2023年03月31日

北大路ゆき(以下、北大路):ゆき!
月野きいろ(以下、月野):きいろ!
北見六花(以下、北見):りっかの!
三人:声色雪月花!!!
北見:最終回ということで、いつもは個々のローテーション形式でしたが、
今回は三人で対談形式でやらせていただきたいと思います。
もしかしたら初めての方もいるかもしれませんので、まずは自己紹介から行ってみましょうか。
北大路:今回の目標はがんばってしゃべることです! 北大路ゆきです! よろしくお願いします!
月野:おなじくがんばりまーす、月野きいろでーす。ハッスルハッスル!
北見:みなさんこんにちは、北見六花です。3人で座談会ということですが。
月野:初回でやったのと全く同じ場所で最後を飾るのはちょっとエモいなと思っていて(笑)。
北大路:2年ぶり?
月野:丸2年やらせていただいて、最終回。
北見:最終回ということでね、また3人でお話をしていきたいと思います。……だまらないで(笑)。
北大路:しっとりしてきた。
月野:我々、普段ゲームで一人きりの収録なんで、こうやって人と会う機会がなかなかないので、すごくうれしいです。
北大路:ですね。なかなかお話しする機会も。
北見:だって3人で会うのもあの時ぶり?
月野:3人そろってだとそうかもしれない!
北大路:レア!
北見:一対一でも年一とかだもんね。
月野:ホントです。年一で、なおかつ現場ですれ違うだけで大して話せない。
北大路:ちょうどコロナが始まった時でしたね。
北見:ようやく落ち着いてきた時に終わっちゃうみたいな感じですが。
北大路:最終回、どんな感じでいきましょうね?
北見:制作秘話とかにしますか?(笑) あ、違うか。タイトルの話をしようか。
月野:最初にみんなで元気いっぱいに(笑)。
北見:初めてみんなで声に出したタイトルコールの話をしましょう(笑)。
月野:文字媒体なのにラジオばりにエコーかかる感じで(笑)。タイトルの由来とか話してなかったですよね。
北見:第1回の時にもう決まってたもんね。
月野:今までの傾向を見ましたよね。
■「ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花」タイトルの由来について
北見:私たちに「タイトルいい案があったら出してください」というお話をいただいて、みんなでそれぞれ調査して。
月野:みんなそれぞれの名前を入れ込んで、文章みたいになってるのが多かったですよね。
今まで二人だったのが三人なんで、三人の要素を入れるのが難しくてとっちらかったりして(笑)。
北見:雪月花は私もいいなと思っていて。
北大路:誰が言ったんだろ? 私じゃないのは確かです。
北見:私と、きいちゃんも言ってたよね?
月野:初回の座談会の前に、めちゃくちゃ気合い入れていっぱいタイトル案出して(笑)。
北見:そう、きいちゃんがすごく考えてくれてて。
月野:その中に「雪月花」っていう、北大路「ゆき」、「月」野きいろ、北見六「花」が入っていていいのではっていう。
北大路:すごくいいタイトルですよね。私たち三人のタイトルっていう感じで。
北見:でも、「雪月花」はいいけどその前の部分をどうしようってなって(笑)。
北大路:私は本当にこういうタイトルとかを考えるのが苦手で、全然力になれなかったことだけは覚えてます。
すごいタイトル出てきたーと思って。
月野:いやいやそんなことない。
北見:そんなことないと思うよ。
月野:どういうのがいいんだろうと思って、いくつか考えたんですけど。
北大路:なんか覚えてます?
月野:いくつか候補で提出したのを今持ってきてるんですけど、
ラノベタイトルみたいな「北見六花と月野きいろと北大路ゆきがブログ連載してみた。」(笑)。
ラノベとかYouTubeの配信タイトルみたいな。
北見:そっか、そういうのもあったね(笑)。
月野:「色とりどりの雪月花」。
北見:ああ、それ覚えてる。
月野:六花さん要素がめっちゃ多くなっちゃうんですけど、「北を見れば雪月花」。
北見:まあ「北大路」も北が入ってるから。きいちゃん要素が少ない……。
北大路:でもみんな分かりやすい要素があったのはよかったですよね。モチーフがあったから。
月野:そうですねえ。
北見:「声色」、いいよね。最終的にこの部分って気付いたら決まってた感じがあったんだけど(笑)。
月野:これは決まってました。
北見:決めていただいた感じかな。
月野:「声色」ってどなたが出されたワードですか? これは月野じゃなかったな。
北見:私でもないな。
月野:あ、じゃあゆきちゃん!(笑)
北大路:わかんない! メールを見返しても全然出てこなくて……。
月野:確かに、2年前の今日朝ごはん何食べたとか覚えてないから(笑)。
北見:昨日のことも覚えてない(笑)。
北大路:昨日何食べたっけ……。
北見:絶妙にいいタイトルをつけていただいて。
月野:いいタイトルになりましたね。エモい感じの。
北見:あいまいな記憶の中でついたタイトルですが……
月野:タイトルはそんな感じで、みんなで持ち寄ったのをいい感じにまとめていただきましたー。
北見:そんな「声色雪月花」ですが。
月野:コラムって今まで書いたことありました? 私はなかったはず。
北見:えー、あったかなー。
北大路:私はコラムはないですね。作品単発でインタビューに答えるとかの、
このゲーム について、 みたいなのはありますけど、こういうふうに声優コラムみたいな感じで、
自分の想いや考えまで入れ込むようなものは初めてで、 毎回とっても、とっても大変でした……
ご迷惑をおかけしたなーって。
北見:私も初めてだったかも。ご迷惑をおかけしたなーというのは私もすごくあるんだけど。
月野:原稿制作の秘話などって感じですね。
■原稿制作の秘話について
北大路:はい! お熱がよく出ました。
月野:わかるー!(笑)
北見:「知恵熱?」って聞いたらリアルに熱が出たって言ってて(笑)。
北大路:普段使わない頭を動かすんでしょうね。
終わった後、なんかぽやぽやするって思って。
月野:最高、何度まで上がったんですか?
北大路:この前……この前っていうとどれ書いた時かって感じですけど、
38度いかないぐらい。
北見:結構出てるよそれ!? わりと大丈夫? って心配になるレベルの熱だよ!?
月野:ちゃんと発熱してる!
北大路:「書き終わった!提出!……パタ」みたいな感じで。
でも、ちょっと寝たら全然治りました。
北見:きいちゃんは書くの好きそう。
月野:書くの好きなんですけど、ほっとくとめちゃくちゃ長くなるタイプで、すぐ1万文字とかいっちゃうんで(笑)。
北見:わかる〜!
北大路:お二人、すごくしっかり書かれてますよね。
月野:六花さん、毎回すごいキレイにまとまってるしー。
北見:違う、違うの〜。書き出すと止まらなくなっちゃって、全然まとまらずにただただオタクの想いを語ってるみたいになっちゃうから、
これはコラムとしていいのかみたいになっちゃう(笑)。でも、きいちゃんも同じような感じだよね? (笑)。
北大路:お二人はちょっとタイプ似てますよね。
月野:そうなんですよ。だらだら書いちゃうから、
自分の中で小見出しを箇条書きにして、「これについて語るぞ、ガー」「これについて語る、グワー」っていうのを繰り返しで。だから同じタイプです。
北見:最初の頃は、作品全体のことを書こうと思ってたんだけど、そうすると際限なく長くなっちゃうから、
これはちょっとと思って、自分のキャラクターを中心に書きつつ、という書き方にしてたけど、それでもだいぶ長くなったりとか。
月野:ネタバレ配慮してなお長くなる(笑)。
北大路:言い回しを遠く遠くしていくと。
月野:我々みんな、ネタバレ配慮しなきゃヤバい作品がちょこちょこありますから。
北見:毎回、どこまで書いていいですかって聞いていただいてた気がする(笑)。
北大路:ネタバレしないで書くって難しいですよね。
私はそれで伝えたいことがあるんですけど、上手い言葉が出てこなかったり、
これは書いていいのかって悩んじゃったりして書く時間より、
うーん……って考える時間がすごい長くなっていったなって。
北見:発売前の作品か発売直後の作品かによっても変わってくるし、
私はすごい古い作品を書かせていただいたりもしたんだけど、
それでもどこまでネタバレOKかなっていうの悩んだりして。
北大路:発売直前のタイトルを出してしまった時、一番忙しい時期にコメントを出していただいて
本当にごめんなさいという気持ちになりました。
北見:各メーカー様に毎回コメントいただいてたもんね。ありがたかったよね。
でもやっぱり発売直前のやつが一番ネタバレ困るよね。
書きたいことってネタバレ以降じゃん、絶対(笑)。
月野:そうなんですよ(笑)。なんとかがんばって体験版まで。
北見:ここからのこと書きたいのにーみたいな(笑)。
月野:「この後、どうなっていくのか?」みたいな(笑)。
北見:最終的に「ぜひプレイしてみてください!」みたいになっちゃう(笑)。
みんな同じようなこと悩みながら書いてたんだね。
月野:あと、変なジンクスみたいなのがあって、スケジュールが詰まってる時に限ってお当番がくる(笑)。
北見:わかる(笑)。
月野:「なんで先月じゃないの? 先月ならちょっと余裕あったのに」って(笑)。
テンパりながら、「よし書いた! ENTERキー、パーン! 提出!」ってした後に、
書き切った満足感でお二人の質問忘れるんですよ(笑)。
北見:なんか必ずやらかしてるんだよね、私も(笑)。
月野:送った後に必ず「ご質問をお願いします」って返信があって、
また今回も今回もって(笑)。
北見:でも、この三人って結構共演があったから、
自分のお当番の時に二人からコメントをもらうとか、そういうのができるのってすごい尊いと思って。
北大路:ここで言いたい!
北見:なんでしょう、ゆきちゃん!?
北大路:私も「SMEE Vocal Cover Collection」に出ているのに、
きいちゃんが「Vol.1」で、そのタイミングでは私はまだ発表されてなくて、
言えなくて六花さんのコメントを「いいなぁ……」って見てました。
月野:1の時点ではまだ4以降はどうなるかわからないみたいな。
北大路:でも、バリバリ録ってました!
北見:あるよねー(笑)。ゲーム自体の収録は終わってて発売近いけど言えないとか。
月野:公式サイトに載ってないな、みたいな(笑)。オトナの事情がありましたね。
北見:タイミングでこの作品を書きたいけど書けないなぁみたいなのもあったしね。
月野:作品選出が難しかったですよね。お当番の都合で、来月ならちょうどいいんだけど、3ヶ月後になると……。
北見:三人だから3ヶ月タイムラグがあるんだよね。まだ言えないけど、次にするとだいぶ遅いかなとか(笑)。
月野:そういうのがいっぱい。みんな同じ想いだったのがわかってうれしい。
北大路:自分のブログでもちょっと書いちゃったんですけど、こういうふうに一つの作品について深掘りというか、
改めて自分の演技を見直す時間が自分だけだったらやらない、人に見せるところまでもっていかない。
自分の中で日々いろいろ思って生きてはいたとしても、人に見せるまでには昇華していな かったので、
書いてるうちに「こういう気持ちだったんだなぁ」とか気付きがあったりして。
北見:収録の時には気付かなかったけど、改めて客観的に文章にする時に、
「これってこういうことだったんだ」っていうのはあった。
北大路:私はすごく毎回がんばって取り組んでいたんですけど、がんばった時間も無駄じゃなかったなって。最初の頃は全然自信なくて……。
北見:えー!? 毎回すごいいいこと書いてたよ。
月野:刺さる! みたいな。
北大路:正直、私はこのコラムが始まった頃って「3ヶ月に1回コラムを書けるほど作品に出続けられるのかな。そもそも2年後、声優できてるのかな」って……。
北見:いやいや、だってその後すごい出たじゃん。
月野:大ブレイク!
北大路:キャスティングしてくださったみなさんありがとうございます。
月野:ありがとうございます! 今後もこの3人の共演をなにとぞ(笑)。
北見:誰に向けて言ってるのよ(笑)。
私、自分のコラムを書く時に、ゲームをやり直してて、そうしたらゲームが面白くて止まらなくなっちゃって(笑)。
北大路:書く時間が〜!
北見:そう! 書く時間がない! 毎回ものすごい時間がかかってて(笑)。
月野:しかも、プレイして熱が再燃した状態で書くと文章が余計に長くなりますよね(笑)。
北見:ここも書きたい、ここも書きたいってどんどん出てきちゃう(笑)。
北大路:ちなみに、お二人は締め切りは守れる感じですか?
北見:それに関しては、ごめんなさい…。
毎回、ご迷惑をおかけしました……。
月野:月野も「夜が明けるまでは○日だ」って(笑)。
担当の方に「今、執筆中なので明け方までには……」って(笑)。
北大路:「明日の朝までには」みたいな。
月野:誤字の修正とかは初稿がお戻しされてから直す感じの、ギリのギリで(笑)。
北見:こんなに書かなきゃいいのにって思いながら、自分で書いて時間かけちゃうんだよね。
月野:私の場合、『アインシュタインより愛を込めて』 の時がやり直してやったので。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第8回『アインシュタインより愛を込めて』月野きいろ
http://blog.getchu.com/archives/52319866.html
北見:あのゲーム、面白いよね。
月野:ネタバレを超気にしなきゃいけないんですけど、アペンドが出るっていうタイミングで書かせていただいたので、
本編を全部やり直して、熱量がMAXの状態でやったので止まらない(笑)。
本編とアペンドのことを両方書きたいし、めちゃくちゃ長くなって、「みんな読むの大変だな、ごめんなさい」と思ったんですけど、
結果ファンの方たちに喜んでいただけた記事になったので、よかったな、苦労したかいがあったなと思いました。
北見:読んでくれた方からの感想って見聞きしたりした?
北大路:最近書いたやつはコメントしてくださった方がいて、すごいうれしかったです。あ、読んでる人いたって思って。
北見:結構書いてくださってた方いたよ。
月野:みんな読んでくださってる。
北大路:ありがたい。
北見:こうやって自分の出た作品とかキャラクターを深掘りして、
ユーザーの方に見ていただく機会って全くなかったから、「自分がハマったきっかけになったキャラのことを深掘りしてくれるのうれしいです」って感想を結構いただいて、それはありがたかったなと思って。
月野:自分発信でセルフでやるんじゃなくて、こういう場で公式さんに協力してもらってやるというのがなおさら貴重な経験だなって思いました。
北見:そういう作品に対する想いとか見解って、言う場もなかったし、あんまり言っちゃいけないのかなみたいなところがあったから。
あんまり他の作品との熱量の差があるように見えるのもアレだったから、きちんと作品を取り上げますって書けたのはありがたかったなって。
月野:さっきのゆきちゃんの言葉じゃないけど、感覚で演じちゃうことが多いから、あえて言語化することによって自分に対しても返ってくるものが多いなと思って。
ふんわりしていたのが言語化することによってしっかり認識できるっていう。その言語化が難しくて、オーバーヒートするんですけど(笑)。
「これ、日本語だとなんて言うんだ?」みたいな(笑)。
北見:言いたい言葉が出なくて、語彙力ないなっていつも思うんだけど(笑)。
月野:文字だと身振り手振りできないから(笑)。
北見:ノリだけだと「エモーい」「尊い」で済むんだけど、どうやって文章にしようみたいな。
北大路:すぐ「尊い」って書いちゃいます。
北見:でもある程度フランクに、固くならずに読んでほしいなというのはあったから、
その辺のバランスはちょっと考えてたかな。
月野:難しかったけど、楽しかった2年間。
北大路:もう締め切りに苦しくもこともなくなる。
月野:ほっとするような、さみしいような。
北見:ねー。でも、ちゃんとお当番っていってさ、期限決めてもらってやらないと、ホントに書くことなかったと思うから。
北大路:そう、締め切りがないと永遠に終わらないタイプなので、締め切りは大事です。みなさんも締め切りは守りましょう!
北見:すみませんでした(笑)。
■コラム掲載作品について
月野:イタタタタ(笑)。みんな8作品は書いたんですね。
北見:そんなに書いてる!?
月野:ゆきちゃんがね、「何月何日 六花さん 何々」ってまとめてくれてるのがあって、振り返るのにありがたく見させてもらってるんだけど。
北見:3人で2年やってるんだもんね。
北大路:今回が第26回! ようやった!
月野:称えたいですね。走り切った。これで「雪月花」だけじゃなくて、
げっちゅ屋さんでの声優コラム自体がおしまいみたいで。
北見:そうそう。本当のトリを飾らせてもらったんですよ、この三人で。
北大路:やばい! なにかちゃんとしたことしゃべらないと、
マジメなことしゃべらなきゃ!
月野:そういうの苦手だから、六花大先輩に……(笑)。
北見:え、もう締めちゃう感じになっちゃう?(笑)
月野:まだまだしゃべりましょう!
みんないろんな作品を書いてて、共演作もあれば、そうじゃない作品もあって。
北見:共演作多かったのがありがたかったし、うれしかったなぁ。
月野:初回から三人出てるという理由で、『Making*Lovers』を書かせていただいて、
結城朱里ちゃん、人気キャラでLINEスタンプにもいるんですよ(笑)。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第1回『Making*Lovers』『同級生リメイク』北大路ゆき、月野きいろ、北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52304968.html
北大路:サブキャラなのに。
月野:人気が高い(笑)。
北大路:朱里ちゃんがきっかけで、後々『ハレキン』とかやらせてもらえたりしたので、すごく思い入れの強い作品になりました。
北見:そう考えると、2年ってすごい長いね。
北大路:『ハジラブ』もあったね。
北見:そっか、『ハジラブ』もあった。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第5回『ハジラブ -Making*Lovers-』月野きいろ
http://blog.getchu.com/archives/52314395.html
月野:『星の乙女と六華の姉妹』。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第12回『星の乙女と六華の姉妹』北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52327150.html
北大路:あー、そうだそうだ。
月野:みんな出てる。
北大路:私、珍しくいじわるな役で……
北見:そう、私あれびっくりして! 「CV:北大路ゆき」ええっ!? ホントに!? って(笑)。しかも京都弁で!
北大路:京都弁というか、京都“風”ですね。
北見:私、最初聴かせてもらった時にゆきちゃんって知らなくて、
「めちゃくちゃうまい! ええっ、ゆきちゃんじゃん!?」ってすごいびっくりした。
北大路:やった、ほめられた!
北見:感動したんだよね。「ゆきちゃん、京都の人じゃないよね?」って。
確認した気がする(笑)。
北大路:めっちゃ楽しかったです。やっていいよって。
あ、六花さんそのキャラのマネしてますよね、作中で。
北見:そうそうそう。
北大路:それが超うまくて!
北見:マネしなきゃいけなかったから、その子のセリフを聴かせてくださいってお願いして
北大路:あっ、それで聴いたんですね!
北見:そう。何も聴かないでやったら、私のオリジナリティが過ぎてしまいますからって。(笑)
北大路:それが似てるのがめっちゃ面白くて。
北見:収録あるあるかもしれないけど、誰々のキャラのマネをして自分のキャラがしゃべるというシーンがある時に、
収録のタイミングの都合で前の方がまだ録ってないことがあって、まだキャラができあがってない時に「え、私発信?」ってなることがあって「んー、どうしよー」ってなることがあるんだけど、この時はゆきちゃん録ってくれたから助かった(笑)。
北大路:私、まさしくそれありました! とある作品で、ヒロインだから一番最初に録ったんですけど、
「まだ録ってないんですけど、これを○○さん(声優名)風に読んでください」って言われて、無理だよ〜! って思って……
北見:その方がどういう芝居するかもわかんないもんね。
北大路:しかも、聴いてマネならいいんですけど、聴いてないのに先輩のマネするのは、やりづらいと思って。「あの、後で録り直しでもいいので」って。
月野:同じシチュエーション、最近あった(笑)。「○○ちゃんはどうやるかな、でも収録まだでキャラチェックもまだだから完全に想像でやるしかないな」って。
しかも、ト書きで「モノマネが上手」って書かれてて、やめてー!って(笑)。
これで全然違ったら怒られるの私なのに(笑)。
北大路:「モノマネが上手」はつらい。
北見:しょうがないんだけど、できればマネがあるシーンは後に録らせてほしいって切実に思う(笑)。
月野:これは切実(笑)。だいたい、サブ・モブは収録順が後になりがちですもんね。
場合によるけど、基本的にそういうことが多い。
メインを固めて、そこから作っていくっていう。
北大路:作品の方向性がそこで決まりますもんね。……となるとしょうがないんですけど。
北見:ゆきちゃんの時もまだその後も収録があったから、「全然違ったら後日録りなおさせてくださいー」って言ったわ(笑)。
北大路:でも完璧でした!
月野:さすりっかさん! でも、ゆきちゃんは言えなかったけど、「ボーカルコレクション」はみんな参加してて。
三人いっしょじゃなくても、二人かぶりだともっとありますよね。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第14回『SMEE Vocal Cover Collection Vol.01 月野きいろ』月野きいろ
http://blog.getchu.com/archives/52330013.html
北見:私、きいちゃんも出てる作品でコメントをお願いしたかったんだけど、
私が長く書きすぎちゃってこれはダメだなと思って、お願いできなかったことがあったんだよね(笑)。
月野:『華は短し、踊れよ乙女』とかですか?

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第18回『華は短し、踊れよ乙女』北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52337614.html
北見:そうそう!
月野:二人メインで。
北見:そうそうそう。止まんなくなっちゃったやつ(笑)。
月野:あれ、止まらなくなりますって! めっちゃよかったから! 大正ロマン。
北見:そうそう。振り返っちゃうね、全部の作品。
月野:女装男子、乙女シリーズがずっと続いてくれてて、なおかつ私も六花さんも主人公を経験してるから。
北大路:私もやりたい(小声)。
北見:だから誰に向かって言ってるの(笑)。
北大路:北大路ゆきです、私も女装男子やりたいです。
月野:ゆきちゃんの女装男子聴きたーい!
北大路:女装男子したーい!
月野:でも、ensemble SWEETさんのほうではメインヒロインはやってるし。
北大路:あ、そうですね。あれすごいですよね。男の子のほうも声がつくっていう。
北見:そう、しかも男の子だけでアイドルユニット組んだりするの!
さらにはミニゲームも出たり。
北大路:しかも全員かわいい!
月野:私が最後に書かせていただいた記事も、その『乙女が奏でる恋のアリア』と『シャイニー・シスターズ 〜女装主人公アイドルプロジェクト〜』で、思い入れは強いですね。
最後にするタイトルって、決めるの大変でした? 私はやっぱ一番思い入れがあるタイトルにしようと思って『乙奏』と『シャニシス』にしたんですけど。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第23回『乙女が奏でる恋のアリア』『シャイニー・シスターズ』月野きいろ
http://blog.getchu.com/archives/52349642.html
北見:実は、担当回が最後っていうのタイミング的に言えなかったんだよね。
月野:そう、言えなかったんですよ!
北見:なので、あんまり「とっておき」みたいな作品を持ってくるのもアレなのかなって思ったりとか。
北大路:私は何も考えずに「最後です!」って
北見:ゆきちゃんの時はオッケーだったよね(笑)。
私は言えないタイミングだったから、どうしようと思って、でも最後になっちゃうから
どうしても代表作を書きたくて、「10周年だから」と強引に理由付けして書かせてもらっちゃいました。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第24回『天色*アイルノーツ』北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52353359.html
月野:『天色*アイルノーツ』もすごいファンが多い作品だからいいと思います。
あ、そうだ、私の『乙奏』書かせていただいた回が12月28日掲載だったんですよ。
前日の12月27日が塚原いずみちゃんのお誕生日だったんですよ。
そういう意味でも『乙奏』にするしかないなって(笑)。
北見:改めて、いろんな作品あったね〜。
月野:懐かしくなっちゃう。
■他のメンバーのコラムを読んで気になった作品について
北見:自分以外の方の記事で、この作品がすごく気になったとかある?
月野:全然ありますよね。みんな興味を持たせる記事の書き方がお上手だから(笑)。
北大路:でもこのコラムを読んでやりましたという人がいたらうれしいなって。
知るきっかけになってくれたらうれしいなとは思ってましたね。
北見:うん、それはホントに思う。それが目的でもあるしね。
月野:それでいうと、全部になっちゃうんだけど、特にというと誰かな……。
六花さんだと、『QUALIA』と、『槇村葉月の恋語り』。やっぱり六花さんが単独で出てるやつだと。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第6回『QUALIA 〜約束の軌跡〜』北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52316504.html

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第9回『槇村葉月の恋語り』北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52321324.html
北見:わー。嬉しいな。どちらもヒロイン一人のミドルプライス作品だったの。
月野:六花さんのお芝居が終始堪能できる。
北見:やだ、すごいプレッシャー(笑)。
月野:それだけでもやりたい! と思うのに、あのコラムを読んだらなおさら……。
北大路:やりたくなっちゃいますよねー!
北見:そう思ってもらえたならすごく嬉しいな。
複数ヒロイン作品だと、まずキャラクターの紹介をしていくだけでも結構文章使っちゃうもんね(笑)。
月野:1行ずつでも5行(笑)。
北見:そうそう(笑)。
でも、数行程度の紹介じゃこの子の魅力はこんなものじゃないんだーって、いつも申し訳なく思ってて。
そんな中で、単独ヒロインの2作品をたまたまやらせていただいたから、ヒロインの魅力もしっかり紹介しつつ、
作品の世界観もたっぷりオタク語りさせていただけてめちゃくちゃ楽しかったな(笑)。
月野:どっちもパッケージのイラストだけでもオーラがすごくて、
メーカーさんの作品愛も大きいなって外から見てても感じたので、そういう作品はやりたくなります。
北見:わーうれしい。そうそう、考察しちゃうんだよ。勝手な考察を(笑)。
偉そうに語って書いてるけど、解釈が間違ってたらどうしようと思いながら(笑)。
月野:楽しいですね。演者的な考察。
北見:そうなの。ストーリーがしっかりしてるから、考察がものすごく捗ってしまったなぁ(笑)。
月野:それでいうと、ゆきちゃんのタイトルで気になったのもお話しっかりしてる系で、『アンレス・テルミナリア』。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第13回『アンレス・テルミナリア』北大路ゆき
http://blog.getchu.com/archives/52328726.html
北大路:ありがとうございます。
月野:ど真ん中のね。
北大路:大変だったけど、楽しかったな。たくさんしゃべりました。
月野:オーラ半端ないし、物量も半端ないんだろうなって(笑)。
北見:確かにセリフ量すごく多そうだった!
北大路:あ、でも、年々、分量が減ってるっていうか。
前はもっと1作品のセリフ量がすごかったというお話を聞くので、
「すごい分量」って言っても「いやいや全然だよ」みたいな。
そうか、やっぱり時代を築いてきた方たちってすごいなって……
月野:月に何十本なんて時代が。
北見:ありましたねぇ。
月野:私はそこは経験してなかったですけど。
北見:いや、でもきいちゃんもいっぱい出てるよ。
月野:私がデビューした頃にはもうそういう時代はちょっと過ぎてたかなって。
北見:きいちゃんの担当した作品だとどれかなー。
月野:いっしょのも多いですけどね、わりと。
北見:『AMBITIOUS MISSION』面白そうだなと思った!

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第17回『AMBITIOUS MISSION』月野きいろ
http://blog.getchu.com/archives/52335803.html
北大路:『アンミツ』なんか最近ありませんでしたっけ?
月野:うん、アフターストーリーが今度、1、2って出ます。
北大路:あれ、絵がすごく好きで。
北見:世界観がすごく面白くて、興味湧いたなぁ。
月野:怪盗ものってなかなかないですもんね。
予告状の演出とかもあっておしゃれな、いちいちデザインがかっこいいんですよね。
そんな中、私が担当した子はあんまり怪盗稼業に絡んでこない(笑)。
北見:ギャルだもんね。きいちゃんのギャルって珍しいなって思って。
月野:そう、珍しいんです!
北大路:私、ギャル好きだからうれしいです! ギャル好きなんです!
月野:おしゃれ番長やりました(笑)。
北見:ギャルなのにいい子っていう。
月野:オタクに優しいギャルやりました(笑)。
北大路:ギャルに悪いやつはいない!
北見:そうね、間違いない(笑)。
月野:周りが萌え萌えした感じの子が多い中で、挑戦的なヒロインをやらせていただきました。
北見:考えてみると、みんなわりと幅広くいろんな役やるよね。
月野:そうですね、役柄幅広いですね。
北見:みんな「こういうタイプを担当することが多い」ってならなくて、わりとタイプが違うのをやってらっしゃって。
月野:ゆきちゃんもダウナー系強いのかと思いきや、わりとキュピ! みたいなのもやるし。
北大路:わー、ありがとうございます。
月野:『アイこめ』もね、ダウナー系で。
北大路:作品出て、それで「あの作品見てキャスティングやってもらいたいと思ったんです」って言ってもらえるのがすごくうれしくて、
きっと作品が自分の名刺代わりというか、自分の活動を広げてくれるなってすごい思います。
北見:二人ともすごい器用タイプだから、どこにキャスティングしてもできそう。
月野:六花さんが何を(笑)。
北見:たしかに、私もどっちかというと幅広くやるタイプかもね。
北大路:私、『同級生リメイク』の六花さん! なんで、六花さんをモブに使うんだっていうところからなんですけど、ホントに大好きなんです! もうホントに! やりながらホントに爆笑して。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第1回『Making*Lovers』『同級生リメイク』北大路ゆき、月野きいろ、北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52304968.html
月野:モブ何役なんでしたっけ?
北見:15(笑)。
月野:いろとりどり(笑)。
北見:私、ツイキャスでも話したんだけど、『同級生』のリメイク前がすごく好きで、
どうしても出たくて(笑)。でも今回はご縁がなくてお話がなかったので……
あらゆるところに「せめてモブで関われないですかね?」ってお願いして(笑)。
月野:そこでつかみ取るガッツがすごいなと思って(笑)。
北見:ホントに出たかったのー!
そしたらありがたいことに「そんなにやりたいなら…」ってお話をいただけて。
しかも15役も!(笑)
これは、いっぱい来たぞと思って(笑)
めちゃめちゃ楽しんでやらせていただきました(笑)。
月野:爪痕を残して(笑)。すごい味の濃い人々を(笑)。
北見:濃ゆい人しかやらなかった(笑)。
月野:これがプロの仕事かーって思いながら(笑)。
北見:もともとの『同級生』って結構古い作品だから、ギャグテイストとかも古かったりするじゃない?
今時語尾に「スケベ」って、つけてしゃべる人いないよー、と思いながらも、
どうやって料理しようってワクワクしちゃった(笑)。
月野:でもモブ楽しいですよね。
北見:モブ楽しい。ホントに楽しい。
北大路:自由ですし。
北見:ヒロインやる時って、どこかしら愛嬌というか、かわいらしさを必ず残そうと思うけど、
モブはむしろ、そういう部分は気にせずにとにかく全力でやろうって思って(笑)。
月野:一般通過モブって感じで通り過ぎていくから(笑)。引っかき回すの楽しいですよね。嵐のように。
北見:いろんなのできるのが楽しかった。
月野:個性を消すのが求められるモブもいれば、かき回すのもいて。
北見:何役気付いてもらえるかなとか思いつつ、発売日に「どこまでわかりました?」ってユーザーさんに聞いてみたりしたな(笑)。
月野:「誰がどのモブの担当でしょう?」みたいなクイズをやってるメーカーさんもありました。
そうだ、Sonora さんの『ウチはもう、延期できない。』だ!
発売後アンケートにモブキャラ声優クイズを組み込んで企画にされてて、
あれは面白かったですね(笑)
北見:基本的に、ヒロイン役にキャスティングされたらモブをやることってあんまりないよね。
月野:ないです!
北見:昔はあったんだよね、たまーに。人手不足で(笑)。
あと一言二言ぐらいだったら当日現場で「やってもらえる?」っていうのがあったりして。
月野:別のルートだと絡まないしみたいな。
北見:そうそう。それに、モブをやると作品の世界を違う目線で見れるよね。
月野:「一般人から見るとこの二人こう見えてる」みたいな。
北大路:モブをやりたいと言っても、ヒロインをやってると止められること多々ありみたいな。
北見:それはそうだわ(笑)。
月野:「意味」が出てきちゃうもんね。
北大路:「こいつ後々、何かあるのか……?」って。
北見:伏線みたいになっちゃうからね。どんなに変えてやっても、どうしても耳がいい方はわかっちゃうからね。
北大路:最近のメインで出てない作品で「あ、これ北大路さん出てる」って言ってくれるのもすごくうれしいんですけど、
まだ全然現場にあまり出てない頃の作品で「北大路ゆきだ!」って言ってる方がいて、めっちゃすごいと思って。
自分が聴いてもよくわからないのに……
北見:有名になって、知ってもらってから改めて、「この人の過去の作品を調べてみよう」って思ってもらえるの嬉しいよね。
ヒロイン以外で出演させていただいた作品も含めると本当いっぱいあるもんなぁ。
北大路:ここで取り上げてない作品もたくさんありましたもんね。
月野:選ぶのホント苦労して。この月、なんで3本あるのとか。嬉しい悲鳴!
北見:自分が出てない作品でも書きたいのあったりもしてね。
ただのオタクムーブなんだけど(笑)。
月野:わかります。「今月の注目作!」みたいな(笑)。
北大路:「私が初めてやったゲームはこれ」。全然出てないし、関係ないけど!!
北見:それガチでおすすめのやつだよね(笑)。
確かにいっぱいあるよねぇ名作が。
月野:公式のお許しがあればいくらでも語りたいです。
北見:なかなか語れる場ってないよね。
月野:メーカーさんがやってるラジオがあればいいんだけどないし……。
北見:ましてや、自分が出てないゲームを語る場はない(笑)。
月野:それこそ、六花さんが『Clover Day's』語ってましたけど、
あれとか無名時代にモブで出てましたもん。デビューほやほやで。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第21回『Clover Day's』北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52343741.html
北見:え、そうなんだ!? デビューほやほやだった?
月野:「行ったことないスタジオ!」みたいな。
当然、スタッフさんも私のことなんて知らないし。
しばらくたってから、メインヒロインで出た時にそのスタッフさんに再会して、
「実は『Clover Day's』出てて……」「えっ、じゃあモブ録ったんだ」みたいなことがありました。
北見:「きいちゃんを探せ」だ。
月野:それこそ語尾に「スケベ」がつくようなキャラなら覚えてるけど、「女生徒A」とかだと、どれだっけみたいな(笑)。
後、『乙女』シリーズ続いてるって話がありましけど、ゆきちゃんが出てる
『放課後シンデレラ』も『2』が出たりとかね。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第10回『放課後シンデレラ』北大路ゆき
http://blog.getchu.com/archives/52322925.html
北見:そうそう。続編が出た作品も多かったよね。『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』もね、
ゆきちゃんに書いてもらえるタイミングで無事に発売されてよかった(笑)。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第25回『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』北大路ゆき
http://blog.getchu.com/archives/52355481.html
北大路:これ以上延びたらコラムどうしようかと……!
北見:それね(笑)。なんで言っちゃいけないのかな?
月野:でも2回延びてるのかな(笑)。
北大路:11 月発売予定で、1月発売になって、2月発売でした。
月野:沈黙の時を経て。
北大路:Twitterで調べてると、「本当に出るのか?」って言ってる人が多くて、
「出るよ、だって録ったもん」って思いながら。
月野:トレンド入りとかしてて、本当に注目度が高いなって。
もしもう1作あった際には、モブでいいんでよろしくお願いします(笑)。
北見:何年後になるかわからないけど(笑)。
北大路:また7年後か8年後なのかなぁ。
月野:それまでがんばって、現役でいられるように生き残ります(笑)。
北見:よし、次回作にはみんなで出演できるように8年がんばって、
みんなで続けましょう!
■バトン「10年後どうなってると思いますか?」について
北大路:その関連で、みんなでコラムの最後にバトン質問をやってたじゃないですか。
それについて聞きたいなと思いまして、
「10年後どうなってると思いますか?」
「どうありたいですか?」自分自身とか、ゲーム業界とかを好き勝手に。
北見:10年後かー。自分としては10年後も、声優を続けられてるといいなぁ。
モブ専用とかでもいいから続けてたいね。
月野:もったいなさすぎる(笑)。
北大路:一生ヒロインやってください!
北見:「モブといえば北見六花」と書いてもらえるように(笑)。「また北見が、モブでいるぞ」みたいな(笑)。
月野:有名エキストラの人みたい(笑)。
北見:「いけます!」「あったまってます!」「どんな声でもやれます!」(笑)。
月野:おいしいですね。いつも野次馬の先頭にいるな、みたいな(笑)。
北大路:楽しそう!
北見:続けてたいね。やっぱりお芝居好きだし、美しょゲー好きだし。
ずっと今までのように楽しく関われていたらいいなと思うけど、美しょゲー業界自体が10年後どうなってるかわかんないもんね。
月野:そうなんですよね。10年前、今の状況想像できなかったですもんね。
配信が流行って、音声作品のダウンロードコンテンツっていうんですか、そういうので販売が主流になって。
北見:確かにそうだね。録り方は変わってないけど。あ! もしかしたら美少女ゲーム
自体が3Dになってくるかも!?
月野:あー、VRが当たり前みたいな。目の前にその子がいるみたいな。
北大路:すごくないですか!?
北見:VRってどうなんだろ。
月野:今もあるにはあるけど……。
北見:あるにはあるけど、まだそこまでは普及してないよね。
世の中にVRがもっと浸透してきたらそういうゲームも増えてくるのかな。
北大路:VRゴーグルをつけてキャラクターとおしゃべりできるって
いうゲームを体験したことがあるんですけど、すごいっすよ。
私に! 等身大のその子が……話しかけてくるんですよ!
月野:文章では伝わらないけど、今VRゴーグルつけたテイでゆきちゃんがめっちゃ左右をブンブン(笑)。
北見:そういう美少女ゲームもすでにあったりするし、今後増えてくると思う。
月野:あるにはありますもんね。
北見:でもあれって収録の時に全部バイノーラルで録ってるらしいから、しんどいよね(笑)。何千ワードも全部バイノーラルで録るの(笑)。
月野:確かに(笑)。バイノーラルだとみなさんご存じのモアイくんの周りに立ちっぱで。
北見:ぐるぐるしながら……。
月野:時には中腰になって。
北大路:腰やばいですね……。
月野:ヒザにきますな。
北見:満身創痍でバイノーラル収録4000ワードとか無理だわ(笑)。
月野:収録期間1ヶ月とかとってもらって(笑)。
北見:でも、そうなるときも来るかもしれないよね。
月野:私たちの未来予想というより、業界の未来予想みたいになっちゃいますよね。
北見:業界が変わると私たちの働き方も変わってくるわけじゃん。
月野:我々はいわば、付いていきますっていうポジションですからね。
北見:最近の変化でいうと、今まで台本は紙のみだったのが、データで頂くことが増えてきて。
それもあって「台本チェックはタブレット端末に変えました」って声優さんも増えてきてるのに、私はアナログな人間なもので。
タブレット端末で沢山の文章を読んでいるとなぜか、目が滑っちゃって全然読めないの。
北大路:すっごくわかります。今、私は挙手をしました。
読み違いが多いです、画面の方が。
北見:なんでかわからないんだけど、いつまで経っても慣れなくて困っちゃう(笑)。
でもきっと、これからは紙の台本をいっぱいいただいてっていう時代じゃなくなってくると思うのね。
役者側が環境を整えて、そっちに寄せなきゃいけなくなると思う。
北大路:でも、私は初めて、分厚い紙の束をいただいた時、すっごくうれしかったです。
月野:テンション上がるよね(笑)。
北大路:すごく重かったですけど。「ジャンプ1冊分ぐらいですかね」って言われて、「わかりました!」って。
北見:ジャンプで表現するの分かる(笑)。
月野:どこでもそうなんだ(笑)。
北見:「週刊じゃなくて月刊ですか」とか(笑)。
月野:「スクエアですか」とか(笑)。
北大路:結構重いなみたいな。
北見:そういうのも変わってくるのかなぁ。
月野:でもソーシャルで少なかったりしたらいいけど、やっぱりPCゲーみたいに分量が多いのは紙がいいですよね。
北見:そうなんだよね。あの「ページをめくる」感覚が大事というか。
月野:私、すごい付せんを貼って管理するので。紙じゃないとワープがしづらいんですよね。
北見:そうそう。何ページって言われた時、タブレットだとパッと飛べなかったりとか。
月野:あと、紙だと全体の50パーセント進んだとかわかりやすいですよね。
北大路:私も紙とデータで使い分けって感じですかね。
北見:今は分量が少ない時はタブレットにして少しずつ慣らしていってるんだけど、
分量がある時は紙台本に頼っちゃう。
時代にはついていけてないけど(笑)。
北大路:模索中です。完全にデータでやってる方に「どんなの使ってます?」って聞いて、付せんが付けられるアプリとかを教えてもらったりしてます。
北見:それこそバイノーラル収録になった時、大きなタブレット端末だと重いじゃん。
北大路:あれは紙の方がいいですよね。やる分だけ3枚だけ持ってとか。
北見:人によってはペラ音(紙をめくる音)が入っちゃうから、タブレットにしたよっていう人もいて。
月野:私、バイノーラルがんばってぷるぷるしてますよ、端末持って(笑)。
北見:私無理だー(笑)。それ用にちっちゃい端末を買う人もいるっていうし、じわじわ変わっていくんだろうなぁ。
月野:こうやって情報交換しながら適応していかないと。
北見:ゲームの収録じゃないアフレコは、昔はVHSで映像チェックをしていたんだけど、
それも変わっていったしね。
月野:VHS! VHSがDVDになり、今はストリーミング。
北見:VHSやDVDは「家の機器で再生する」という作業だからそんなに変わりはないけど、
最近みたいに「ストリーミングで」って言われても対応できないと仕事ができなくなっちゃうもんね……。
そういうのに柔軟に付いていける人間にならないとなぁ。
月野:お芝居はできるのに、そんな理由でできないですってなりたくないですもんね。
配信込みのお仕事って増えてくるんですかね?
北見:実況者みたいなこと?
月野:そう、自分の作品を実況してる人も増えてるし、六花さんもアニメの同時視聴とかやってるじゃないですか。
ああいうのを案件として織り込みしてやるというのが増えていったりするのかなって。
北見:メーカーさんによっては新しいことをやってみようっていうのはあるかもね。
でも生実況はいろいろ危険が付いてくるので(笑)。
月野:映せないものが映ったり(笑)。
北見:乗せちゃいけない音が乗っちゃったりとか、そういう危険があるから。
その辺を回避するために、家にきちんと配信スペースを作る声優も増えてくるかもしれないし、そういうのがある方が有利だったりするかもしれないよね。
月野:だんだん、配信OK用の体験版と普通の体験版を分けるメーカーさんも出てきて、
こっちでやればマズいところが映らないんで大丈夫です、みたいな。
北大路:私が出てる『推しのラブより恋のラブ』とかも、VTuberさんとかが配信する用のデータがあったりして、
体験版よりちょっと長いんですけど、みんな実況してねーみたいな。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第7回『推しのラブより恋のラブ』北大路ゆき
http://blog.getchu.com/archives/52318389.html
北見:メーカーさんのプロモーションの方法もいろいろ変わってくるよね。今までは店頭でイベント打ったりしてたけど。
月野:やっぱりこのコロナ禍という状況で変わったんですかね?
北見:それもあるかもしれないよね。イベントとかお渡し会とかできなくなって。あと、ダウンロードで買う人も増えたから。
月野:ネット回線が強くなってるのね。ISDNとかではできない(笑)。
北見:無理だねー(笑)。
月野:ADSLとか(笑)。光回線じゃないと。
北見:ADSL? ピーガガガガガーみたいな(笑)。
月野:それはもっと古いやつ(笑)。パソコン通信じゃないですか(笑)。
それでいうと、昔台本がFAXでくるとかあったって先輩が。
北見:確かにあったね。台本全部じゃないけど……。
月野:急ぎの時とかに。
北見:FAXが1枚1枚の普通紙じゃなくて、ロールの感熱紙だったんで、巻き物のように台本が届いたという話は聞いたことある(笑)。
月野:そういう話は大先輩から聞きますよね(笑)。
きっと10年後も私たちが想像もしてないような。
北見:ものすごく大ーきく変わるというのはないかもしれないけど、少しずつじわじわとね。
月野:それでいうと、2023年が月野きいろデビュー10周年なんで。
北見:おめでとー!
北大路:ぱちぱちぱち。
月野:ありがとうございます。10年後というと20周年になるので、
「月野きいろ20周年いぇーい!」って言えるように、生き残りたいなって(笑)。
北見:じゃあまたこのメンバーで祝おうね。
月野:やった! 言質とりました(笑)。
北大路:祝いましょう!
北見:私は立派なモブ声優になる(笑)。
月野:ヒロインもやっててくださいよ(笑)。
北大路:後ろを追いかけてる我々も将来はモブになるのかなって。
北見:年間出演作のトップを取りたい。モブでいっぱい出て(笑)。
月野:ちょうど私が年末のお当番が多くて、「来年の目標は?」と聞いたりしましたけど、六花さんは「2023年だから23役」って(笑)。
北大路:月に2、3本。
北見:ヒロインだけだとなかなかハードじゃん、それ。
モブも含めてだったら何とか頑張れそう(笑)。
月野:モブとかソシャゲとか。
北見:ソシャゲも公表できたりできなかったりがあるから、その辺カウントが難しいんだけどね。
月野:難しいですよね。「私だよ、見つけて」と思いながら告知はできないとか。
北見:ソシャゲも増えるのかなぁ。
月野:PCゲーが最初声なしだったのが声がついていったように、ガラケーの頃のゲームは声がついてないかったのが、
スマホになるとフルボイスになったりしたので、変わっていくのかなと思いますね。
■まとめ
北見:そろそろいいお時間なのでまとめを。
月野:じゃあ改めて。この連載を始めるにあたって、最初お話をいただいた時、コラムをやったことがなかったってさっきも言いましたけど、ずっと憧れてたんですよ。
だからお話いただいた時はすごくうれしくて、月を見上げながらコンビニの外で唐揚げ棒を食べて、「じーん、やった私」って(笑)。
それで、いつもこの連載は二人でやってたのを知ってたので、相方誰になるのかなって。
北見:そこまで考えてたんだ(笑)。
月野:「決まりました! 三人です!」「三人!?」「六花さんとゆきちゃんです!」「いぇーーーーい!!」狂喜乱舞しました(笑)。
「最高のメンバーだ!!!」って(笑)。こうやってトリを飾ることができて本当に光栄だし、いい2年間だったなと思います。
ゆきちゃんはどうだった?
北大路:そもそもやり切れるとは思ってなかったので……。
北見:えー(笑)。
北大路:もしくは三人で回ってるのが途中二人になってたまに出てくるみたいな感じになったらどうしようと思ってたんですけど。
でも、やっぱりこういう機会をいただけて、自分で個人活動って私はあまりやってないので、私自身を知ってもらうじゃないですけど、
「こういうふうに思ってお仕事してます」みたいなのを伝える機会をいただけて、
すごくありがたいなと思いましたし、これを書いたからにはちゃんと仕事しないとなって。
ここに自分で強くこだわりを持っていきたいんだっていう気持ちを再確認して、
これからもがんばるぞって感じのエネルギーをいただきました。
ありがとうございます! 今回の目標は「がんばってしゃべる」だったんですけど……。
北見:全然しゃべれてるよ。
月野:全然しゃべってる。
北大路:ラジオとか生放送とかも終わった後に大反省会で、「あれしゃべればよかった」って毎回思うんですよ。
月野:反省するってことは成長できるってことだから。
北大路:くーーーーせんぱーーーい!!!! ついていきます!!!
月野:六花さんどうですか?
北見:私もコラムをやってみたいなって思ってたけど、思った以上に大変で。
大変だったけど、自分が出た作品と改めてきちんと向き合うと、
収録の時に気付かなかったことを発見できたりとか、制作さんの意図とか、キャラクターの魅力とか、
いろんなことに気が付けて、美少女ゲームって素敵な文化だなって改めて思えたし、
やっぱり声優の仕事好きだなって思わせてもらうきっかけにもなったので、本当に感謝しかありません。
今回でコラムが終わってしまうということで残念ですけど、今後は何か別の形で、できれば声を使って、
ユーザーさんに役者側の想いを届けられるといいなと思います。
大好きな二人と一緒に機会をいただき本当にありがとうございました。
月野:それじゃまたどこかでお会いしましょう!
北見:今後も出てる作品とかチェックしてくれたらうれしいです!
北大路:いっぱい遊んでください! 北大路ゆきでした!
月野:月野きいろでした!
北見:北見六花でした!
三人:それでは、バイバーイ!!!
●プロフィール
北大路ゆき(きたおおじ ゆき)
●関連サイト
北大路ゆきTwitter アカウント
北大路ゆきCi-en(ブログ)アカウント
●プロフィール
月野きいろ(つきのきいろ)
●関連サイト
月野きいろTwitter アカウント
月野きいろツイキャス アカウント
月野きいろCi-en(ブログ)アカウント
●プロフィール
北見六花(きたみりっか)
●関連サイト
北見六花Twitter アカウント
北見六花ツイキャス アカウント
北見六花Youtubeチャンネル
北見:私たちに「タイトルいい案があったら出してください」というお話をいただいて、みんなでそれぞれ調査して。
月野:みんなそれぞれの名前を入れ込んで、文章みたいになってるのが多かったですよね。
今まで二人だったのが三人なんで、三人の要素を入れるのが難しくてとっちらかったりして(笑)。
北見:雪月花は私もいいなと思っていて。
北大路:誰が言ったんだろ? 私じゃないのは確かです。
北見:私と、きいちゃんも言ってたよね?
月野:初回の座談会の前に、めちゃくちゃ気合い入れていっぱいタイトル案出して(笑)。
北見:そう、きいちゃんがすごく考えてくれてて。
月野:その中に「雪月花」っていう、北大路「ゆき」、「月」野きいろ、北見六「花」が入っていていいのではっていう。
北大路:すごくいいタイトルですよね。私たち三人のタイトルっていう感じで。
北見:でも、「雪月花」はいいけどその前の部分をどうしようってなって(笑)。
北大路:私は本当にこういうタイトルとかを考えるのが苦手で、全然力になれなかったことだけは覚えてます。
すごいタイトル出てきたーと思って。
月野:いやいやそんなことない。
北見:そんなことないと思うよ。
月野:どういうのがいいんだろうと思って、いくつか考えたんですけど。
北大路:なんか覚えてます?
月野:いくつか候補で提出したのを今持ってきてるんですけど、
ラノベタイトルみたいな「北見六花と月野きいろと北大路ゆきがブログ連載してみた。」(笑)。
ラノベとかYouTubeの配信タイトルみたいな。
北見:そっか、そういうのもあったね(笑)。
月野:「色とりどりの雪月花」。
北見:ああ、それ覚えてる。
月野:六花さん要素がめっちゃ多くなっちゃうんですけど、「北を見れば雪月花」。
北見:まあ「北大路」も北が入ってるから。きいちゃん要素が少ない……。
北大路:でもみんな分かりやすい要素があったのはよかったですよね。モチーフがあったから。
月野:そうですねえ。
北見:「声色」、いいよね。最終的にこの部分って気付いたら決まってた感じがあったんだけど(笑)。
月野:これは決まってました。
北見:決めていただいた感じかな。
月野:「声色」ってどなたが出されたワードですか? これは月野じゃなかったな。
北見:私でもないな。
月野:あ、じゃあゆきちゃん!(笑)
北大路:わかんない! メールを見返しても全然出てこなくて……。
月野:確かに、2年前の今日朝ごはん何食べたとか覚えてないから(笑)。
北見:昨日のことも覚えてない(笑)。
北大路:昨日何食べたっけ……。
北見:絶妙にいいタイトルをつけていただいて。
月野:いいタイトルになりましたね。エモい感じの。
北見:あいまいな記憶の中でついたタイトルですが……
月野:タイトルはそんな感じで、みんなで持ち寄ったのをいい感じにまとめていただきましたー。
北見:そんな「声色雪月花」ですが。
月野:コラムって今まで書いたことありました? 私はなかったはず。
北見:えー、あったかなー。
北大路:私はコラムはないですね。作品単発でインタビューに答えるとかの、
このゲーム について、 みたいなのはありますけど、こういうふうに声優コラムみたいな感じで、
自分の想いや考えまで入れ込むようなものは初めてで、 毎回とっても、とっても大変でした……
ご迷惑をおかけしたなーって。
北見:私も初めてだったかも。ご迷惑をおかけしたなーというのは私もすごくあるんだけど。
月野:原稿制作の秘話などって感じですね。
■原稿制作の秘話について
北大路:はい! お熱がよく出ました。
月野:わかるー!(笑)
北見:「知恵熱?」って聞いたらリアルに熱が出たって言ってて(笑)。
北大路:普段使わない頭を動かすんでしょうね。
終わった後、なんかぽやぽやするって思って。
月野:最高、何度まで上がったんですか?
北大路:この前……この前っていうとどれ書いた時かって感じですけど、
38度いかないぐらい。
北見:結構出てるよそれ!? わりと大丈夫? って心配になるレベルの熱だよ!?
月野:ちゃんと発熱してる!
北大路:「書き終わった!提出!……パタ」みたいな感じで。
でも、ちょっと寝たら全然治りました。
北見:きいちゃんは書くの好きそう。
月野:書くの好きなんですけど、ほっとくとめちゃくちゃ長くなるタイプで、すぐ1万文字とかいっちゃうんで(笑)。
北見:わかる〜!
北大路:お二人、すごくしっかり書かれてますよね。
月野:六花さん、毎回すごいキレイにまとまってるしー。
北見:違う、違うの〜。書き出すと止まらなくなっちゃって、全然まとまらずにただただオタクの想いを語ってるみたいになっちゃうから、
これはコラムとしていいのかみたいになっちゃう(笑)。でも、きいちゃんも同じような感じだよね? (笑)。
北大路:お二人はちょっとタイプ似てますよね。
月野:そうなんですよ。だらだら書いちゃうから、
自分の中で小見出しを箇条書きにして、「これについて語るぞ、ガー」「これについて語る、グワー」っていうのを繰り返しで。だから同じタイプです。
北見:最初の頃は、作品全体のことを書こうと思ってたんだけど、そうすると際限なく長くなっちゃうから、
これはちょっとと思って、自分のキャラクターを中心に書きつつ、という書き方にしてたけど、それでもだいぶ長くなったりとか。
月野:ネタバレ配慮してなお長くなる(笑)。
北大路:言い回しを遠く遠くしていくと。
月野:我々みんな、ネタバレ配慮しなきゃヤバい作品がちょこちょこありますから。
北見:毎回、どこまで書いていいですかって聞いていただいてた気がする(笑)。
北大路:ネタバレしないで書くって難しいですよね。
私はそれで伝えたいことがあるんですけど、上手い言葉が出てこなかったり、
これは書いていいのかって悩んじゃったりして書く時間より、
うーん……って考える時間がすごい長くなっていったなって。
北見:発売前の作品か発売直後の作品かによっても変わってくるし、
私はすごい古い作品を書かせていただいたりもしたんだけど、
それでもどこまでネタバレOKかなっていうの悩んだりして。
北大路:発売直前のタイトルを出してしまった時、一番忙しい時期にコメントを出していただいて
本当にごめんなさいという気持ちになりました。
北見:各メーカー様に毎回コメントいただいてたもんね。ありがたかったよね。
でもやっぱり発売直前のやつが一番ネタバレ困るよね。
書きたいことってネタバレ以降じゃん、絶対(笑)。
月野:そうなんですよ(笑)。なんとかがんばって体験版まで。
北見:ここからのこと書きたいのにーみたいな(笑)。
月野:「この後、どうなっていくのか?」みたいな(笑)。
北見:最終的に「ぜひプレイしてみてください!」みたいになっちゃう(笑)。
みんな同じようなこと悩みながら書いてたんだね。
月野:あと、変なジンクスみたいなのがあって、スケジュールが詰まってる時に限ってお当番がくる(笑)。
北見:わかる(笑)。
月野:「なんで先月じゃないの? 先月ならちょっと余裕あったのに」って(笑)。
テンパりながら、「よし書いた! ENTERキー、パーン! 提出!」ってした後に、
書き切った満足感でお二人の質問忘れるんですよ(笑)。
北見:なんか必ずやらかしてるんだよね、私も(笑)。
月野:送った後に必ず「ご質問をお願いします」って返信があって、
また今回も今回もって(笑)。
北見:でも、この三人って結構共演があったから、
自分のお当番の時に二人からコメントをもらうとか、そういうのができるのってすごい尊いと思って。
北大路:ここで言いたい!
北見:なんでしょう、ゆきちゃん!?
北大路:私も「SMEE Vocal Cover Collection」に出ているのに、
きいちゃんが「Vol.1」で、そのタイミングでは私はまだ発表されてなくて、
言えなくて六花さんのコメントを「いいなぁ……」って見てました。
月野:1の時点ではまだ4以降はどうなるかわからないみたいな。
北大路:でも、バリバリ録ってました!
北見:あるよねー(笑)。ゲーム自体の収録は終わってて発売近いけど言えないとか。
月野:公式サイトに載ってないな、みたいな(笑)。オトナの事情がありましたね。
北見:タイミングでこの作品を書きたいけど書けないなぁみたいなのもあったしね。
月野:作品選出が難しかったですよね。お当番の都合で、来月ならちょうどいいんだけど、3ヶ月後になると……。
北見:三人だから3ヶ月タイムラグがあるんだよね。まだ言えないけど、次にするとだいぶ遅いかなとか(笑)。
月野:そういうのがいっぱい。みんな同じ想いだったのがわかってうれしい。
北大路:自分のブログでもちょっと書いちゃったんですけど、こういうふうに一つの作品について深掘りというか、
改めて自分の演技を見直す時間が自分だけだったらやらない、人に見せるところまでもっていかない。
自分の中で日々いろいろ思って生きてはいたとしても、人に見せるまでには昇華していな かったので、
書いてるうちに「こういう気持ちだったんだなぁ」とか気付きがあったりして。
北見:収録の時には気付かなかったけど、改めて客観的に文章にする時に、
「これってこういうことだったんだ」っていうのはあった。
北大路:私はすごく毎回がんばって取り組んでいたんですけど、がんばった時間も無駄じゃなかったなって。最初の頃は全然自信なくて……。
北見:えー!? 毎回すごいいいこと書いてたよ。
月野:刺さる! みたいな。
北大路:正直、私はこのコラムが始まった頃って「3ヶ月に1回コラムを書けるほど作品に出続けられるのかな。そもそも2年後、声優できてるのかな」って……。
北見:いやいや、だってその後すごい出たじゃん。
月野:大ブレイク!
北大路:キャスティングしてくださったみなさんありがとうございます。
月野:ありがとうございます! 今後もこの3人の共演をなにとぞ(笑)。
北見:誰に向けて言ってるのよ(笑)。
私、自分のコラムを書く時に、ゲームをやり直してて、そうしたらゲームが面白くて止まらなくなっちゃって(笑)。
北大路:書く時間が〜!
北見:そう! 書く時間がない! 毎回ものすごい時間がかかってて(笑)。
月野:しかも、プレイして熱が再燃した状態で書くと文章が余計に長くなりますよね(笑)。
北見:ここも書きたい、ここも書きたいってどんどん出てきちゃう(笑)。
北大路:ちなみに、お二人は締め切りは守れる感じですか?
北見:それに関しては、ごめんなさい…。
毎回、ご迷惑をおかけしました……。
月野:月野も「夜が明けるまでは○日だ」って(笑)。
担当の方に「今、執筆中なので明け方までには……」って(笑)。
北大路:「明日の朝までには」みたいな。
月野:誤字の修正とかは初稿がお戻しされてから直す感じの、ギリのギリで(笑)。
北見:こんなに書かなきゃいいのにって思いながら、自分で書いて時間かけちゃうんだよね。
月野:私の場合、『アインシュタインより愛を込めて』 の時がやり直してやったので。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第8回『アインシュタインより愛を込めて』月野きいろ
http://blog.getchu.com/archives/52319866.html
北見:あのゲーム、面白いよね。
月野:ネタバレを超気にしなきゃいけないんですけど、アペンドが出るっていうタイミングで書かせていただいたので、
本編を全部やり直して、熱量がMAXの状態でやったので止まらない(笑)。
本編とアペンドのことを両方書きたいし、めちゃくちゃ長くなって、「みんな読むの大変だな、ごめんなさい」と思ったんですけど、
結果ファンの方たちに喜んでいただけた記事になったので、よかったな、苦労したかいがあったなと思いました。
北見:読んでくれた方からの感想って見聞きしたりした?
北大路:最近書いたやつはコメントしてくださった方がいて、すごいうれしかったです。あ、読んでる人いたって思って。
北見:結構書いてくださってた方いたよ。
月野:みんな読んでくださってる。
北大路:ありがたい。
北見:こうやって自分の出た作品とかキャラクターを深掘りして、
ユーザーの方に見ていただく機会って全くなかったから、「自分がハマったきっかけになったキャラのことを深掘りしてくれるのうれしいです」って感想を結構いただいて、それはありがたかったなと思って。
月野:自分発信でセルフでやるんじゃなくて、こういう場で公式さんに協力してもらってやるというのがなおさら貴重な経験だなって思いました。
北見:そういう作品に対する想いとか見解って、言う場もなかったし、あんまり言っちゃいけないのかなみたいなところがあったから。
あんまり他の作品との熱量の差があるように見えるのもアレだったから、きちんと作品を取り上げますって書けたのはありがたかったなって。
月野:さっきのゆきちゃんの言葉じゃないけど、感覚で演じちゃうことが多いから、あえて言語化することによって自分に対しても返ってくるものが多いなと思って。
ふんわりしていたのが言語化することによってしっかり認識できるっていう。その言語化が難しくて、オーバーヒートするんですけど(笑)。
「これ、日本語だとなんて言うんだ?」みたいな(笑)。
北見:言いたい言葉が出なくて、語彙力ないなっていつも思うんだけど(笑)。
月野:文字だと身振り手振りできないから(笑)。
北見:ノリだけだと「エモーい」「尊い」で済むんだけど、どうやって文章にしようみたいな。
北大路:すぐ「尊い」って書いちゃいます。
北見:でもある程度フランクに、固くならずに読んでほしいなというのはあったから、
その辺のバランスはちょっと考えてたかな。
月野:難しかったけど、楽しかった2年間。
北大路:もう締め切りに苦しくもこともなくなる。
月野:ほっとするような、さみしいような。
北見:ねー。でも、ちゃんとお当番っていってさ、期限決めてもらってやらないと、ホントに書くことなかったと思うから。
北大路:そう、締め切りがないと永遠に終わらないタイプなので、締め切りは大事です。みなさんも締め切りは守りましょう!
北見:すみませんでした(笑)。
■コラム掲載作品について
月野:イタタタタ(笑)。みんな8作品は書いたんですね。
北見:そんなに書いてる!?
月野:ゆきちゃんがね、「何月何日 六花さん 何々」ってまとめてくれてるのがあって、振り返るのにありがたく見させてもらってるんだけど。
北見:3人で2年やってるんだもんね。
北大路:今回が第26回! ようやった!
月野:称えたいですね。走り切った。これで「雪月花」だけじゃなくて、
げっちゅ屋さんでの声優コラム自体がおしまいみたいで。
北見:そうそう。本当のトリを飾らせてもらったんですよ、この三人で。
北大路:やばい! なにかちゃんとしたことしゃべらないと、
マジメなことしゃべらなきゃ!
月野:そういうの苦手だから、六花大先輩に……(笑)。
北見:え、もう締めちゃう感じになっちゃう?(笑)
月野:まだまだしゃべりましょう!
みんないろんな作品を書いてて、共演作もあれば、そうじゃない作品もあって。
北見:共演作多かったのがありがたかったし、うれしかったなぁ。
月野:初回から三人出てるという理由で、『Making*Lovers』を書かせていただいて、
結城朱里ちゃん、人気キャラでLINEスタンプにもいるんですよ(笑)。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第1回『Making*Lovers』『同級生リメイク』北大路ゆき、月野きいろ、北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52304968.html
北大路:サブキャラなのに。
月野:人気が高い(笑)。
北大路:朱里ちゃんがきっかけで、後々『ハレキン』とかやらせてもらえたりしたので、すごく思い入れの強い作品になりました。
北見:そう考えると、2年ってすごい長いね。
北大路:『ハジラブ』もあったね。
北見:そっか、『ハジラブ』もあった。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第5回『ハジラブ -Making*Lovers-』月野きいろ
http://blog.getchu.com/archives/52314395.html
月野:『星の乙女と六華の姉妹』。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第12回『星の乙女と六華の姉妹』北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52327150.html
北大路:あー、そうだそうだ。
月野:みんな出てる。
北大路:私、珍しくいじわるな役で……
北見:そう、私あれびっくりして! 「CV:北大路ゆき」ええっ!? ホントに!? って(笑)。しかも京都弁で!
北大路:京都弁というか、京都“風”ですね。
北見:私、最初聴かせてもらった時にゆきちゃんって知らなくて、
「めちゃくちゃうまい! ええっ、ゆきちゃんじゃん!?」ってすごいびっくりした。
北大路:やった、ほめられた!
北見:感動したんだよね。「ゆきちゃん、京都の人じゃないよね?」って。
確認した気がする(笑)。
北大路:めっちゃ楽しかったです。やっていいよって。
あ、六花さんそのキャラのマネしてますよね、作中で。
北見:そうそうそう。
北大路:それが超うまくて!
北見:マネしなきゃいけなかったから、その子のセリフを聴かせてくださいってお願いして
北大路:あっ、それで聴いたんですね!
北見:そう。何も聴かないでやったら、私のオリジナリティが過ぎてしまいますからって。(笑)
北大路:それが似てるのがめっちゃ面白くて。
北見:収録あるあるかもしれないけど、誰々のキャラのマネをして自分のキャラがしゃべるというシーンがある時に、
収録のタイミングの都合で前の方がまだ録ってないことがあって、まだキャラができあがってない時に「え、私発信?」ってなることがあって「んー、どうしよー」ってなることがあるんだけど、この時はゆきちゃん録ってくれたから助かった(笑)。
北大路:私、まさしくそれありました! とある作品で、ヒロインだから一番最初に録ったんですけど、
「まだ録ってないんですけど、これを○○さん(声優名)風に読んでください」って言われて、無理だよ〜! って思って……
北見:その方がどういう芝居するかもわかんないもんね。
北大路:しかも、聴いてマネならいいんですけど、聴いてないのに先輩のマネするのは、やりづらいと思って。「あの、後で録り直しでもいいので」って。
月野:同じシチュエーション、最近あった(笑)。「○○ちゃんはどうやるかな、でも収録まだでキャラチェックもまだだから完全に想像でやるしかないな」って。
しかも、ト書きで「モノマネが上手」って書かれてて、やめてー!って(笑)。
これで全然違ったら怒られるの私なのに(笑)。
北大路:「モノマネが上手」はつらい。
北見:しょうがないんだけど、できればマネがあるシーンは後に録らせてほしいって切実に思う(笑)。
月野:これは切実(笑)。だいたい、サブ・モブは収録順が後になりがちですもんね。
場合によるけど、基本的にそういうことが多い。
メインを固めて、そこから作っていくっていう。
北大路:作品の方向性がそこで決まりますもんね。……となるとしょうがないんですけど。
北見:ゆきちゃんの時もまだその後も収録があったから、「全然違ったら後日録りなおさせてくださいー」って言ったわ(笑)。
北大路:でも完璧でした!
月野:さすりっかさん! でも、ゆきちゃんは言えなかったけど、「ボーカルコレクション」はみんな参加してて。
三人いっしょじゃなくても、二人かぶりだともっとありますよね。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第14回『SMEE Vocal Cover Collection Vol.01 月野きいろ』月野きいろ
http://blog.getchu.com/archives/52330013.html
北見:私、きいちゃんも出てる作品でコメントをお願いしたかったんだけど、
私が長く書きすぎちゃってこれはダメだなと思って、お願いできなかったことがあったんだよね(笑)。
月野:『華は短し、踊れよ乙女』とかですか?

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第18回『華は短し、踊れよ乙女』北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52337614.html
北見:そうそう!
月野:二人メインで。
北見:そうそうそう。止まんなくなっちゃったやつ(笑)。
月野:あれ、止まらなくなりますって! めっちゃよかったから! 大正ロマン。
北見:そうそう。振り返っちゃうね、全部の作品。
月野:女装男子、乙女シリーズがずっと続いてくれてて、なおかつ私も六花さんも主人公を経験してるから。
北大路:私もやりたい(小声)。
北見:だから誰に向かって言ってるの(笑)。
北大路:北大路ゆきです、私も女装男子やりたいです。
月野:ゆきちゃんの女装男子聴きたーい!
北大路:女装男子したーい!
月野:でも、ensemble SWEETさんのほうではメインヒロインはやってるし。
北大路:あ、そうですね。あれすごいですよね。男の子のほうも声がつくっていう。
北見:そう、しかも男の子だけでアイドルユニット組んだりするの!
さらにはミニゲームも出たり。
北大路:しかも全員かわいい!
月野:私が最後に書かせていただいた記事も、その『乙女が奏でる恋のアリア』と『シャイニー・シスターズ 〜女装主人公アイドルプロジェクト〜』で、思い入れは強いですね。
最後にするタイトルって、決めるの大変でした? 私はやっぱ一番思い入れがあるタイトルにしようと思って『乙奏』と『シャニシス』にしたんですけど。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第23回『乙女が奏でる恋のアリア』『シャイニー・シスターズ』月野きいろ
http://blog.getchu.com/archives/52349642.html
北見:実は、担当回が最後っていうのタイミング的に言えなかったんだよね。
月野:そう、言えなかったんですよ!
北見:なので、あんまり「とっておき」みたいな作品を持ってくるのもアレなのかなって思ったりとか。
北大路:私は何も考えずに「最後です!」って
北見:ゆきちゃんの時はオッケーだったよね(笑)。
私は言えないタイミングだったから、どうしようと思って、でも最後になっちゃうから
どうしても代表作を書きたくて、「10周年だから」と強引に理由付けして書かせてもらっちゃいました。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第24回『天色*アイルノーツ』北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52353359.html
月野:『天色*アイルノーツ』もすごいファンが多い作品だからいいと思います。
あ、そうだ、私の『乙奏』書かせていただいた回が12月28日掲載だったんですよ。
前日の12月27日が塚原いずみちゃんのお誕生日だったんですよ。
そういう意味でも『乙奏』にするしかないなって(笑)。
北見:改めて、いろんな作品あったね〜。
月野:懐かしくなっちゃう。
■他のメンバーのコラムを読んで気になった作品について
北見:自分以外の方の記事で、この作品がすごく気になったとかある?
月野:全然ありますよね。みんな興味を持たせる記事の書き方がお上手だから(笑)。
北大路:でもこのコラムを読んでやりましたという人がいたらうれしいなって。
知るきっかけになってくれたらうれしいなとは思ってましたね。
北見:うん、それはホントに思う。それが目的でもあるしね。
月野:それでいうと、全部になっちゃうんだけど、特にというと誰かな……。
六花さんだと、『QUALIA』と、『槇村葉月の恋語り』。やっぱり六花さんが単独で出てるやつだと。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第6回『QUALIA 〜約束の軌跡〜』北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52316504.html

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第9回『槇村葉月の恋語り』北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52321324.html
北見:わー。嬉しいな。どちらもヒロイン一人のミドルプライス作品だったの。
月野:六花さんのお芝居が終始堪能できる。
北見:やだ、すごいプレッシャー(笑)。
月野:それだけでもやりたい! と思うのに、あのコラムを読んだらなおさら……。
北大路:やりたくなっちゃいますよねー!
北見:そう思ってもらえたならすごく嬉しいな。
複数ヒロイン作品だと、まずキャラクターの紹介をしていくだけでも結構文章使っちゃうもんね(笑)。
月野:1行ずつでも5行(笑)。
北見:そうそう(笑)。
でも、数行程度の紹介じゃこの子の魅力はこんなものじゃないんだーって、いつも申し訳なく思ってて。
そんな中で、単独ヒロインの2作品をたまたまやらせていただいたから、ヒロインの魅力もしっかり紹介しつつ、
作品の世界観もたっぷりオタク語りさせていただけてめちゃくちゃ楽しかったな(笑)。
月野:どっちもパッケージのイラストだけでもオーラがすごくて、
メーカーさんの作品愛も大きいなって外から見てても感じたので、そういう作品はやりたくなります。
北見:わーうれしい。そうそう、考察しちゃうんだよ。勝手な考察を(笑)。
偉そうに語って書いてるけど、解釈が間違ってたらどうしようと思いながら(笑)。
月野:楽しいですね。演者的な考察。
北見:そうなの。ストーリーがしっかりしてるから、考察がものすごく捗ってしまったなぁ(笑)。
月野:それでいうと、ゆきちゃんのタイトルで気になったのもお話しっかりしてる系で、『アンレス・テルミナリア』。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第13回『アンレス・テルミナリア』北大路ゆき
http://blog.getchu.com/archives/52328726.html
北大路:ありがとうございます。
月野:ど真ん中のね。
北大路:大変だったけど、楽しかったな。たくさんしゃべりました。
月野:オーラ半端ないし、物量も半端ないんだろうなって(笑)。
北見:確かにセリフ量すごく多そうだった!
北大路:あ、でも、年々、分量が減ってるっていうか。
前はもっと1作品のセリフ量がすごかったというお話を聞くので、
「すごい分量」って言っても「いやいや全然だよ」みたいな。
そうか、やっぱり時代を築いてきた方たちってすごいなって……
月野:月に何十本なんて時代が。
北見:ありましたねぇ。
月野:私はそこは経験してなかったですけど。
北見:いや、でもきいちゃんもいっぱい出てるよ。
月野:私がデビューした頃にはもうそういう時代はちょっと過ぎてたかなって。
北見:きいちゃんの担当した作品だとどれかなー。
月野:いっしょのも多いですけどね、わりと。
北見:『AMBITIOUS MISSION』面白そうだなと思った!

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第17回『AMBITIOUS MISSION』月野きいろ
http://blog.getchu.com/archives/52335803.html
北大路:『アンミツ』なんか最近ありませんでしたっけ?
月野:うん、アフターストーリーが今度、1、2って出ます。
北大路:あれ、絵がすごく好きで。
北見:世界観がすごく面白くて、興味湧いたなぁ。
月野:怪盗ものってなかなかないですもんね。
予告状の演出とかもあっておしゃれな、いちいちデザインがかっこいいんですよね。
そんな中、私が担当した子はあんまり怪盗稼業に絡んでこない(笑)。
北見:ギャルだもんね。きいちゃんのギャルって珍しいなって思って。
月野:そう、珍しいんです!
北大路:私、ギャル好きだからうれしいです! ギャル好きなんです!
月野:おしゃれ番長やりました(笑)。
北見:ギャルなのにいい子っていう。
月野:オタクに優しいギャルやりました(笑)。
北大路:ギャルに悪いやつはいない!
北見:そうね、間違いない(笑)。
月野:周りが萌え萌えした感じの子が多い中で、挑戦的なヒロインをやらせていただきました。
北見:考えてみると、みんなわりと幅広くいろんな役やるよね。
月野:そうですね、役柄幅広いですね。
北見:みんな「こういうタイプを担当することが多い」ってならなくて、わりとタイプが違うのをやってらっしゃって。
月野:ゆきちゃんもダウナー系強いのかと思いきや、わりとキュピ! みたいなのもやるし。
北大路:わー、ありがとうございます。
月野:『アイこめ』もね、ダウナー系で。
北大路:作品出て、それで「あの作品見てキャスティングやってもらいたいと思ったんです」って言ってもらえるのがすごくうれしくて、
きっと作品が自分の名刺代わりというか、自分の活動を広げてくれるなってすごい思います。
北見:二人ともすごい器用タイプだから、どこにキャスティングしてもできそう。
月野:六花さんが何を(笑)。
北見:たしかに、私もどっちかというと幅広くやるタイプかもね。
北大路:私、『同級生リメイク』の六花さん! なんで、六花さんをモブに使うんだっていうところからなんですけど、ホントに大好きなんです! もうホントに! やりながらホントに爆笑して。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第1回『Making*Lovers』『同級生リメイク』北大路ゆき、月野きいろ、北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52304968.html
月野:モブ何役なんでしたっけ?
北見:15(笑)。
月野:いろとりどり(笑)。
北見:私、ツイキャスでも話したんだけど、『同級生』のリメイク前がすごく好きで、
どうしても出たくて(笑)。でも今回はご縁がなくてお話がなかったので……
あらゆるところに「せめてモブで関われないですかね?」ってお願いして(笑)。
月野:そこでつかみ取るガッツがすごいなと思って(笑)。
北見:ホントに出たかったのー!
そしたらありがたいことに「そんなにやりたいなら…」ってお話をいただけて。
しかも15役も!(笑)
これは、いっぱい来たぞと思って(笑)
めちゃめちゃ楽しんでやらせていただきました(笑)。
月野:爪痕を残して(笑)。すごい味の濃い人々を(笑)。
北見:濃ゆい人しかやらなかった(笑)。
月野:これがプロの仕事かーって思いながら(笑)。
北見:もともとの『同級生』って結構古い作品だから、ギャグテイストとかも古かったりするじゃない?
今時語尾に「スケベ」って、つけてしゃべる人いないよー、と思いながらも、
どうやって料理しようってワクワクしちゃった(笑)。
月野:でもモブ楽しいですよね。
北見:モブ楽しい。ホントに楽しい。
北大路:自由ですし。
北見:ヒロインやる時って、どこかしら愛嬌というか、かわいらしさを必ず残そうと思うけど、
モブはむしろ、そういう部分は気にせずにとにかく全力でやろうって思って(笑)。
月野:一般通過モブって感じで通り過ぎていくから(笑)。引っかき回すの楽しいですよね。嵐のように。
北見:いろんなのできるのが楽しかった。
月野:個性を消すのが求められるモブもいれば、かき回すのもいて。
北見:何役気付いてもらえるかなとか思いつつ、発売日に「どこまでわかりました?」ってユーザーさんに聞いてみたりしたな(笑)。
月野:「誰がどのモブの担当でしょう?」みたいなクイズをやってるメーカーさんもありました。
そうだ、Sonora さんの『ウチはもう、延期できない。』だ!
発売後アンケートにモブキャラ声優クイズを組み込んで企画にされてて、
あれは面白かったですね(笑)
北見:基本的に、ヒロイン役にキャスティングされたらモブをやることってあんまりないよね。
月野:ないです!
北見:昔はあったんだよね、たまーに。人手不足で(笑)。
あと一言二言ぐらいだったら当日現場で「やってもらえる?」っていうのがあったりして。
月野:別のルートだと絡まないしみたいな。
北見:そうそう。それに、モブをやると作品の世界を違う目線で見れるよね。
月野:「一般人から見るとこの二人こう見えてる」みたいな。
北大路:モブをやりたいと言っても、ヒロインをやってると止められること多々ありみたいな。
北見:それはそうだわ(笑)。
月野:「意味」が出てきちゃうもんね。
北大路:「こいつ後々、何かあるのか……?」って。
北見:伏線みたいになっちゃうからね。どんなに変えてやっても、どうしても耳がいい方はわかっちゃうからね。
北大路:最近のメインで出てない作品で「あ、これ北大路さん出てる」って言ってくれるのもすごくうれしいんですけど、
まだ全然現場にあまり出てない頃の作品で「北大路ゆきだ!」って言ってる方がいて、めっちゃすごいと思って。
自分が聴いてもよくわからないのに……
北見:有名になって、知ってもらってから改めて、「この人の過去の作品を調べてみよう」って思ってもらえるの嬉しいよね。
ヒロイン以外で出演させていただいた作品も含めると本当いっぱいあるもんなぁ。
北大路:ここで取り上げてない作品もたくさんありましたもんね。
月野:選ぶのホント苦労して。この月、なんで3本あるのとか。嬉しい悲鳴!
北見:自分が出てない作品でも書きたいのあったりもしてね。
ただのオタクムーブなんだけど(笑)。
月野:わかります。「今月の注目作!」みたいな(笑)。
北大路:「私が初めてやったゲームはこれ」。全然出てないし、関係ないけど!!
北見:それガチでおすすめのやつだよね(笑)。
確かにいっぱいあるよねぇ名作が。
月野:公式のお許しがあればいくらでも語りたいです。
北見:なかなか語れる場ってないよね。
月野:メーカーさんがやってるラジオがあればいいんだけどないし……。
北見:ましてや、自分が出てないゲームを語る場はない(笑)。
月野:それこそ、六花さんが『Clover Day's』語ってましたけど、
あれとか無名時代にモブで出てましたもん。デビューほやほやで。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第21回『Clover Day's』北見六花
http://blog.getchu.com/archives/52343741.html
北見:え、そうなんだ!? デビューほやほやだった?
月野:「行ったことないスタジオ!」みたいな。
当然、スタッフさんも私のことなんて知らないし。
しばらくたってから、メインヒロインで出た時にそのスタッフさんに再会して、
「実は『Clover Day's』出てて……」「えっ、じゃあモブ録ったんだ」みたいなことがありました。
北見:「きいちゃんを探せ」だ。
月野:それこそ語尾に「スケベ」がつくようなキャラなら覚えてるけど、「女生徒A」とかだと、どれだっけみたいな(笑)。
後、『乙女』シリーズ続いてるって話がありましけど、ゆきちゃんが出てる
『放課後シンデレラ』も『2』が出たりとかね。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第10回『放課後シンデレラ』北大路ゆき
http://blog.getchu.com/archives/52322925.html
北見:そうそう。続編が出た作品も多かったよね。『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』もね、
ゆきちゃんに書いてもらえるタイミングで無事に発売されてよかった(笑)。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第25回『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』北大路ゆき
http://blog.getchu.com/archives/52355481.html
北大路:これ以上延びたらコラムどうしようかと……!
北見:それね(笑)。なんで言っちゃいけないのかな?
月野:でも2回延びてるのかな(笑)。
北大路:11 月発売予定で、1月発売になって、2月発売でした。
月野:沈黙の時を経て。
北大路:Twitterで調べてると、「本当に出るのか?」って言ってる人が多くて、
「出るよ、だって録ったもん」って思いながら。
月野:トレンド入りとかしてて、本当に注目度が高いなって。
もしもう1作あった際には、モブでいいんでよろしくお願いします(笑)。
北見:何年後になるかわからないけど(笑)。
北大路:また7年後か8年後なのかなぁ。
月野:それまでがんばって、現役でいられるように生き残ります(笑)。
北見:よし、次回作にはみんなで出演できるように8年がんばって、
みんなで続けましょう!
■バトン「10年後どうなってると思いますか?」について
北大路:その関連で、みんなでコラムの最後にバトン質問をやってたじゃないですか。
それについて聞きたいなと思いまして、
「10年後どうなってると思いますか?」
「どうありたいですか?」自分自身とか、ゲーム業界とかを好き勝手に。
北見:10年後かー。自分としては10年後も、声優を続けられてるといいなぁ。
モブ専用とかでもいいから続けてたいね。
月野:もったいなさすぎる(笑)。
北大路:一生ヒロインやってください!
北見:「モブといえば北見六花」と書いてもらえるように(笑)。「また北見が、モブでいるぞ」みたいな(笑)。
月野:有名エキストラの人みたい(笑)。
北見:「いけます!」「あったまってます!」「どんな声でもやれます!」(笑)。
月野:おいしいですね。いつも野次馬の先頭にいるな、みたいな(笑)。
北大路:楽しそう!
北見:続けてたいね。やっぱりお芝居好きだし、美しょゲー好きだし。
ずっと今までのように楽しく関われていたらいいなと思うけど、美しょゲー業界自体が10年後どうなってるかわかんないもんね。
月野:そうなんですよね。10年前、今の状況想像できなかったですもんね。
配信が流行って、音声作品のダウンロードコンテンツっていうんですか、そういうので販売が主流になって。
北見:確かにそうだね。録り方は変わってないけど。あ! もしかしたら美少女ゲーム
自体が3Dになってくるかも!?
月野:あー、VRが当たり前みたいな。目の前にその子がいるみたいな。
北大路:すごくないですか!?
北見:VRってどうなんだろ。
月野:今もあるにはあるけど……。
北見:あるにはあるけど、まだそこまでは普及してないよね。
世の中にVRがもっと浸透してきたらそういうゲームも増えてくるのかな。
北大路:VRゴーグルをつけてキャラクターとおしゃべりできるって
いうゲームを体験したことがあるんですけど、すごいっすよ。
私に! 等身大のその子が……話しかけてくるんですよ!
月野:文章では伝わらないけど、今VRゴーグルつけたテイでゆきちゃんがめっちゃ左右をブンブン(笑)。
北見:そういう美少女ゲームもすでにあったりするし、今後増えてくると思う。
月野:あるにはありますもんね。
北見:でもあれって収録の時に全部バイノーラルで録ってるらしいから、しんどいよね(笑)。何千ワードも全部バイノーラルで録るの(笑)。
月野:確かに(笑)。バイノーラルだとみなさんご存じのモアイくんの周りに立ちっぱで。
北見:ぐるぐるしながら……。
月野:時には中腰になって。
北大路:腰やばいですね……。
月野:ヒザにきますな。
北見:満身創痍でバイノーラル収録4000ワードとか無理だわ(笑)。
月野:収録期間1ヶ月とかとってもらって(笑)。
北見:でも、そうなるときも来るかもしれないよね。
月野:私たちの未来予想というより、業界の未来予想みたいになっちゃいますよね。
北見:業界が変わると私たちの働き方も変わってくるわけじゃん。
月野:我々はいわば、付いていきますっていうポジションですからね。
北見:最近の変化でいうと、今まで台本は紙のみだったのが、データで頂くことが増えてきて。
それもあって「台本チェックはタブレット端末に変えました」って声優さんも増えてきてるのに、私はアナログな人間なもので。
タブレット端末で沢山の文章を読んでいるとなぜか、目が滑っちゃって全然読めないの。
北大路:すっごくわかります。今、私は挙手をしました。
読み違いが多いです、画面の方が。
北見:なんでかわからないんだけど、いつまで経っても慣れなくて困っちゃう(笑)。
でもきっと、これからは紙の台本をいっぱいいただいてっていう時代じゃなくなってくると思うのね。
役者側が環境を整えて、そっちに寄せなきゃいけなくなると思う。
北大路:でも、私は初めて、分厚い紙の束をいただいた時、すっごくうれしかったです。
月野:テンション上がるよね(笑)。
北大路:すごく重かったですけど。「ジャンプ1冊分ぐらいですかね」って言われて、「わかりました!」って。
北見:ジャンプで表現するの分かる(笑)。
月野:どこでもそうなんだ(笑)。
北見:「週刊じゃなくて月刊ですか」とか(笑)。
月野:「スクエアですか」とか(笑)。
北大路:結構重いなみたいな。
北見:そういうのも変わってくるのかなぁ。
月野:でもソーシャルで少なかったりしたらいいけど、やっぱりPCゲーみたいに分量が多いのは紙がいいですよね。
北見:そうなんだよね。あの「ページをめくる」感覚が大事というか。
月野:私、すごい付せんを貼って管理するので。紙じゃないとワープがしづらいんですよね。
北見:そうそう。何ページって言われた時、タブレットだとパッと飛べなかったりとか。
月野:あと、紙だと全体の50パーセント進んだとかわかりやすいですよね。
北大路:私も紙とデータで使い分けって感じですかね。
北見:今は分量が少ない時はタブレットにして少しずつ慣らしていってるんだけど、
分量がある時は紙台本に頼っちゃう。
時代にはついていけてないけど(笑)。
北大路:模索中です。完全にデータでやってる方に「どんなの使ってます?」って聞いて、付せんが付けられるアプリとかを教えてもらったりしてます。
北見:それこそバイノーラル収録になった時、大きなタブレット端末だと重いじゃん。
北大路:あれは紙の方がいいですよね。やる分だけ3枚だけ持ってとか。
北見:人によってはペラ音(紙をめくる音)が入っちゃうから、タブレットにしたよっていう人もいて。
月野:私、バイノーラルがんばってぷるぷるしてますよ、端末持って(笑)。
北見:私無理だー(笑)。それ用にちっちゃい端末を買う人もいるっていうし、じわじわ変わっていくんだろうなぁ。
月野:こうやって情報交換しながら適応していかないと。
北見:ゲームの収録じゃないアフレコは、昔はVHSで映像チェックをしていたんだけど、
それも変わっていったしね。
月野:VHS! VHSがDVDになり、今はストリーミング。
北見:VHSやDVDは「家の機器で再生する」という作業だからそんなに変わりはないけど、
最近みたいに「ストリーミングで」って言われても対応できないと仕事ができなくなっちゃうもんね……。
そういうのに柔軟に付いていける人間にならないとなぁ。
月野:お芝居はできるのに、そんな理由でできないですってなりたくないですもんね。
配信込みのお仕事って増えてくるんですかね?
北見:実況者みたいなこと?
月野:そう、自分の作品を実況してる人も増えてるし、六花さんもアニメの同時視聴とかやってるじゃないですか。
ああいうのを案件として織り込みしてやるというのが増えていったりするのかなって。
北見:メーカーさんによっては新しいことをやってみようっていうのはあるかもね。
でも生実況はいろいろ危険が付いてくるので(笑)。
月野:映せないものが映ったり(笑)。
北見:乗せちゃいけない音が乗っちゃったりとか、そういう危険があるから。
その辺を回避するために、家にきちんと配信スペースを作る声優も増えてくるかもしれないし、そういうのがある方が有利だったりするかもしれないよね。
月野:だんだん、配信OK用の体験版と普通の体験版を分けるメーカーさんも出てきて、
こっちでやればマズいところが映らないんで大丈夫です、みたいな。
北大路:私が出てる『推しのラブより恋のラブ』とかも、VTuberさんとかが配信する用のデータがあったりして、
体験版よりちょっと長いんですけど、みんな実況してねーみたいな。

声優コラム【ゆき、きいろ、りっかの声色雪月花】第7回『推しのラブより恋のラブ』北大路ゆき
http://blog.getchu.com/archives/52318389.html
北見:メーカーさんのプロモーションの方法もいろいろ変わってくるよね。今までは店頭でイベント打ったりしてたけど。
月野:やっぱりこのコロナ禍という状況で変わったんですかね?
北見:それもあるかもしれないよね。イベントとかお渡し会とかできなくなって。あと、ダウンロードで買う人も増えたから。
月野:ネット回線が強くなってるのね。ISDNとかではできない(笑)。
北見:無理だねー(笑)。
月野:ADSLとか(笑)。光回線じゃないと。
北見:ADSL? ピーガガガガガーみたいな(笑)。
月野:それはもっと古いやつ(笑)。パソコン通信じゃないですか(笑)。
それでいうと、昔台本がFAXでくるとかあったって先輩が。
北見:確かにあったね。台本全部じゃないけど……。
月野:急ぎの時とかに。
北見:FAXが1枚1枚の普通紙じゃなくて、ロールの感熱紙だったんで、巻き物のように台本が届いたという話は聞いたことある(笑)。
月野:そういう話は大先輩から聞きますよね(笑)。
きっと10年後も私たちが想像もしてないような。
北見:ものすごく大ーきく変わるというのはないかもしれないけど、少しずつじわじわとね。
月野:それでいうと、2023年が月野きいろデビュー10周年なんで。
北見:おめでとー!
北大路:ぱちぱちぱち。
月野:ありがとうございます。10年後というと20周年になるので、
「月野きいろ20周年いぇーい!」って言えるように、生き残りたいなって(笑)。
北見:じゃあまたこのメンバーで祝おうね。
月野:やった! 言質とりました(笑)。
北大路:祝いましょう!
北見:私は立派なモブ声優になる(笑)。
月野:ヒロインもやっててくださいよ(笑)。
北大路:後ろを追いかけてる我々も将来はモブになるのかなって。
北見:年間出演作のトップを取りたい。モブでいっぱい出て(笑)。
月野:ちょうど私が年末のお当番が多くて、「来年の目標は?」と聞いたりしましたけど、六花さんは「2023年だから23役」って(笑)。
北大路:月に2、3本。
北見:ヒロインだけだとなかなかハードじゃん、それ。
モブも含めてだったら何とか頑張れそう(笑)。
月野:モブとかソシャゲとか。
北見:ソシャゲも公表できたりできなかったりがあるから、その辺カウントが難しいんだけどね。
月野:難しいですよね。「私だよ、見つけて」と思いながら告知はできないとか。
北見:ソシャゲも増えるのかなぁ。
月野:PCゲーが最初声なしだったのが声がついていったように、ガラケーの頃のゲームは声がついてないかったのが、
スマホになるとフルボイスになったりしたので、変わっていくのかなと思いますね。
■まとめ
北見:そろそろいいお時間なのでまとめを。
月野:じゃあ改めて。この連載を始めるにあたって、最初お話をいただいた時、コラムをやったことがなかったってさっきも言いましたけど、ずっと憧れてたんですよ。
だからお話いただいた時はすごくうれしくて、月を見上げながらコンビニの外で唐揚げ棒を食べて、「じーん、やった私」って(笑)。
それで、いつもこの連載は二人でやってたのを知ってたので、相方誰になるのかなって。
北見:そこまで考えてたんだ(笑)。
月野:「決まりました! 三人です!」「三人!?」「六花さんとゆきちゃんです!」「いぇーーーーい!!」狂喜乱舞しました(笑)。
「最高のメンバーだ!!!」って(笑)。こうやってトリを飾ることができて本当に光栄だし、いい2年間だったなと思います。
ゆきちゃんはどうだった?
北大路:そもそもやり切れるとは思ってなかったので……。
北見:えー(笑)。
北大路:もしくは三人で回ってるのが途中二人になってたまに出てくるみたいな感じになったらどうしようと思ってたんですけど。
でも、やっぱりこういう機会をいただけて、自分で個人活動って私はあまりやってないので、私自身を知ってもらうじゃないですけど、
「こういうふうに思ってお仕事してます」みたいなのを伝える機会をいただけて、
すごくありがたいなと思いましたし、これを書いたからにはちゃんと仕事しないとなって。
ここに自分で強くこだわりを持っていきたいんだっていう気持ちを再確認して、
これからもがんばるぞって感じのエネルギーをいただきました。
ありがとうございます! 今回の目標は「がんばってしゃべる」だったんですけど……。
北見:全然しゃべれてるよ。
月野:全然しゃべってる。
北大路:ラジオとか生放送とかも終わった後に大反省会で、「あれしゃべればよかった」って毎回思うんですよ。
月野:反省するってことは成長できるってことだから。
北大路:くーーーーせんぱーーーい!!!! ついていきます!!!
月野:六花さんどうですか?
北見:私もコラムをやってみたいなって思ってたけど、思った以上に大変で。
大変だったけど、自分が出た作品と改めてきちんと向き合うと、
収録の時に気付かなかったことを発見できたりとか、制作さんの意図とか、キャラクターの魅力とか、
いろんなことに気が付けて、美少女ゲームって素敵な文化だなって改めて思えたし、
やっぱり声優の仕事好きだなって思わせてもらうきっかけにもなったので、本当に感謝しかありません。
今回でコラムが終わってしまうということで残念ですけど、今後は何か別の形で、できれば声を使って、
ユーザーさんに役者側の想いを届けられるといいなと思います。
大好きな二人と一緒に機会をいただき本当にありがとうございました。
月野:それじゃまたどこかでお会いしましょう!
北見:今後も出てる作品とかチェックしてくれたらうれしいです!
北大路:いっぱい遊んでください! 北大路ゆきでした!
月野:月野きいろでした!
北見:北見六花でした!
三人:それでは、バイバーイ!!!
●プロフィール
北大路ゆき(きたおおじ ゆき)
●関連サイト
北大路ゆきTwitter アカウント
北大路ゆきCi-en(ブログ)アカウント
●プロフィール
月野きいろ(つきのきいろ)
●関連サイト
月野きいろTwitter アカウント
月野きいろツイキャス アカウント
月野きいろCi-en(ブログ)アカウント
●プロフィール
北見六花(きたみりっか)
●関連サイト
北見六花Twitter アカウント
北見六花ツイキャス アカウント
北見六花Youtubeチャンネル
この記事へのコメント
1. Posted by ya 2023年04月01日 03:40
お疲れ様でした。楽しく読んでいました。このような場を設けてくださったげっちゅ屋様と皆様には感謝しかありません。今まで有難うございました。これからも応援しています。
2. Posted by ごましょう 2023年04月02日 02:49

お疲れ様でした!ありがとうございました!