紹介文より抜粋）」

「これまた、WEB漫画として人気を博していたものの、書籍化ですね」

「時代ですねえ。元々、かなりクセのある漫画を描く作者さんで、好き嫌いは分かれるとは思うんですが、わたくしは大好きです！！」

「この漫画もマイルドにされているのですが、マイルドなさじ加減が結構良くて、そのあたりの勘所もいいなという、やはり、これもセンスでしょうか。エグめに慣れてしまうと、物足りなく思うものですが、そういう方にも納得出来る良い落としどころですね」

「メスガキ系漫画というと、メスガキが生意気すぎるか、可愛くなりすぎていることが多くて、そこのバランスはメチャクチャ難しい落としどころなんですよね」

「この漫画は、そこが実に素晴らしく絶妙で、これはもう見事としか言いようがない。流石はこの分野で草分け的存在の作者さんですね」

「この上は、是非、先生は、白井さんと結ばれて、3人組には目一杯曇り顔を見せていただきたいですね！！」

「この漫画のファンは確実にそれを望んでいるでしょうからね……」

「凄いですよね……メスガキが好きで漫画読んでるはずなのに、メスガキが曇る展開が一番望まれるって、どういう構造だよ、って普通思います」

「そこがこの漫画の上手いところなんですよね」

「唯菜、重大ニュースを持ってきました！！　なんと、この『天と美駿の漫画がんばるぞ』のコーナーですが、何と、あと2回で終了となりますっ！！」

「何で言っちゃうんですか、我々のコーナーなのに！？」

「まあ、言ってしまったものは仕方ありません。寂しいですが、次回と次々回で終了の運びとなります」

「2008年7月にスタートして、はや14年半、200冊近い漫画とラノベをご紹介し続け、まさかこんなに長く愛されるコーナーになろうとは！！　名残は尽きませんが、残り僅か、ラストに向けて、頑張ります！！　といったところで、今回はここまで！！　実況は、権田原天」

「解説は野々宮美駿」

「ゲストは唯菜でしたっ」

「「「それでは皆さん、また来月〜〜〜！」」」

（文責・竹井10日）



●人物紹介

・権田原天（ごんだわら　そらり）……『ひまわりのチャペルできみと』（Marron2007年作品）の実況担当キャラクター。くどい台詞回しと濃いネタ使いとディフェンスに定評がある。好きな牡蠣料理は牡蠣フライ。

・野々宮美駿（ののみや　みはや）……『ひまわりのチャペルできみと』（Marron2007年作品）の解説担当キャラクター。頭の上に乗っているのはイルカのリノールさん。好きな牡蠣料理は生牡蠣。

・唯菜（ゆいな）……『ひまわりのチャペルできみと』（Marron2007年作品）のお母さん担当キャラクター。お母さん担当ってどういうことですか？　好きな牡蠣料理は、牡蠣鍋。

竹井10日（たけい　とおか）……エロゲシナリオやラノベなどを書く、よろず物書き。代表作は『秋桜の空に』『ひまわりのチャペルできみと』（共にMarronより発売のPCゲーム）、『東京皇帝☆北条恋歌』（角川スニーカー文庫刊）『10歳の保健体育』（一迅社文庫刊）『彼女がフラグをおられたら』『誉められて神軍』（講談社ラノベ文庫刊）。

牡蠣料理はそんなに好きではない。



■過去のコラム
竹井10日presents「天と美駿の漫画がんばるぞ！」一覧

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