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2023年02月03日

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皆様あけましておめでとうございます。北見六花です。
今年は本当にバタバタと年末年始を過ごしてしまい、未だに年が明けた実感が湧かないまま
2月を迎えてしまいました…。

大晦日にゆっくりと一年を振り返り、年が明けたら、おこたでのんびり御節やみかんをいただきながら、
新年の抱負を書にしたためて、清々しい気持ちで新しい年を迎える…
みたいな年末年始を過ごせる日はいつか来るのでしょうか…(笑)

さて、新年一回目のコラムですが、今年発売10周年を迎えるゆずソフト様の
「天色*アイルノーツ」をご紹介したいと思います。



舞台となるのは、エルフやセリアンスロープ(獣人)といった種族と人間が共存する、
「ライゼルグ」という、日本の上空に空に浮かぶ島。
中世ヨーロッパのような品のある雰囲気の場所です。
ヒロインたちは、このライゼルグにある「フェン・シクリッド女学院」に通っていて、
そこに主人公である鷺ノ森透(さぎのもりとおる)が新任教師としてやってくるところからお話が始まります。

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ヒロインちゃんたちを紹介させていただきますと、左から、
黒髪ロングストレート、物腰柔らかな大和撫子だけど、
その献身的な性格が斜め上にとびぬけて特殊性癖となってしまっている
天霧夕音(あまぎりゆね)ちゃん。

次にセンターにいる金髪美少女。
私がCVを担当させていただきました、シャーリィ・ウォリックちゃん。
(ちなみに「シャーリー)ではなく「シャーリィ」です。「リィ」の方が何だか柔らかい感じがしますよね^^)
品行方正、成績優秀、仲間思いで、名家のお嬢様。
売れっ子同人作家(作家名「うりしゃり先生」)でもあり、妄想癖があり、よく鼻血を噴出します。

そして向かって右上。
ケモ耳、ケモ尻尾の真咲・ガイヤール(まさき・がいやーる)ちゃん。
お父さんがセリアンスロープ(獣人)、お母さんが日本人のハーフ。
明るい元気っ娘ですが、その実しっかりした部分もあって、よくみんなに突っ込みを入れたりします。
ドーナツが大好き。わふぅ。

そして右下の白鹿愛莉(しらがあいり)ちゃん。
主人公である透の従妹にあたる子です。
すぐに緊張してしまう為、挙動が暴走しがちですが、奥底では自分の考えをしっかり持っている頑張り屋さんです。

細部までとても丁寧に作られている作品なので、
おすすめしたいポイントが本っっ当に沢山あるのですが、あえていくつか挙げるとすると
『品がいい』
『可愛いに特化』
『あったかい』
『サービス精神旺盛』
こちらの4つが特におすすめポイントしたいポイントになります! 
(他にもいっぱいあるのですが、語りだすと止まらなくなってしまいそうなので…(笑))
それでは、個別にご紹介していきますねー

まずは1つ目のポイント『品のよさ』
作品全体が中世ヨーロッパ風の雰囲気があり、派手過ぎず、地味すぎず、奇抜すぎず。
とても落ち着きのある世界観です。
キャラクターデザインに関しても、みんな過度な装飾はほとんどなくて、品のいい髪飾りがワンポイントに付けられていたり、
髪型も奇抜なものではなく、ナチュラルなんだけど柔らかさを感じる
デザインや色遣いになっているので、目にも優しく穏やかな気持ちでプレイしていただけます。

また、デザインだけではなく、登場人物の性格だったり、セリフの一つ一つについても、
(ぶっ飛んでいる部分はあっても)表現の仕方が綺麗なので、嫌な気持ちになることなく素直に受け入れることができてしまいます。

ほら、ご覧ください! 
シャーリィの初登場シーンなのですが、半脱ぎで妄想しながら鼻血を出しているのに、
どこか品の良さを感じませんか…? (笑)

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下着が見えていても品性を感じる佇まい。
制服着用時に、黒ストではなくガーターベルトなのもお上品(?)ですね!! 

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街並みや調度品、そしてヒロインちゃん達のイベントCGの一枚一枚に至るまで随所に散りばめている品の良さを、
是非堪能していただきたいです。

2つ目のポイントは『可愛いに特化』
「天色*アイルノーツ」は発売当初からゆずソフト様が公言されていたとおり「キャラ萌え」という部分で群を抜いています。
それも、「こうしておけば可愛いでしょ?!」のような、
いきなり+10ポイントを狙うような可愛さではなく、
自然と「あ、この仕草かわいいな…」と、1ポイントずつ加算されていくような、
そんな穏やかな可愛さが溢れているのです。

例えば、ヒロインちゃん達の口癖やしゃべり方。
シャーリィの「クスス」や、
真咲の「わふっ」という笑い方、
夕音ちゃんの穏やかな丁寧語(発言内容はとんでもなかったりしますが(笑))、
愛莉ちゃんの「なのです」という語尾。
これが絶妙な「積み重ね型可愛い」を作り出していると思うのです。

字面で見ると、一見、狙った可愛らしさを演出しているようにも感じられますが、
この部分はキャストの皆様のお力で、本当にナチュラルに可愛くなっているのです! 
実は私、収録前の台本チェックの段階で、
シャーリィのこの「クスス」を、
普通に「ふふっ」と笑ったり、「くすっ」くらいで演じようと思っていたのですが、
現場で「ここはしっかり「クスス」にしてください」と演出のご指示があったのです。
(いや、そんなに厳しいものではなく、普通に「こうしてほしいですー」くらいですよ?(笑))
発売後、実際に自分でプレイしてみた時に、あぁ、あの「クスス」を「クスス」と笑うことは
シャーリィの可愛さを表すために必要不可欠なものだったなぁと実感し、
笑い方一つに拘りを持って作品を作られていることにとても感動したのを覚えています。

また、今回このコラムを書くにあたって、改めて本編をプレイしなおしてみたのですが、
真咲の「わふっ」も、あざとくなくてナチュラルに馴染んでいるし、
夕音ちゃんの「内容はぶっ飛んでるのに、穏やかに聞き入れてしまいそうな喋り方」も然り。
愛莉ちゃんの「なのです」も、「あぁ、こういう風にしゃべる子っているかも!」と妙に納得させられてしまうほどの自然さでした。
収録の際に、こういった喋り方一つにも拘りをもって、ナチュラルな可愛さを作り上げてくださっていたんですね。

勿論セリフだけではなく、キャラクターの表情もずば抜けて可愛い! 
むりりん先生、こぶいち先生、そしてSDイラストを担当された、こもわた遙華先生が描かれる、
可愛いくて、どこが品のある色っぽさが漂う表情は本当にたまりません。
絵画を見るような気持ちで、ずっと見てしまいます(笑)

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このCGが本当に美しくて大好きです!!! 

3つ目のポイントは『あったかい』
「天色*アイルノーツ」は、ストーリー的に何かものすごい事件が起こったり、
ハラハラドキドキするような展開のあるお話ではありません。
でも、あったかさに溢れています。
友達同士のやりとりも、家族との会話も、透を好きになっていく過程も、すべてほんわかとあたたかいのです。
シャーリィはよく真咲にツッコミを入れられて「うぁいたー」と叫んでおりますが、
それも痛そうではなくて、なぜだかあたたかい(笑)
この作品には、いわゆる「悪い人」が出てこないので、そういう平和な世界の中でのお話だからこそ、
他者に対してのあたたかい気持ちがよりクローズアップされているのかもしれません。
シャーリィが透の為に奔走する「地球温暖化計画」も、あったかいですよね。
そもそもライゼルグ自体が、国も年齢も人種も超えた人々が仲良く暮らしている島ですし、
その辺りを鑑みるに、作品のテーマの一つとして「あたたかさ」というのもあったのではないかなーなんて思います。

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このCG、シャーリィと透の体温を感じますよね。あったかい。

そして最後のポイントは『サービス精神旺盛』
これは、そういうシーンのお話ではなくてですね(笑)
「天色*アイルノーツ」の作品本編以外の部分でのお楽しみがめちゃくちゃ沢山あるのです! 
・本編発売前に、ヒロイン一人ずつのキャラソンとミニドラマCDの発売
・OPのアニメーションがすごい! 
・ED曲が(おそらくゆずソフト様初の)ヒロインでの合唱曲
・発売日までのカウントダウンムービーが、60日前から(30日前からは毎日)
等々。
そのほかにも店舗特典なども色々あったと思うのですが、上記のようなお楽しみコンテンツが沢山あったのです。

個人的にはED曲「天色」をヒロインたちで歌わせていただけたことがとても幸せでした。
エンディングにふさわしい、胸に沁み込むような曲調と歌詞で、本当に素敵な曲なのです♪ 
しかも、どの娘のエンディングも同じ「天色」が流れるのですが、最終的に選んだヒロインがソロパートを歌うバージョンが流れるようになっているのです! 
(シャーリィとのEDには、シャーリィがソロパートを歌っているバージョンが流れ、真咲とのEDには、真咲がソロパートを歌うバージョンが流れる…といった感じです)
なんと豪華なんでしょう…! 

それから、ゆずソフト様ではお馴染み(?)の、カウントダウンムービー。
発売までの約60日分(+発売後も何日か分あるのです)すべて異なるセリフとムービーで、
複数キャラが登場しての掛け合いも多々あり… 
「ユーザーさんを楽しませるためにここまで頑張ってくださるんだ」と、とても感銘を受けました。
しかも内容も、その時の時事ネタ、流行りの作品のパロディなどを駆使していらっしゃって、
「いや、カウントダウンにそこまで力入れなくても…!?」と思ってしまうほど、完成度が高すぎるものが多くて、
演者としてではなく一ファンとしてとても楽しませていただいておりました(笑)
このカウントダウンで、今でも忘れられないものがありまして…。
収録時、現場で台本とは別の紙を渡され「これ早口で一気に読んでね♪」と。
A4用紙の1ページ分に近い分量を読みました。
「エロゲは娯楽の殿堂だ!老いも若きもエロゲ大好きみんなエロゲで育っているいや若きが育つのは問題かな…(続く)」
ディレクターさんから、「噛んだら編集でつなげるから直前からやり直してくれていいよ」
と言われたのですが、「いや、いけます、やらせて下さい…!」と謎のスポ魂根性を発揮し、
挑戦したのをよく覚えています。私何と戦ってたんだろう…(笑)
おかげさまで? 本番で使用されたものはノー編集バージョンでした!! 多分! 

さて、長くなってしまいましたが、最後にゆずソフト様代表のFamishin様からコメントを頂きましたのでご紹介させていただきます。




『天色*アイルノーツ』そういえば今年で発売してからちょうど10年になるんですね。
シャーリィはおそらくゆずソフトのヒロインの中でも一番“オタク度”の高い女の子だと思います。
サブカル好きなヒロインは他にもいましたが、さすがに同人誌まで作っている女の子はいなかったんじゃないかと。
でありながら陰キャでもなくあけすけに妄想を繰り広げるシャーリィはまさにオタクの女神ではないかと思っています。
そんなシャーリィを演じてくださった北見六花さん。
個人的には白昼堂々妄想モードに入って鼻血を出したり真咲にハタかれて「うぁぃたー!?」って言ってる姿が今でも記憶に新しいですね。
ゆずソフトソングフェスにご出演くださったときにも歌の最後にそのセリフを言っていただけてとても嬉しかったです。
大人のアクションシーン的なところで言いますと『天色*アイルノーツ』は“ソロプレイ”のシーンが多いことでなぜか有名なのですが。
シャーリィはなんと授業中にそれをやってしまうという偉業をやってのけていまして、そのシーンの艶技が背徳感も相まって非常に印象に残っております。
我らがうりしゃり先生をご熱演いただき本当にありがとうございました!

ゆずソフト代表/Famishin




Famishin様、ご丁寧にありがとうございました! 
シャーリィは、私の代表キャラクターとしてよく名前を挙げていただくことが多いのですが、
それを抜きにしても、とても愛着があって、ずーっと大好きな娘ちゃんです! 

私は、シャーリィと見た目も性格も似ても似つかないですが、なんだか親近感を覚えるのはやはり彼女の
「美少女ゲームにあるまじき、ずば抜けたオタク度」にとても共感できるからだと思います(笑)
同人活動だけでなく、お嬢様なのに鼻血を出したり、ツッコミされたり、授業中に致したり…(笑)
でもそういう庶民的(??)なところがとても魅力的だし、皆様に愛されたポイントだと思いますし、
何より演じていて本当に楽しかったです♪ 
改めまして、シャーリィと、そして、素敵な作品とご縁をいただきまして本当にありがとうございました! 

まだまだ書きたいことは沢山あるのですが、長くなりすぎてしまうのでこの辺で…。
10年経ってもまったく色褪せない、ゆずソフト様の作品への愛情と熱量がたっぷり詰まった
「天色*アイルノーツ」、機会がありましたら是非プレイしてみてください♬

そういえば…最後に全くの余談なのですが、同時期に発売されたパープルソフト様の『ハピメア』にも出演させていただいたのですが
(過去のコラムでご紹介してますので宜しければご覧ください^^)、
このハピメアの主人公も「透」だったので、この年はめちゃくちゃ「透」って口にした気がします(笑)

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第15回『ハピメア』『ハピメア Fragmentation Dream』北見六花

さて、最後に恒例の、きいちゃんとゆきちゃんからの質問にお答えします♪


@ゆきちゃんからの質問
>お餅、何で食べます? 
→基本的にきな粉が好きですが、最近は、チーズと海苔をお餅に乗せて焼いて食べるのにハマってます♪ 

@きいちゃんからの質問
>2023年の野望(目標)を教えてください! 
→2021年から毎年言い続けているのですが、今年も年内に23役担当したいなぁと思ってます。
モブでも動物でもサブでもメインでも…!

●お二人への質問●
バレンタインのチョコって自分用に買ったりしますか?
買うときって何を基準にしますか?

●プロフィール
北見六花(きたみりっか)

●出演情報
2023年1月〜放送中
テレビアニメ『しょうたいむ!2〜歌のお姉さんだってしたい』高崎三奈美役





●関連サイト
北見六花Twitter アカウント

北見六花ツイキャス アカウント

北見六花Youtubeチャンネル

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